Windows7などを使っていると、タスクバーに窓が表示され、アップグレードが推奨される。
例にもれず、アップグレードしようとしたら
- グラフィックボードが要件を満たしていないため実行できない
と叱られてしまった。
半ばあきらめていたのだが、後日、メディア作成ツールを使用してインストールする方法があることを知った。
ここでは、メディアインストールツールを用いたインストールについてご紹介する。
なお、システム要件を満たしていない場合には、OSの機能が100%発揮できない場合がある。
お含み置きいただきたい。
1.インストール環境
ソレガシのマシン環境は、グラフィックボードを除いて、必要要件を満たしている。
グラフィックボードだけが要件を満たしていないので、
- 無償アップグレードは無理だ
とあきらめていた。
2.メディア作成
と言っても、簡単にあきらめきれないので、調べ始めた。
いろいろとググると、こちらのサイトに詳しく書かれていた（ありがとうございます）。
読んでいくと、インストールメディアを作成してインストールする方法があることを知った。
パターンが三つある。
インストール前の設定等を引き継ぐのが二つ。
それと、何も引き継がない方法だ。
3.何も引き継がない
ソレガシは、現在の引き継ぐと、また叱られたりと、いろいろと面倒なことになるだろうと予想して、何も引き継がない設定を選ぼうと考えた。
ただ、欠点は、いわゆるクリーンインストールレベルになってしまうのだ。
まぁ、とりあえずテキスト入力とWebの閲覧ができればいいので、クリーンインストールでよい。
7のサポート期限である、2020年を超えてPCが使えれば全く問題ないのだ。
早速始めた。
なお、何も引き継がない方法は、もちろん、データやアプリケーション等もすべてクリーンになる。
必要な方は、バックアップを行っていただきたい。
ちなみに、ソレガシはバックアップなどしていない。
4.インストールが始まってしまった
さて、インストールメディアを作成しようと考えていたのだが、なぜかインストールメディアを作成せずに、インストールそのものが始まってしまった。
そして、グラフィックに関してお叱りを受けることなく、無事にインストール終了。
所要時間、約6時間。
半日仕事だ。
5.インストール完了後
きちんと起動する。
ただし、グラフィックはVGAレベルだ。
というか、MSの標準ドライバを使用しているため、VGAモードだ。
だから、やたらと画面がでかい。
アイコンだの、なんだのが、やたらとでかいので、設定をいじくり回して、出来るだけ小さくなるようにした。
画面もでかいし、色もごつごつした感じで、到底2015年のマシンとは思えない。
それでも、これからしばらくは、OSについて悩むことが無くなったので、全く問題ない。
文字入力と、web閲覧が出来ればよいので、256色もあれば十分だ。
もともとPCに多くは望んでいない。
だいたい、20年くらい前は、256色が普通だったのだから。
6.100%の機能は出ない
マイクロソフトは親切だ。
インストールしたマシンで、OSの機能が100%出るように、取り計らってくれるからだ。
それがシステム要件だ。
満たせば100%出るし、満たさなければ、その部分は100%出ないどころか、サポートすら無くなる。
しかし、このようなありがたい親心は、残念ながらソレガシとっては、余計なおせっかいでしかない。
とりあえず、OSが起動すれば、自分のしたいことが出来れば問題ない。
今回は、グラフィックに関しては、もちろん、100%ではない。
が、先にも書いたように、テキスト入力とWEB閲覧だけで充分なので、全く問題ない。
7.まとめ
WINDOWS10へのアップグレードは、今使っているマシンがマイクロソフトの仕様要件を満たさなければ、基本できない。
しかし、比較的軽微な相違であれば、アップグレードできる場合がある。
ソレガシの場合は、グラフィックボードが要件を満たさなかったが、MSの標準ドライバを使ってくれたのでアップグレードできた。
ただし、VGAモードなので、WINDOWS10本来の能力を出すことはできない。
仕様要件は満たしていないが、とりあえずアップグレードしたい、とお考えの方。
参考にしていただきたい。