メタボはこうすれば解消できる!!

メタボリック症候群(メタボ)という言葉が普及して久しい。健康診断でもメタボの検査が導入され、腹周りの計測などで苦戦している方もいらっしゃるかも知れない。

メタボは生活習慣病の温床となり、放っておくと、いろいろとやっかいなことになる。そのため、何とかメタボを解消したいと思っている方は多いだろう。

しかし、「メタボ解消」と言うのは簡単だが、実際に解消となるとなかなか解消しない。それどころか、逆にストレスがたまり、そのおかげで前よりも太った、なんてこともある。

ここでは、難しいと言われているメタボを、ストレス無く解消方法をご紹介する。


1.メタボ解消方法

結論から言うと、メタボ解消は、やせるのが一番手っとり早い。そしてやせるための最強メニューが食事制限だ。といっても、食べたいところを我慢してやせるのではない。食べたくなくなるのを利用して食べないだけにするのだ。

それを実現するツールとして、体幹トレーニングの一つ、フロントブリッジを用いる。フロントブリッジを行うと、長時間にわたり空腹間が消失する。この空腹間が消失している時間帯に三食のうちの一食をはめ込み、その食事を抜く。おなかが空すかず、食べたくないから、食べないようにするのだ。

具体的なプログラムとしては、朝食と昼食の間にフロントブリッジを行い、昼食を抜く。そして夕食をしっかりと食べる。

2.きちんと食事をする

この方法を行うときに注意していただきたいのは、あとの二食はきちんと、しっかり食べる。メタボ解消が目的で食事を抜くが、抜いた食事以外はきちんと、しっかり食べる。このきちんと、しっかりは、栄養面、量の面、両方だ。目的は二つある。

2-1.栄養面

一つ目は、栄養面だ。食事制限は、栄養障害に陥る危険を持つメニューだ。メタボ解消といっても、栄養障害に陥る危険は常に存在している。その対策としてきちんと食べる。とりあえずはバランスよく、魚、野菜中心というところか。

2-2.量で満足する

二つ目は、量だ。「食べたくないから一食食べない」ので、ストレスはたまらないはずだが、なぜかたまる。というか、失礼なことを言うがメタボの方は、食べるのが大好きだからメタボになったはずだ。だから、ストレスがたまる。

だから、二食で満足するまで食べなければならない。口にものを入れる喜び、腹に叩き込む喜びをこの二食で担保するのだ。

2-3.我慢しない食事制限

単に一食抜くと非常につらい。そして、さほど痩せない。しかし、フロントブリッジを介した一食抜きは強力だ。確実に痩せていく。痩せることができる。すなわち、メタボが解消される。

なお、フロントブリッジの詳しい方法は「ダイエット、ダイエット後の体型維持に最適なフロントブリッジ」をお読みいただきたい。

3.メタボの人ほど食事制限に向いている

3-1.たまった脂肪を利用する

食事制限のポイントは、

  • いかにして蓄えた脂肪を消費するか

だ。

実は、メタボの方ほどフロントブリッジを介した食事制限をやりやすい。それは、メタボの方が抱えておられる脂肪にある。

大変失礼なことを申し上げるが、使われない脂肪を沢山おもちのはずだ。それをフロントブリッジを介した食事制限で一気に利用するのだ。

3-2.利用するものが多いほど有利

フロントブリッジは強力だ。体の広い範囲の脂肪を確実に利用できるようになる。脂肪が多ければ、それだけ利用しやすい。利用される時間も長くなる。

利用される時間が長くなるということは、空腹を感じない時間が長くなる、ということだ。これを上手に利用すれば、食べる量を自然に減らすことも出来るようになる。

4.メタボはなぜ問題か

生活習慣病の温床だ。病気になりやすい。いまさら言うまでもないだろう。では、なぜ温床なのか?

5.マクロファージが関係している

5-1.マクロファージ

血液中に、マクロファージというものがいる。白血球の一種だ。マクロファージは、血管を流れるゴミを掃除役だ。ゴミがたまったら、せっせと食べてくれる。ゴミとは、いわゆる「老廃物」だ。

5-2.マクロファージはコレステロールを食べる

このゴミには、コレステロールも含まれる。とくに悪玉が問題だ。血液中に悪玉コレステロールが増えると、マクロファージは食べまくる。

ところがこのマクロファージ、自分の限界がわかっていない。なので、限界を越えて食べてしまうと、死んでしまい、自分がゴミとなり、血管の中にたまる。

5-3.メタボは悪玉が多くなる

メタボになると、悪玉コレステロールが増える。マクロファージの出番だ。食べまくる。限界を超えてゴミになる。ゴミが血管にたまる。高血圧、梗塞、溢血というストーリーになる。

5-4.善玉優位

では、コレステロールが善玉優位だったらどうなるか?悪玉が少ないので、マクロファージは適量たべる。食べ過ぎで死ぬことはない。食べるものがなくなれば、死んだ細胞だの、ガン細胞だの、シミだの、そういうものを食べるようになる。これらはゴミと同じだからだ。

食べるものがなくなる、というのは痩せているのと同じだ。だから痩せている方が有利だ。痩せることでシミが消え、死んだ細胞などのゴミが掃除される。さらには、ガン細胞まで食べてくれる。余計な手間が省ける。

5-5.メタボ解消で善玉優位へ

メタボ解消がマクロファージの有効利用につながり、それは、生活習慣病の温床からの脱出につながる。

ちなみに、ガン治療で使われるインターフェロンは、マクロファージにガン細胞を食べさせる目的で用いられる。そのことからも、マクロファージがガン細胞を食べることが理解できる。

まとめ.

メタボは解消できる。そのツールはそろっている。そろっているツールのなかでも、フロントブリッジを利用した食事制限をおすすめする。

これを書いているソレガシ本人は痩せている。痩せているが、フロントブリッジを介した食事制限を続けることが出来ている。利用できるものが少ないにも関わらず、だ。

少ない人間が出来ているのに、沢山お持ちの方が出来ないわけがない。断然有利だ。是非、実行していただき、メタボを解消していただきたい。