何から始める自炊、おうちご飯~とりあえず食べる

自炊、おうちご飯を始めたいが、何をどうすればよいかわからない、という方は多いだろう。

平たく言えば、自分で作ればすべて自炊であるし、おうちご飯だ。

人に見せるものではないので、見てくれは関係ない。

とりあえず、食べられれば良い。

ここではそんな、見てくれはおよそ「ご飯」とは呼べないが、自分でとりあえず食べる自炊、おうちご飯の方法をご紹介する。

なお、ここでは熱源としてガスを想定している。

電磁調理器や、IH調理器を使用される場合には、鍋等は電磁調理器対応、IH調理器対応のものをご用意いただきたい。


1.自分で作れば自炊、おうちご飯

当然だが、自分で作って食べれば、すべて自炊であるし、おうちご飯になる。

ただ、とりあえずインスタントものに頼らず食べたい。

2.乾麺

自炊、おうちご飯で一番簡単なのは、乾麺だ。

    • うどん
    • そば
    • パスタ
    • ラーメン
    • そうめん

いろいろとある。

もちろん、インスタントラーメンも自炊、おうちご飯だ。

自炊、おうちご飯だが、もう少し安いものを取り上げる。

3.乾麺をゆでる

    • 鍋:インスタントラーメンを作る鍋よりも大きいものがよい。できれば、直径40CMくらいあると、たっぷりのお湯でゆでることができるのでよい。
    • 乾麺:今回は、そうめん300g
    • つゆのもと:安いものでよい
    • お箸
    • 食器:つゆのもとを入れる
    • スポンジ 洗い物
    • ふきん2枚 食器ふきと、テーブル拭き
    • 水切りかご

とりあえず、これだけあれば食べられる。

あなたが初めて自炊、おうちご飯されるなら、最初はこれで充分。

終りの方の四つは、今なければ無いでも構わない。

次回までに買い揃えればよい。

とりあえず、

    • 自分で手や足を動かして作った味

を味わっていただければよい。

始めから「あれも、これも」は疲れる。

少しずつ増やせばよい。

なお、具は入っていない。

始めから具を作ると、ややこしくなるので、今回は「具なし」だ。

4.もちろん、食器も

自炊、おうちご飯するときの盲点が

    • 食器

だ。

食べる方にばかり気が行くので、出来たものを入れる容器、つけ汁を入れる容器、食べる手段を忘れる。

特に、食べる手段は重要だ。

食べる手段とは、

    • はし
    • フォーク
    • スプーン

のたぐいだ。

ついつい、

    • 当然、家にあるはず

と考えるが、一人暮らしの場合は、むしろ無いことの方が多い。

万が一、いざ食べる段になって無いことに気がついたら、最悪、

    • 鉛筆
    • 棒きれ

でも十分食べられるが、最低でもおはしはあったほうがよい。

もちろん、割りばしでも良いが、エコを考えれば、普通のお箸のほうがよい。

5.乾麺を食べる

乾麺を買う。スーパーなどで売っている。安いもので充分。

種類によって、茹で揚がるまでの時間が異なる。

パッケージの裏に「ゆで時間」のように書いてあるので、確認する。

ゆで時間をできるだけ短くしたければ、そうめんが一番短い。

ゆで時間が長いのは、太さにもよるが、パスタはおおむねかかる時間が長い方だ。

6.そうめんを食べる

ここでは、そうめんを湯がく。

スーパーなどで、そうめんを買ってくる。

300gくらいあればよい。

7.お湯を沸かす

鍋に水を八分目くらい入れて、強火にかけ、ふたをする。

お湯が沸くのには、10分とか、かなり時間がかかる。

お湯が沸くまでの時間、待っていても仕方がないので、別の作業をする。

7-1.薬味

お湯が沸くまでの時間、包丁、まな板、ネギがあれば、ネギを切る。みじん切りだ。

もちろん、なければネギなし、薬味なしだ。

乱暴かもしれないが、ネギなし、薬味なしでもそうめんは食べられる。

7-2.どのくらいゆでるか

そうめんは、細い束に分けられている。

一束が50gだ。

食べる量は、好みだが、一番最初は全くわからないので、とりあえず6本、合計300g入れる。

とりあえず、6本入れるので、そうめんを束ねている腹巻きを6本分、お湯を沸かしている間に軽くはずしておく。

8.お湯が沸いたら

そうめんを投入する。

入れるときは、ばらまくように入れること。

バサッとばらまかずに入れると、くっついてしまう。

入れたら箸で軽くかき混ぜ、お湯が沸騰したら、火を中火にし、一分後に火を消す。

9.釜上げそうめん

そうめんというと、ざるにとり、水で締めて冷やしそうめんが定番だが、ゆで揚がった鍋をそのまま食卓に運び、鍋から食べる「釜上げ」でも全く問題ない。

今回は、ざるが無いので、釜上げだ。

器に、つゆのもとを入れ、水で適当に薄めて食べる。

器がなければ、コップ、紙コップでも十分だ。

10.洗い物

食べたら洗い物だ。

実は、自炊、おうちご飯でこれが一番めんどくさく、避けて通りたい作業だ。

しかし、避けてはいけない。

逆に、一番気合いを入れる箇所だ。

11.洗う順番

食べ終わった鍋をゆで汁をこぼさずにシンクに置き、そこにお箸や、食器をつける。

洗剤とスポンジが有ればよいが、なければないで洗う。

食器が浸けてある鍋のゆで汁を、食器が転がったりして割れないように注意しながら捨てる。

ティッシュペーパーを5枚くらい重ねて濡らし、食器の汚れ、ぬめりを拭っていく。

鍋の汚れ、ぬめりも拭う。拭い終わったら、食器を鍋に入れ、水を入れながら食器をすすいでいく。

鍋をすすぐ。

水切りかごがあれば、糸底を上にして伏せる。鍋も伏せる。

なければ、フキンもしくはティッシュで水気を拭っておく。

12.最初の自炊、おうちご飯

いかがだろうか?

乾麺を湯がいて、食べるという、一番てっとり早い自炊、おうちご飯をご紹介した。

ご紹介した方法は、はっきり言って人には見せられないし、勧められない。

しかし、食べたものは、きちんとしたものだ。

人に食べてもらうのではなく、自分が食べるもので有れば、とりあえずはここからスタートすればよい。

そして、次回までに、必要なものをそろえていけばよいのだ。

13.お湯を沸かす

今回作っていただいておわかりと思うが、お湯を沸かすには時間がかかる。

電気ポットなどで沸かす場合のと異なるのは、その量だ。

調理には、電気ポットなどで沸かす量の何倍もの量が必要なことが多い。

電気ポットで沸かすイメージで調理時間を計算すると、とんでもなく時間がかかることが有るので注意したい。

14.大きな鍋

今回は大きい鍋を購入したが、あまり大きいと、一人暮らしには不便というイメージがある。

しかし、そんなことはない。

なんでもそうだが、大きな鍋でたくさん作る方がおいしいというのがある。

それに、冬などは、大量に作って、つくりおきができるのがメリットだ。

ただし、数日間は同じものを食べることになるので注意しなければならない。

ちなみに、夏は作り置きはお勧めしない。

作った量をすべて保存できる冷蔵庫、冷凍庫が有れば別だが、そうでない場合には、腐ってしまう。

暑い時期、腐るのは予想外に早い。

ただ、鍋が大きいと、インスタントラーメンなど、一人分はものすごく作りづらい。

15.初めての一人暮らし

実家から出て初めて一人で暮らし始めると、実家のすごさに気づかされる。

それは、

    • 家事ツールがなんでもそろってる

ところだ。

まぁ、当たり前といえば当たり前すぎるのだが。

しかし、自分で生活するとなると、全部自分でそろえなければならない。

家事には、炊事、洗濯、掃除といろいろとあるが、とりあえず食べなければならない。

今回使用したツールは

    • 食器
    • はし

だけだった。

続けば、ぼちぼちご紹介していく。

なお、次回までに

    • 包丁
    • まないた
    • 水切りかご
    • ふきん 二枚
    • スポンジ
    • 洗剤
    • 洗い桶

は有った方がいいかもしれない。

16.まとめ

自炊、おうちご飯で簡単なのは、乾麺だ。

最初は乾麺からで充分。

大きめの鍋とお箸、食器があればなんとかなる。

これらは、自分で作って食べるための最低限のツールだ。

いろいろなものをそろえるのは、始めてからでも遅くない。

自炊、おうちご飯をお考えの方。

参考にしていただきたい。

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