半身浴。
浴槽の半分くらいにはったぬるめのお湯に、おへそのあたりから下をつける入浴方法だ。
10分から20分程度つかることで、全身がぽかぽかと温まる。
つけているのが全身ではないので、疲れることなく、リラックスできる。
そんな半身浴だが、一方で
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- 寒い
- ぜんぜん温まらない
- 風邪を引いた
などの声も多い。
どういうことだろうか?
効果が高いといわれてる反面、逆の声があるのはどういうことなのだろうか?
高い効果を得るのは、そんなに難しいことなのだろうか?
ここでは、半身浴で高い効果を得る方法をご紹介する
1.半身浴で効果を得られない理由
結論から申し上げる。
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- お湯の温度が低い
だ。
熱湯である必要はないが、ある程度
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- 熱い
と感じる必要がある。
2.熱いお湯が必要な理由
体が冷えているからだ。
お風呂に入る理由はいろいろあるが、その一つに
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- 冷えた体を温めること
がある。
温かい湯船に体をつけると、体がどんどん温まってくることがわかる。
と同時に、湯船のお湯はどんどん冷たくなっていく。
3.お湯の温度が下がる理由
理由は二つある。
一つは
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- お湯が冷めること
で、もう一つは
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- 冷たいからだで冷やされるから
だ。
3-1.お湯が冷やされる
体が温まるということは、
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- 温かいお湯が冷えた体を温める
ことだが、これは
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- 冷えた体が温かいお湯から熱を奪う
ことを意味する。
体が冷えていれば冷えているほど、お湯はどんどん温度が下がる。
当たり前だ。
体が温まると、お湯はすっかり冷めている。
3-2..あらかじめ熱くしておく
だから、半身浴をする場合には、あらかじめお湯の温度を高くしておかなければならない。
はじめからぬるいお湯だと、体も温まらないし、お湯もどんどん冷たくなっていく。
寒くて当然だ。
3-3.上半身は冷やされる
そして、上半身は冷やされていることに注意しなければならない。
お湯に浸かっている下半身を血液が通過する。
その血液は上半身に向かって進む。
温かい血液は、温度の低い上半身を温めてくれるが、その代わりに温度が低くなる。
そしてまた、お湯に浸かっている下半身に向かう。
お湯が温めるのは、下半身だけではない。
上半身も、間接的にだが温める。
だから、お湯の温度はある程度高くないと、どんどん冷めていく。
冷たくなっていく。
4.浴室を温める
ぬるいお湯で半身浴をするコツとして
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- 浴室全体を温める
というのがある。
入る前に換気扇を止め、湯船を開けっ放しにして湯気を充満させるのも効果的だ。
ただ、浴室の壁が激しく結露してカビの原因になる。
湯気を充満させた場合には、お風呂から出たらきちんと換気扇を回すか、窓があれば開ける。
浴室暖房があるなら、十分に温めてから入れば問題はない。
5.かけ湯をする
それでも、お湯に浸かっている下半身に比べると、上半身はどうしても温度低い。
だから、洗面器などで肩などにかけ湯をする。
半身浴をしながらのかけ湯は、ものすごく効果的だ。
何もせずに上半身が温まるのを待つよりも、かけ湯をしたほうが断然早く温まる。
なにより、洗面器で肩にかける大量のお湯が、なんとも心地よい。
半身浴をしながらのかけ湯は、ソレガシのイチオシだ。
なお、かけ湯をするとお湯の温度はさらに下がりやすくなる。
なおさら、熱めのお湯がよいのだ。
6.少し熱めのお湯で半身浴
肝心のお湯の温度だが、手を入れて
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- 少し熱いかな?
と感じるくらいのお湯であれば問題ない。
おへその下まで浸けた直後は、少し熱く感じるが、しばらくするとすぐになれる。
なにより、全身浸けていないので疲れ方が全然違う。
上半身が寒ければ、先にご紹介したようにかけ湯をしていただければ、全く問題ない。
寒い季節、半身浴を上手に利用して、元気に過ごしていただきたい。
7.まとめ
半身浴が寒い、温まらない理由と対策についてご紹介した。
最初からぬるいお湯に浸かるのは、ムリがある。
体が冷たいのだから、ある程度熱くないと、すぐに冷めてしまう。
どうしても上半身が寒ければ、肩などにかけ湯を何回かする。
かけ湯をしながらの半身浴は、本当にリラックスできる。
半身浴は寒くて仕方がない、という方。
是非ご紹介した方法をあなたの入浴に取り入れていただきたい。
そして、お続けいただきたい。
必ず良い効果を手にすることが出来る。
お約束する。