低体温を解消して免疫を上げる方法

平熱が35℃以下の方を低体温をいう。ソレガシも低体温だ。とにかく体がいつもだるい。寝ても寝ても寝たりない。

だるいので休みの前の日は普段よりも早く布団にはいるが、それでも次の日は昼前くらいまで布団から出られない。おかげで休みの日が短くて仕方がないが、それでも疲れがとれない。

さらには、風邪を引きやすい。冬だけでなく、季節の変わり目はもちろん、夏でも風邪をひく。一気に熱が出ればよいのだが、微熱がだらだら続き、いっこうにすっきりしない。低体温なので、免疫も低くなっているのだ。

実はこれらは数年前の話だ。今は疲れも残らないし、風邪もひきにくくなっている。ちょっとした生活の工夫で改善できた。ここでは、そんな生活の工夫をご紹介する。


1.免疫力を上げる

低体温で一番困るのは、免疫の低下だ。免疫力を上げるには、体温を上げるのが手っとり早い。ここでは、二つご紹介する。

2.低体温を解消して免疫を上げる方法

2-1.ぬるま湯浴

手を入れて少しぬるめくらいのお湯に、十分~二十分間つかる。肩までつかるのがよければ肩までつかればよいし、それは人それぞれだろう。

ぬるめのお湯にゆっくりつかると、心も体もリラックスできて、疲れもとれる。リラックスすることで、代謝もアップし、体温も上がり免疫力もアップする。

なお、熱いに方までつかるのは、知らず知らずのうちに体を疲れさせている。どうしても熱いお湯がよいのであれば、次の半身浴をおすすめする。

2-2.半身浴

2-2-1.上半身は冷えるが、下半身から温まるので効果が高い

ミゾオチかおへそのあたりまで湯船につかる方法だ、上半身が出ているので、寒いイメージがある。そう、確かに寒い。しかし、工夫すれば寒くなくなる。洗面器や手のひらで方のあたりに湯船のお湯を掛ければよい。数回掛ければ温まる。その後は、寒いと感じたら掛ければよい。

お湯の温度は、少し熱めがいい。半身浴の方法を調べると、ぬるめのお湯がいい、と書いてあることが多い。ぬるめのお湯がいいのは、代謝が盛んな人だ。免疫力が低い方は体温が低い場合が多いので、ぬるいお湯では体は温まらない。かえって冷えてしまい逆効果だ。体温が低い方がつかると、お湯がぬるくなるのがわかる。それだけ体が冷えているのだ。

2-2-2.足が温かいと気持ちが良い

特に足が温まると、寝付きが全然違う。足が冷えていると、足の冷たさばかりが気になってなかなか寝付けない。足を温めるために、風呂を出てから靴下を履いたりするのだが、冷えた足はなかなか温まらない。布団にはいってからもいろいろと工夫をするがいたずらに期間が過ぎていくだけだ。

ところが、熱めのお湯で半身浴をしてから布団にはいると、寝付きが全く違うのだ。もちろん、保温の為に靴下を履いておくのがよい。布団に入る前に脱ぐ。ま、これは人それぞれだが。

2-2-3.自宅以外でもおすすめ

ちなみに、温泉とか、スーパー銭湯でも半身浴だ。ぬるい眉がない場合などは、半身浴がよい。寒い日の露天風呂での半身浴が意外に温まる。上半身は、もはや冷たいが、下半身がポカポカしているので出てもそれほど寒くはない。

3.食材

お風呂で外から温めたら、体を温めるものを食べて、内側からも温める。

3-1.体を温める食材、調理法

体を温める効果のある食材を積極的にとる。体を温める即材というと根菜類だが、積極的にとる。根菜類は、加熱することで食べやすくなるものが多いので、温かいものを食べればさらによい。

3-2.水分の多い生野菜は体が冷える

水分の多い野菜類は、生で食べると体を確実に冷やす。特に、免疫を上げてくれるビタミンCを補給するために、トマトやキュウリを食べると思うが、ビタミンCをとるのと引き替えに体が冷えてしまい、代謝がおちる。代謝が落ちると、免疫力も落ちる。

免疫力を高めるために食べたのに、冷えたおかげで免疫力が落ちるのでは、プラスマイナスゼロ、ということだ。

3-3.ビタミンCはがでんぷんにより酸素から守られている

ビタミンCを取るのであれば、加熱してもビタミンCが破壊されにくい食材を選ぶ。それは、ジャガイモであり、サツマイモであり、レンコンだ。これらに含まれるビタミンCは、でんぷんによって酸素との接触から守られているので、加熱しても破壊されにくい。

逆に、酸素と触れていると、常温でも壊れていく。ビタミンCを壊さないコツは、酸素との接触を断つことだ。

3-4.酸素から守られていれば壊れることはない

芋類は、水でゆでるとでんぷんが崩れる。これが煮くずれの正体だが、ビタミンCもでんぷんと一緒になって水に混ざってしまう。

水と混ざっても、でんぷんにより酸素から守られているので壊れたりしない。酸素から守られていれば、熱が加わっても壊れない。なので、でんぷんの混ざった煮汁も一緒にいただけるメニューがよい。

3-5.ビタミンCを漏れ出させない工夫

でんぷんの崩れがいやなら、水で茹でる場合には皮のついたまま茹でる。こうすれば水への崩れは少なくなる。

ただ、レンコンは穴があいている分でんぷんが漏れ出やすい。だから、水でゆでるよりも油で揚げたり、炒める方がよい。水でゆでる場合には、ゆで汁も一緒にいただけるようなメニューがよい。

また、ブロッコリーやカリフラワーも有効だ。切り分けずに、丸ごと茹でて、食べる直前に切り分ける。こうすることで、水への漏れを防ぐことができる。

なお、ビタミンCと加熱の関係については「ビタミンCは加熱すると本当に壊れるのか?」をお読みいただきたい。

まとめ

いかがだろうか?こういうことを考えるのは、かなり面倒くさいが、一度覚えてしまえば、どうということはない。

免疫力を上げるためには、低体温を解消するのが一番の近道であり、そのためには、体を温めるのが有効だ。

お風呂で外から温め、食材で内側から温める。こうすることで体温は確実に上がり、免疫も上がり、さらには代謝もきちんと確保されるようになるので、ダイエットにも有効だ。

あなたも是非参考にしていただき、今から寒い時期に備えていただきたい。

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