痩せることに120%こだわった筋トレ利用方法

ダイエットといえば筋トレ、と連想される方は多い。しかし、実際にやってみるとこれがなかなかつらい。おまけにつらい上に、その効果はなかなか得られない。

さらに悪いことに、食欲が以前にも増して盛んになり、食べること食べること。これでは痩せるわけがない。しかし、なんとなく効果が出だした今日この頃となっては、いまさらやめるとリバウンドしそうで怖い。

じつは、筋トレでダイエット効果を得るには、それなりのメニューと時間が必要である。せいぜいダイエットにさける時間が一時間くらいしかない現代人にとってはなかなか厳しい条件だ。

ここでは、痩せることを目的とし、あるトレーニングをすることで副次的に得られる効果を上手に使ったダイエット方法をご紹介する。

1.痩せるための筋トレ

痩せることで必要なのは、代謝の確保だ。

代謝の確保には代謝の促進が欠かせないが、体が自分の体内に蓄積した脂肪等を代謝に利用するのに慣れていないと、食べるという行為により外部から取り入れた栄養の利用が優先される。そして、必要以上に栄養が取り入れられると、脂肪という形で体内に蓄積される。

筋トレで痩せるためには、この体内に蓄積した脂肪等を代謝に利用させなければならない。それも出来るだけ広い範囲の脂肪を利用したほうが効果的である。
ところが、いわゆる

  • 腕立て伏せ
  • 腹筋
  • ヒンズースクワット

などの筋トレメニューは、腕、足、胴体の表面の筋肉を刺激するが、代謝を効率的に確保するのに適していない。というのは、刺激している部分に蓄積されている脂肪が比較的少ないため、かえって食欲を増進させる効果を生み出してしまうのだ。

1-1.痩せるための筋トレ

そこでおすすめしたいのは体幹トレーニングだ。特に、数ある体幹トレーニングメニューの中の一つ、フロントブリッジをおすすめする。
フロントブリッジの詳しい方法は、「ダイエット、ダイエット後の体型維持に最適なフロントブリッジ」をお読みいただきたい。
さらに効果については、「ダイエットを食事制限で120%成功させる方法」「ダイエットでリバウンドしない方法」をお読みいただきたい。

2.フロントブリッジは筋トレか?

フロントブリッジは、腕立てのような姿勢を、決まった時間保持するというもので、およそ筋トレというにふさわしくない内容だ。
このようなフロントブリッジは、はたして筋トレと言えるのだろうか?

2-1.フロントブリッジは筋トレである

結論から言うと、フロントブリッジは筋トレである。なぜなら、フロントブリッジは体幹トレーニングの一種であり、体幹トレーニングは紛れもない筋トレだからだ。

体幹トレーニングとは、総称で体幹と言われる部分を鍛えるものである。腕立てや腹筋で鍛える筋肉を表面の筋肉とすれば、体幹部の筋肉は体の深層部の筋肉であると言える。

2-2.深層部の筋肉を刺激する

この深層部の筋肉は、荷重トレーニング等でも鍛えることができるが、それ以外ではなかなか鍛えることのできない筋肉である。

ところが、体幹トレーニングによれば、少しずつではあるが鍛えることが可能になる。そして、それは深層部の筋肉の周辺にある脂肪を代謝に利用することにつながる。

2-3.深層部から表面に

深層部の筋肉の周辺にある脂肪を利用することができるようになると、次第に利用される脂肪の範囲が表面に移動してくる。

そして最終的には体の表面に蓄積された脂肪を代謝に動員することができるようになり、結果として減量につながるのだ。さらに、この代謝の範囲を最大限に広く確保できるのが、フロントブリッジなのだ。

3.どのくらいの期間で表面に到達するのか?

では、フロントブリッジを始めて、どのくらいの時間で深層部から表面に移動するのだろうか?

あくまでソレガシの個人のデータだが、フロントブリッジを始めて、二か月くらいで表面に到達する。というのは、始めて二か月経過したところでズボンのベルトの穴を一つ分短くしたからだ。

そして、さらに二か月でもう一つ分短くできるようになった。しかし、今後また太るようになると怖いので半分でやめておいた。

この間、変更したのは自重トレをフロントブリッジにしたことだけだ。スクワット500回を1分×5セットのフロントブリッジに変えただけでズボンのベルトを短くできた。スクワット500回では不可能だった。

4.フロントブリッジの副次的効果

そして、最も重要なのが、フロントブリッジの副次的効果である。それは、代謝の促進による食欲の抑制だ。これを利用して、一食抜くことでダイエット効果を一気に高めることができる。

4-1.ストレスフリーな食事制限

なんだかんだ言って最も効果的なダイエットメニューは食事制限だ。食事制限というと、我慢、つらいといったイメージがあるが、フロントブリッジにより食欲が抑制されているので、一食抜いてもまったくストレスはない。

だから、ストレスによるドカ食いとか、リバウンドにつながるような行為も避けられる。いわば、ごく健全に食事制限が展開できるという理想形なのだ。

4-2.食事制限のためのツール

もうお気づきだろう。フロントブリッジは、ダイエットの王道、食事制限をストレス無く行うためのツールにすぎない。

すなわち、筋トレにより代謝を確保して空腹感を消失させ、空腹感の消失による食欲の抑制を利用して食事を一食抜く。そして、食欲抑制を実現できる数少ない筋トレが体幹トレーニングであり、なかでも最も効果的なメニューがフロントブリッジなのだ。

4-3.一食抜く以外は制限なし

フロントブリッジによる食事制限は強力だ。昼食を一食抜くだけで、あとは一切制限しない。とくに、朝、夜は制限なしだ。「太るから」といって、うしろめたさ満タンで食べていた夕食は、そんな気遣いが不要になるので楽しくなる。

もちろん、低カロリー食、低カロリーメニューなども不要だ。糖質制限とか、脂質制限なども不要だ。そういう制限をしてストレスがたまったりしたら、後々大変なことになる。ちまちま制限してストレスがたまるより、ストレスフリーで一食完全に抜くほうが効果は断然高い。

まとめ

以上、痩せることに120%こだわった筋トレ利用方法をご紹介した。

体幹部という、体の深層筋肉を鍛える体幹トレーニング、とくに、フロントブリッジと、その副次的効果を利用した食事制限によるダイエット。筋トレによる代謝の確保と、それによる食欲の抑制、さらにそれを利用した食事制限は、まさにダイエットの理想形と言える。

あなたも是非フロントブリッジという筋トレで、ストレスフリーな食事制限を実現し、理想的なダイエット生活を送っていただきたい。かならず大きな結果が得られることをお約束する。