ダイエットには、遅筋を鍛えるのが効果が高いといわれる。
その理由は、遅筋は酸素を使って脂肪をエネルギーに変えるからだ。
減量のターゲットである脂肪を優先的に使ってくれるのだから、ありがたい話である。
ここでは、そんな遅筋を効率よく鍛える方法をご紹介する。
1.遅筋はどこにある
遅筋を鍛えるのであれば、遅筋がたくさんある部位を刺激するのがもっとも効率がよい。
それはどこか?
体幹部だ。
もちろん、腕や脚にも遅筋はある。
しかし、圧倒的に多いのは体幹部だ。
だから、体幹部を刺激するのは遅筋を鍛える上で非常に効果が高い。
2.なぜ体幹部か?
遅筋は、ゆっくり動く筋肉だ。
というより、同じ動作を続けて行える筋肉、と言った方がイメージしやすい。
同じ動作というのは、繰り返し運度もそうだが、実は同じ姿勢の維持も、動かないが同じ動作になる。
3.姿勢の維持
あなたは、立ったり、座ったりを一日に何回くりかえされるだろうか?
おそらく数え切れないくらい繰り返すだろう。
そのとき、特に上半身は、ほぼ同じ姿勢であるはずだ。
立っても同じ姿勢、座っても同じ姿勢、歩くときも走るときも、立つ瞬間も座る瞬間もほぼ同じ姿勢のはずだ。
そう、上半身は一日を通して、横になったりする時以外はほぼ同じ姿勢をとっているのだ。
このとき、上半身、すなわち体幹部の遅筋は、フル稼働している。
フル稼働しなければ姿勢の維持などできない。
裏返せば、体幹部の遅筋がフル稼働しているので我々は姿勢を維持することができているのだ。
そしてそれは、意識することなく行われている。
4.腕や脚の遅筋
もちろん、腕や脚の遅筋もフル稼働している。
何かを持ったり、行列待ちで立っていたり、こういうときに腕や脚の遅筋はフル稼働だ。
しかし、座っているとき、たとえばテレビを見たりしているときは腕や脚は力を入れていないだろう。
このようなときには、腕や脚の遅筋は動いていないのだ。
だから、腕や脚の遅筋は、体幹部の遅筋に比べると出番は少ない、といえる。
5.体幹部を鍛える
遅筋を効率よく鍛えるには、体幹部を刺激するのが効率がよい。
そのためのエクササイズとして、体幹トレーニングが注目されているが、ソレガシはフロントブリッジをおすすめする。
体幹部という、小さな遅筋が沢山集まっている部位を刺激することで遅筋を効率よく鍛えることができ、それはダイレクトにダイエットにつながる。
6.遅筋はゆっくり脂肪を燃やす
そして、遅筋は刺激を受けると、脂肪をゆっくりと燃やし続ける。
さらには燃やす脂肪は遅筋の周辺にあるものが使われる。
体幹部の遅筋の周辺にある脂肪は、いわゆる内蔵脂肪だ。
内蔵脂肪は、メタボリックシンドローム、いわゆるメタボの原因だ。
だから、フロントブリッジは内臓脂肪をゆっくりと確実に燃やしてくれるのでメタボ対策にも直結する。
7.フロントブリッジはきつい
ただ、フロントブリッジはかなりきつい部類のプログラムだ。
8.同じ姿勢の維持で遅筋が刺激される
普段することのない姿勢を保持し続けることで、体幹部の遅筋が刺激され、体幹の内臓脂肪が燃え始め、長時間に渡り燃え続ける。
脂肪が長時間にわたりエネルギーを作るのに使われるため、外部からのエネルギー源、すなわち栄養の補給が必要なくなる。
そのため、空腹を感じなくなるので、これを利用すれば、ストレスを感じることなく食事制限を行うことができる。
9.まとめ
遅筋を効率よく鍛えることは、ダイエットの効率を高めることにつながる。
遅筋は、体全体に存在しているが、ダイエットにターゲットを絞れば、体幹部の遅筋を鍛えるのが最も効率が良い。
なぜなら、体幹部の遅筋は内臓脂肪を燃やしてくれるからだ。
そのためのツールとしては、フロントブリッジもしくはアーチが最適だ。
フロントブリッジやアーチで体幹部の遅筋を鍛えれば、おのずと内臓脂肪を燃やしてくれる。
効率の良いダイエットをお探しの方、いまよりももっとよいダイエットをお求めの方。
是非、あなたのプログラムにフロントブリッジやアーチを加えていただきたい。
加えていただければ、必ず良い結果を手にすることが出来る。
お約束する。