ポータブック。
文房具メーカー、キングジムが発表したPCだ。
当初から、WEB上ではいろいろと取りざたされている。
なかなかポジティブな評価にお目にかかることが無い本機だが、ソレガシにとってはものすごく良いマシンだ。
ポータブックを入手して半年以上が経過した。この間の使用感についてご紹介する。
1.ポータブックその後
ポータブックを購入し、半年以上経過した。
WEB上では、なかなかプラスな評判にお目にかかることが少ない本機だが、ソレガシにとってはメインマシンでしかない
もちろん、ソレガシにとってのマシンが、それほど大した用途でないことも手伝っているのかもしれない。
2.モバイルバッテリーと共に
まず、フットワークの軽さ。
とりあえず、20cm程度のUSBケーブルとモバイルバッテリーがあれば安心だ。
AC電源のない出先でも安心して作業ができる。
自宅でも、ちょっとした作業ならわずらわしいACコードがいらない。
バッテリー残量が不安になっても、モバイルバッテリーから給電出来る。
ACコードのわずらわしさから解放されるだけでも、ありがたい。
3.ポイントは押さえている
大したことはできないが、ポイントは押さえている。
インターネット接続ができるので、最低限のやりとりはできる。
タッチタイピングで打ち込めて、最低限のやり取りが出来れば十分だ。
4.スマホやタブレットと比べて
PC以外で、インターネット接続やテキスト入力ができる装置は沢山ある。
スマホ、タブレットと比べると、ポータブックには分が無いかもしれない。
しかし、やはりタッチタイピングが出来、画面をいちいちタップしなくてよいのは助かる。
手元をキーボードに置いたままで作業が出来るのは、何物にも代えがたい。
5.出来ることしかできないマシン
ソレガシにとって、モバイルPCは
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- テキストを打つツール
でしかない。
たとえば
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- OFFICEを使ってバリバリ資料作り
- 動画はダウンロードしてからゆっくり
- メディアプレーヤでリラックス
という使い方は全く考えていない。
そういう使い方をするには、不十分な点が多すぎる。
ソレガシはそれらのカテゴリーは、デスクトップマシンなどに委ねている。
たまたまそういう環境(複数台のマシン)に自分がいるからそう思うのかもしれない。
自分に、マシンが一台しかないのであれば、また考えも変わるかもしれない。
変わるかもしれないが、とりあえずは今の環境に甘えさせてもらえば、ポータブックはテキスト打ちの専用マシンだ。
6.でかいマシンでは大げさすぎる
テキストを打つくらいなら、A5くらいの大きさがちょうどいい。
A4はやはり大きすぎる。
その点、ポータブックはちょうどいい大きさだ。
ディスプレイが小さい(8インチ)のが難点だが、フォントの大きさを変えることでしのげる。
だから、ポメラと組み合わせるのが最もいい。
ポメラのディスプレイの小ささ(5インチ)を補って余りある。
7.何でも出来るマシンではない
ポータブックは、
-
- 何でもできるマシン
ではない。
むしろ
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- テキスト入力くらいしかできないマシン
だととらえている。
先にも書いたが、テキスト入力ならこれくらいがちょうどいい。
ポメラの後継機ではないが、ポメラに
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- ファイル管理
- インターネット接続
- webのブラウジング
などの機能を付加すると、ポータブックになるのではないだろうか。
そういった意味では、
-
- 拡張機能が付加されたポメラの後継機
と言ってもよいかもしれない。
8.何でもできるマシンではないpc
理屈っぽくなるが
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- PCは万能でなければならない
と勝手に思い込んでいないだろうか?
ポータブックは、
-
- 文房具メーカーが作ったPC
だ。
文房具という、
-
- 用途を選ぶツール
の専門メーカーが作るマシンは、やはりそのコンセプトの延長上にあるのではないのか?
そう考えればポータブックは、
-
- 万能ではないPC
というコンセプトのマシンであり、むしろ
-
- 何でもできる
というのは、最初からムリがあるのだと考える。
PCが文房具になると、それはまさしくポータブックなのだ。
9.まとめ
ポータブックを入手して半年の使用感についてご紹介した。
ポメラの後継機ではないが、
-
- いろいろな拡張機能がついたポメラ
という捉え方だ。
テキスト入力しかできなかった
-
- 電子メモ
が、
-
- ファイル管理
- インターネットアクセス
- webブラウジング
などの環境を手に入れた姿が、ポータブックと言っても過言ではないだろう。
ただし、繰り返すが
-
- なんでもできるマシン
では決してない。
文房具的用途を求める方には、強くお勧めできるマシンだ。
今更だけど、ポータブックってどうなの、という方。
参考にしていただきたい。