スーツの買い方とお手入れ

ビジネスマンの必需品、スーツ。買いなれている人には何ら問題ないが、ほとんどの人は、年に一回買うか、買わないかなので、なにをどう買って良いのかわからない。

さらにお手入れとなると、クリーニング以外にやったことがない、という方も多いだろう。

ここでは、スーツを買うコツと、長く着続けるためのお手入れ方法についてご紹介する。


1.買う

1-1.どこで買うか

紳士服を扱っている店で有れば、どこでも買える。当たり前だ。しかし、できればいいものを、少しでも安く買いたい。

であれば、郊外の量販店か、デパートのバーゲンだ。ソレガシは、デパートのバーゲンをお勧めする。二着\29,800-(税抜き)などだが、そこそこのものを手に入れることができる。

なお、二着で三万円しなくても、消費税やパンツの裾上げ料金(サービスの店もあるが)などが入ると、三万円は超える。お含みおきいただきたい。

1-2.品質

スーツに限らないが、バーゲン品は基本的に古い商品だ。バーゲン用の商品もあるが、去年の売れ残りとか、などだ。もっとも、去年のものといっても、急に古くさく見えるものではない。

1-3.いつ

デパートのバーゲンは、シーズンの二ヶ月~三ヶ月前から開かれる。有名なデパートのサイトをこまめにチェックすることだ。夏物は五月のGW明けから、冬物は十月にはいると、次々に開かれる。

1-4.曜日、時間帯

可能な限り初日に近い日の午後に行く。一番の理想は初日の午後だ。初日の午前中は店員さんも気合いが入っているので、リズムがいいが、それ以上に目玉商品目当てのひとでごった返す。だから、午後だ。たかがスーツだが、可能な限り休みをとってでも行くことをお勧めする。

ちなみに、土日はできるだけ避ける。なぜなら、人が多いからだ。人が多いので、店員さんの応対もそれなりだ。なにより、いいものは平日に売れてしまう。なので、残り物感が強い。

1-5.選び方

まず、色をなににするかを決める。黒系とか、明るいグレートとか、だいたいでよい。色に加えて、ウール100%を男性の店員さんに告げる。もちろん、女性の店員さんでもかまわないが、男性の方のほうがじっくりと選べる気がする。

なお、パンツのスペアはいらない。一本でよい。二本あるほうが痛んだときに便利なように思えるが、二着以上あれば、どちらか一本は休ませることができるので傷みを遅らせることができる。それに、なにより同じ価格であれば、ツーパンツのものよりも良いものを求めることができる。

ちなみに、夏物もウール100%だ。ポリエステル混は涼しい感じがするが、断然ウール100%の方が通気性がよく、涼しい。全然違う。

1-6.着数

二着買う。理想は三着だ。これを毎日取り替えて着る。三着有れば、どれか一着は必ずまるまる一日休ませることができる。休ませると、傷みを遅らせることができる。

一着を毎日着るのは良くない。当然、傷みが早くなる。古いものをお持ちなら、新しいスーツをメインにしたローテーションに入れてあげると良い。服は着ないと元気がなくなり、老けが進む。

1-7.誰が買うか

スーツに限らず、服などの購入は、自分以外の誰かにお任せ、という方もいらっしゃると思う。そういう方は、ぜひ一度自分だけで買いに行くことをお勧めする。わざわざ自分だけで買いに行った服は、愛着がわく。

2.手入れ

2-1.消臭、乾燥、ブラッシング

帰ったら、リセッシュやファブリーズなどの消臭スプレーをかけてつるしておく。その日はブラシはかけない。汗で湿ってるからだ。一日乾かしてから、翌日かける。

2-2.寝押し

パンツにはアイロンが理想だ。無理な場合には寝押しで十分だ。寝押ししたパンツは湿気ているので、これも一日乾かす。湿気たものを着ると、服が傷む。

これだけの手入れで、見た目が全然違う。きちんと手入れをした服は、服自体に元気があり、勢いがある。

手入れをしているとわかるが、服にも意志があるように思えるときがある。ていねいに手入れをすると、いつまでもピシッとしていてくれる。

2-3.クリーニング

クリーニングは、シーズンが終わったら出す。いままでご紹介した手入れを毎日行っていれば、年一回で十分。毎日は大変だが、その一手間で大きく違ってくる。

2-4.とも布

スペアのボタンと一緒に、仕立てに使った生地の端切れがついてくる。これが重要だ。かならずとっておく。

2-5.直し

せっかく買ったスーツだ。直しながら長く着たい。

2-5-1.パンツ

股の部分が破ける「またずれ」が多い。透かして、向こうが見えるようになったら直しに出す。股は目立たないのでミシン刺しでいいから、直してもらうとよい。だいたい五千円くらいだ。

その際、とも布も一緒に持っていく。なくても直してくれるが、有ったほうが断然よい。

2-5-2.上着

袖の裏地が破けることがある。そのまま放っておくと、袖を通すたびにびりびり破けていく。早めに直しに出すことをお勧めする。
なお、直しに出す場合には、必ずクリーニングしてから出す。最低の礼儀だ。

2-6.誰がするか

スーツの手入れは、自分以外の誰かにお任せ、という方もいらっしゃるだろう。ぜひ、ご自分でお手入れすることをお勧めする。服の調子もわかるし、愛着もわく。

3.凝るとキリがない

いかがだろうか?買うにしても、お手入れにしても、いろいろと凝りだすときりがないが、最低でもこれくらいはやっておいて損はしない。特にお手入れは、五分もかからない。毎日、これだけの時間を割くだけで、同じスーツが長持ちする。

まとめ.

スーツは、デパートのバーゲンで求めることをおすすめする。そこそこのものを求めることができる。

そこそこのものであっても、ちょっとした毎日の手入れで、長く、きれいに着続けることができる。

さらに、買うにしても、お手入れするにしても、自分が主役になることでスーツへの愛着がわく。

もし、あなたがスーツ購入などでお困りなら、是非参考にしていただきたい。

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