あなたは、スムージーを食生活にとりいれていらっしゃるだろうか?フレッシュな果物や野菜を使った冷たいスムージーは、それだけで体にパワーがみなぎるイメージがある。
しかし、冬の寒い時期にスムージーとはいえ、冷たいものは内臓を冷やしてしまうので避けたい。しかし、スムージーは飲みたい。どうすればよいだろうか?
そこでお勧めはホットスムージーだ。読んで字のごとく、温かいスムージーだ。
ここではそんな、ホットスムージーについてご紹介する。
1.スムージーで体を温める
ホットスムージーをご存じだろうか?言うまでもなく温かいスムージーだ。
スムージーというと、フレッシュな野菜や果物を氷や水とともにミキシングした、クールでさわやかなものというイメージがあると思うが、ここでご紹介するものは温かいスムージーだ。
2.ヒントはレモネード
レモネードをご存じだろう。寒い時期にビタミンCと糖分をたっぷりとり、併せて体も温まる理想的な飲み物だ。
レモネードはレモン果汁とたっぷりの砂糖もしくは蜂蜜に熱湯を注いで作る。
- ビタミンCは熱に弱い
と言われているので、何とも矛盾した作り方だが、熱に弱いはずのビタミンCが十分にとれる。
3.熱だけでは壊れない
これは、ビタミンCが熱だけでは壊れない性質を利用している。
すなわち、ビタミンCは加熱しただけでは壊れない。ビタミンCは酸素にふれると壊れていく。
このことについては、本ブログでもご紹介している。くわしくは「ビタミンC、その性質を知ると使い方が100%広がる」をお読みいただきたい。
それに、酸素と接触しても急激に破壊されてなくなるわけではない。レモネードを飲み干すまでの時間くらいでは、わずかしか破壊されることはない。
4.旬野菜
ホットスムージーは、旬野菜を使う。冬の旬野菜は
- 白菜
- 小松菜
- ほうれん草
- ブロッコリー
- カリフラワー
- 大根
- かぶ
- 人参
- ごぼう
- さつまいも
- れんこん
などだ。これらは、大根など一部を除いて生で食べるのに適していない。そのため、加熱する必要がある。
5.加熱
ラップにくるんだり、お皿や丼ぶりに入れてラップをかけ、電子レンジで加熱すればよい。
温かくなった材料とお湯を入れてミキサーをかける。お皿を使って温めた場合には、お皿に材料からしみ出た汁があったら、それも洗い入れる。
6.作ったら、すぐに飲む
冬に欠かせない栄養素で一番気になるのがビタミンCだ。先にも述べたように、酸素にふれると壊れ始める。
7.スムージーは、酸素との接触が避けられない
スムージーは、ご存じのとおり材料をミキサーに入れ、かき混ぜる。このとき、空気が入ることで滑らかな口当たりに仕上げることができる。だからスムージーだ。
いうまでもなくスムージーのなめらかさは、たっぷりの空気によるものだ。そのためスムージーは、粉砕された材料がたっぷりの空気に囲まれている。それは同時にたっぷりの酸素のに囲まれているのと同じだ。
材料によっては、スムージー中にビタミンCが溶け出しているものもある。ところが、スムージーの中は酸素豊富な状態だ。ビタミンCは破壊されやすい状態にあると言える。
そのため、材料のビタミンCを効率よく取り入れるには、作ったスムージーをできるだけ早く、できれば作り立てを飲むのが最も効率がよい。
もちろん、時間をおけば置くほどビタミンCは壊れていく。要注意だ。
8.温かいホットスムージーで代謝促進
冬は温度が低いため代謝が滞りやすい。そのため、食べるモノも温かくした方が代謝の滞りを避けることができる。
スムージーもそうだ。
- スムージーは冷たいもの
ということで冷たいスムージーを飲んでいては確実に体を冷やすことになる。体を冷やして代謝を滞らせてしまっては、ダイエットをはじめとする効果の恩恵を受けることができない。もちろん、ビタミンCをはじめとする栄養素の吸収も悪くなる。
ホットスムージーというと、なんだかイメージとは程遠い感じがするが、代謝を滞らせることもないので、効果の恩恵をしっかりと受けることができる。
9.まとめ
冷たい、フレッシュなグリーンスムージーは、ダイエットや健康管理に適したレシピだ。しかし、冬に冷たいスムージーは得られるはずの効果がきちんと得ることができない。
そこで今回は、冬に適したホットスムージーをご紹介した。旬の野菜を使った温かいスムージーであれば、必要な栄養素もきちんととることができ、ダイエットなどの効果もきちんと得ることができる。
寒い時期に冷たいスムージーはどうも、という方。参考にしていただきたい。