キングジムのpc、ポータブック。
入手して、約3か月が経過した。
ここでは、これまで使ってきての使用感を通じて、感じたことについてご紹介する。
1.中途半端
いろいろなサイトで、ポータブックについて触れられている。
その評価で多いのは
- PCとして中途半端
というものだ。
ソレガシは、この
- 中途半端さ
は、ポータブックが
- 文房具であるため
だと考えている。
つまり、文房具としてPCを構成すると、その
- 最大公約数
がポータブックなのだ。
2.A5サイズ
文房具に求められるのは、
- 必要最低限の大きさ
だ。
A4サイズがスタンダードのいま、B5サイズは中途半端だ。
大きすぎても、小さすぎても文房具としてふさわしくない。
であれば、A5サイズが妥当となる。
そしてこのコンパクトさは、いうまでもない最大のウリだと考える。
3.windows10の意味
コンピュータを操作するのに、OSは欠かせない。
ポータブックは、そのOSとして、windows10を搭載する。
LINUXや、MACでもよいのだが、この国ではwindowsがそのシェアの多くを占めている。
文房具としては、多くの方にとって操作しやすいことが条件となる。
こう考えていくと、より一般的なwindowsが
- OSとして妥当
という判断になる。
4.キーボード
文房具としてキーボードに求められるのは
- 打ちやすさ
だろう。
そのためには、フルピッチは必須だ。
フルピッチをA5に収めるためには、スライド式にしなければならない。
キーボードの枠が邪魔という声が多いが、慣れれば何でもない。
何でもないし、親指を置いて休ませることもできる。
5.ストレージ
デフォルトでは、32GBしかない。
アプリケーションを入れてガツガツ使うには、全く不足している。
もちろん、大量のファイルなどもってのほかだ。
しかし、文房具なのでこれで十分だ。
不足するのであれば、WEB上で多くの方が実践されているように、SDカードなどを常備することでことは足りる。
ちなみにソレガシは限られた使い方のみなので、SDカードは使用していない。
6.なんでもできる文房具はない
文房具は、ある機能に特化した道具だ。
活躍できる場が限られている。
そして、
- なんでもこなす文房具
というものは、今のところ存在していない。
ポータブックは、まさにそういうツールであり、まさしく
- 文房具
だ。
非常に制限が多く、お世辞にも
- 使いやすいPC
とは言えない。
しかし、インターネットにアクセスできて、フルピッチのキーボードで入力できる文房具であれば、これ以上のものはない。
OSも広く普及しているwindows10 なので、ほぼ誰にでも操作できる。
例えばソレガシにとっては、PCはテキスト入力のツールという一面がメインとなっている。
そういう限られた使い方であれば、ポータブックはよき相棒となる。
7.タブレット+キーボードよりも
話は変わるが、ポータブックを入手するまで、タブレットをbluetoothキーボードと組み合わせて使っていた。
この組み合わせもそれなりの良さがあったが、ポータブックの登場以来、出番がない。
光学フィンガーマウスの使いにくさは、依然として群を抜く。
それでもタブレットのように、画面をタップするためにいちいちホームポジションから手を離す必要がない。
キーボードメイン、入力メインで使うのであれば、タブレット+キーボードよりもよっぽど使い勝手はよい。
その意味でもポータブックは、文房具としては非常に魅力にあふれたマシンだと考えている。
8.まとめ
ポータブックを使ってきて、感じたことをご紹介した。
PCとして扱うと、どうしても中途半端だ。
しかし、文房具としてとらえ、使っていくとなかなか魅力的なツールになる。
文房具は、
- なんでもできる道具
ではない。
ポータブックは、まさにそれだ。
PCではなく、文房具としてとらえると、これ以上のものはない。
ポータブックって、どうなの、という方。
参考にしていただきたい。