三食きちんと食べて、筋トレを行うダイエット。
理想のプログラムだ。
筋トレによって筋肉を増やせば、代謝も上がりやすくなり、痩せやすくなる。
と言われている。
実のところはどうなのか?
筋トレを行う部位と、ダイエットで減らしたい部位は必ずしも同じではない。
こういう場合、効果はあるのだろうか?
痩せても、維持しなければならない。
筋トレは続けるとしても、回数や負荷を増やさないと効果が落ちるのではないのだろうか?
などと考えると、はてなマークが増えてしまう。
ここでは、三食きちんと食べて筋トレを行うダイエット方法についてご紹介する。
1.筋トレの効果
三食きちんと食べて、筋トレを行うのはダイエットの理想形だ。
しかし、実はこれは非常に難しい。
1-1.筋トレ
まず、筋トレだ。
たとえば
-
- 腕立て10回
- 腹筋10回
- スクワット 50回
というプログラム。
ダイエット開始時にこのレベルであれば十分だ。
しかし、ダイエットを進めていくと回数や負荷を増やさなければならない。
1-2.時間がかかる
自重だけであればそのうち
-
- 腕立て100回
- 腹筋100回
- スクワット1000回
というレベルが必要になる。
このレベルであれば、前後のアップやダウンなどの時間を除いて、正味30分は必要だ。
アップやダウンなども含めれば、ゆうに60分程度必要になる。
忙しい毎日、たかがダイエットに60分はきつい。
1-3.ダイエットは生活の一部
ダイエットを通じて筋トレに目覚めれば問題ない。
しかし、
-
- ダイエットはあくまでもダイエット
というレベルでこの回数を確保するのは、時間的に難しくなる。
もちろん、鍛えることで健康になるのだから全く問題はないのだが
-
- 何のために生活しているのかわからない
となると、問題だ。
もちろん、自重ではなく、負荷をかけるようにすればよいが、専用のマシンなどが必要になったりするので、これも難しい。
1-4.メンテナンス
また、メンテナンスが問題だ。
筋トレを行うと、筋繊維が増えていく。
筋肉が増える訳だが、増えてた筋肉は使わないとしぼむ。
あっという間にしぼむ。
1-5.使わないと代謝しない
それに、筋肉は刺激、すなわち使わないと代謝してくれない。
使わないと、代謝しないどころか、徐々にしぼんでいく。
だから、鍛えた部位を刺激して初めて、その部位の代謝が始まる。
1-6.常に刺激できるか
ご紹介したように、刺激した筋肉は、常に刺激していないと徐々に減っていく。
もちろん、代謝が上がることはない。
だから、どうせ鍛えるのなら、常に、それも意識せずに刺激できる部位を鍛えたほうがよい。
2.遅筋の筋トレ
本ブログでは、
-
- 遅筋の筋トレ
をお勧めする。
遅筋とは、体のいたるところにある、脂肪を燃やすのが得意な筋肉の総称だ。
先にご紹介した筋トレとの違いは
-
- 瞬発力と持続力
だ。
先にご紹介した筋トレは、主に
-
- 瞬発力
に携わる筋肉を鍛える。
それに対し、
-
- 遅筋の筋トレ
は、
-
- 持続力
に携わる筋肉を鍛える。
3.持続力に携わる筋肉
具体的には、姿勢を維持する筋肉などを指す。
たとえば朝、目覚めて布団から起きる。
この時点で遅筋がフル動員されている。
立ったり、座ったりの姿勢を維持するだけで遅筋が刺激される。
つまり、遅筋の筋トレは
-
- 常に使う筋肉
を鍛える。
だから、日常の動作そのもので刺激できる。
4.具体的方法
具体的には、体幹トレーニングの一つである
-
- フロントブリッジ(プランクとも)
を行う。
かなりきついカテゴリーのエクササイズだが、体幹の遅筋を集中して刺激する。
| ダイエット、ダイエット後の体型維持に最適なフロントブリッジ |
4-1.体幹の遅筋を刺激する効果
遅筋は刺激されると、その周辺の脂肪をせっせと燃やす。
体幹の遅筋も同じだ。
その周辺、つまり
-
- お腹周り
などを含む脂肪をせっせと燃やす。
4-2.脂肪が燃える効果
脂肪が燃えると、日常生活に必要なエネルギーが作られる。
本来ならば、食べたものを主体として作られるが、遅筋の刺激により、脂肪を燃料として作られる。
脂肪が燃料になるので、その間は食事などで燃料となるものを食べる必要がなくなる。
さらに、この効果は約7時間から8時間程度続く。
たとえば、ランチの前にエクササイズを行えば、夕食まで糖分の入っていない飲み物を口にするだけで十分活動できる。
間違っても
-
- お腹が空いてたまらない
ということにはならない。
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5.ダイエットの為の筋トレ
ご紹介したエクササイズは、体幹の遅筋を刺激する。
立ったり、座ったり、日常活動の動作そのものが
-
- 筋トレのアフターフォロー
になっている。
ダイエットを
-
- あくまでも生活の一部
- 生活のメインではない
とお考えの方には是非お勧めしたい。
ただ、かなりきついエクササイズを行う必要はある。
きついが、極めて短時間だ。
面倒な着替えやアップ、ダウンもいらない。
ダイエットが面倒な方には、非常にお勧めだ。
6.まとめ
三食きちんと食べて筋トレを行うダイエット方法についてご紹介した。
ご紹介したエクササイズは、遅筋を刺激する。
遅筋は、座ったり立ったりという動作でフル動員される。
そして、脂肪を燃やし続けてくれる。
日常の何気ない動作は、すべてエクササイズのアフターフォローになる。
ダイエットの為であれば、これで充分だ。
ダイエットの為のエクササイズが面倒くさすぎる、という方。
ご紹介した方法を、あなたのプログラムに取り入れていただきたい。
そしてお続けいただきたい。
必ず良い結果を手にすることができる。
お約束する。