足の裏がかゆい。
よく見ると、小さなブツブツ、水泡ができている。
足の裏のかゆみというと、真っ先に連想されるのが
-
- 水虫
だ。
しかし、実は水虫以外でもかゆい場合がある。
ここでは、足の裏のかゆみについてご紹介する。
1.足の裏のかゆみ
足の裏のかゆみの原因はいくつかある。
その一つは
-
- 水虫
であり、もう一つは
-
- 汗疱
と呼ばれる症状だ。
2.かゆみの違い
両方とも、激しいかゆみを伴う。
しかし、かゆみの感じが異なることがある。
3.汗疱のかゆみ
汗疱は、皮膚が汗を上手に出せない場合に起きる。
汗が皮膚から上手に出てこないために、水泡ができる。
かゆみは、水泡のまわりに生じることが多い。
足の裏がかゆく、水泡が見えない場合がある。
これは、目に見えないくらい小さな水泡が出ている。
水泡ができるときに、かゆみが生じるのだ。
水泡が目に見える場合、かゆみはその周りだ。
3-1.かつて水虫だった場所
ソレガシの場合、水虫で悩んだ場所に汗疱ができる。
水虫だったころと、同じ場所、水泡の大きさなどもほぼ同じだ。
違いは、そのかゆみだ。
3-2.水泡のまわりがかゆい。
汗疱は、
-
- 水泡のまわり
がかゆい。
4.水虫のかゆみ
汗疱のかゆみに似ている。
しかし、大きな違いは、
-
- 水泡全体がかゆい
ことだ。
水泡の中というか、下もかゆいので、かゆさのあまり掻きすぎて、水泡が破けることがある。
水泡ができていないところがかゆいこともある。「
この場合、皮膚の表面がかゆいこともあるし、皮膚の内部がかゆいこともある。
足がかゆいのだが、かゆいところを掻いても、あまり気持ち良くならない。
そんな感じだ。
5.ステロイド
基本、素人判断は危険だが、ステロイドを塗ると違いが顕著にわかる。
汗疱は、ステロイドを塗っても悪化することはない。
塗り続けると、水泡はそのうち茶色に変色し固くなっていく。
同時に、かゆみもなくなっていく。
しかし、水虫は違う。
ステロイドを塗ると、どんどん悪化していく。
かゆみは止まらない。
掻かないのに水泡が破けて水(汁)が出る。
ジクジクしてくる.
もう大騒ぎだ。
6.皮膚科の受診
ステロイドを塗り、ご紹介したように悪化した場合には、皮膚科の受診を強くお勧めする。
このような場合、おそらく水虫なので、
-
- 市販薬で治療する
ことを考える方もいらっしゃるだろう。
いらっしゃるだろうが、皮膚科の受診をおすすめする。
7.水虫はしつこい
水虫は、思っていらっしゃる以上にしつこい。
市販薬でも、医師の処方薬でも、ある程度塗り続けるとかゆみは治まる。
治まるので塗るのをやめてしまう。
しかし、しばらくするとかゆみがぶり返す。
ぶり返すので、また塗り始める。
かゆみが治まり、塗るのをやめる。
ぶり返す。
この繰り返しで、その薬は効かなくなっていく。
水虫は最低でも二年、薬を毎日塗り続けないと治らない。
一日も休んではいけない。
平日のみとか、そういうのは全く意味がない。
8.治ったかどうかの判断
もちろん、二年間塗ったからと言って治ったかどうかはわからない。
治ったかどうかは、医師が皮膚を顕微鏡で見て初めて分かる。
だから素人判断は、ほぼ不可能なのだ。
9.水泡はつぶさない
一方、汗疱にしろ水虫にしろ、水泡ができているとなんとなく違和感を感じる。
そのため、
-
- 針でつついて水を出せばなんとかなるだろう
と思う。
しかし、決してつぶしてはいけない。
9-1.水泡が大きい場合
水虫も汗疱も、水泡が大きくなると歩くときに痛い。
痛くて歩きにくいので、つぶしたくなる。
それでもつぶしてはいけない。
自然につぶれるのを待つ。
水泡の直径が3、4cmになると
-
- これは破けると大変だ
と思う。
思っても、つぶしてはいけない。
9-2.必ず自然に破ける
歩くたびに痛いのでつらいが、自然に破けるのを待つ。
焦ってつぶすと、ほとんどの場合長引く。
特に、水泡が大きくて歩くと痛い場合は、皮膚科の受診をお勧めする。
もちろん、受診したその日に水泡が小さくなるわけではない。
医師も
-
- 絶対につぶさない
を繰り返されるだけだ。
歩くときの痛みさえ取ってくれればよいのだが、それすら取っとくれない。
それでも、つぶしてはいけない。
つらい日々がしばらく続くが、自然につぶれるのを待つ。
結果として、その方が早く快復する。
10.まとめ
足の裏のかゆみについてご紹介した。
足の裏のかゆみは、水虫が連想されるが、そうではない場合もある。
たかが足の裏のかゆみだが、素人判断はほとんど不可能だs。
皮膚科の受診を強くお勧めする。
足の裏に水泡ができて、猛烈にかゆい、という方。
参考にしていただきたい。