windows7 ブルースクリーンによる原因の特定と復帰の例

ブルースクリーン。

windows OSを利用している方なら、一度はお目にかかったことがあるだろう。

昨日まで起動していたPCの起動画面が一転、青くなり白抜きの横文字で埋め尽くされる。

表示されたものを眺めても、さっぱりわからない。

だから、

- ブルースクリーン＝死亡通知

みたいなイメージを持ってしまう。

しかし、この表示されたメッセージに、原因の特定情報があればどうだろうか？

もしかしたら、無事復帰できるかもしれない。

ここでは、ブルースクリーンによる原因の特定と、それをもとに無事復帰した例をご紹介する。

1.PCトラブル

会社のクライアントPCが起動しないという。

他のスタッフが対応したが

- SFC　異常なし
- CHKDSK　異常なし
- システム復元　復元できない

ということで、ファイル等に異常はないが、肝心のシステムが復元できない。

2.セーフモードでは起動する

メーカーロゴのあと、

- F8

を連打することで、起動オプションが表示される。

ここで

- セーフモード

を選択。

セーフモードでは起動する。

ということは、スタートアップでのドライバ等に異常があるのだ。

非常にややこしい事態であることがわかる。

正直、めんどうくさい。

3.通常起動

試しに、通常起動する。

「windowsを起動しています」の後、ブルースクリーン出現。

出現して、そのままになればよいのだが、すぐに再起動してしまう。

#これは、起動オプションの

- システム障害時の自動的な再起動を無効にする

を選択すればよいが、していなかった。

出現後、ただちにリブートしてしまうので、原因がよくわからない。

唯一

- 0000019

というエラーコードが読み取れる。

4.グーグル先生

そこで、グーグル先生あて

- stop 0000019 safemode 起動する

でお伺いしたところ、次のサイトを見つけた。
| セーフモードでしか起動できない、HP Compaq 8200 |

5.BlueScreenView

このサイトに

- BlueScreenView

というツールが紹介されていた。

それを使い、

- TMUMH.SYS

という、トレンドマイクロのウィルスバスター関係のファイルが原因であるらしいことがわかり、無事に復帰されていた

6.早速利用

早速ダウンロードして、インストール。

Safemodeでもインストールできたのが幸いだった。

起動する。

くだんのブルースクリーンを確認すると、先のサイトと同じ

- TMUMH.SYS

で止まることが判明。

先のサイト同様、ファイル名を変更して再起動させる。

7.通常起動

その結果、通常起動できた。

ただ、ウィルスバスターが起動していないので、コンソールを立ち上げ、UPDATE実施。

その後、再帰動すると

- 更新プログラムをインストールしてシャットダウン

が出たので、言われるがままにインストール、シャットダウン。

再立ち上げの結果、無事に立ち上がった。

8.不幸中の幸い

今回のトラブルは、スタートアップ時に読み込まれるファイルに合った。

幸いだったのは、アプリケーションのファイルであったこと。

往々にしてブルースクリーンは

- 訳の分からないシロモノ

というイメージがあるが、今回は助けられた。

9.普段は再起動で

なお、起動オプションの

- システム障害時の自動的な再起動を無効にする

は、コントロールパネル等からも設定できる。

- システム⇒
- システムとセキュリティ⇒
- システムの詳細設定⇒
- システムのプロパティ⇒
- 詳細設定⇒
- 起動と回復

で

- 自動的に再起動する

のチェックをはずせばよい。

ただ、ブルースクリーンが出ても、一時的な現象でリブートで復帰する場合もある。

だから普段はチェックを入れておき、ブルースクリーンループになっていたら、起動オプションから無効にしたほうがよいかもしれない。

その際、先にご紹介した

- BlueScreenView

は必須になる。

10.まとめ

ブルースクリーンからの原因特定と復帰についてご紹介した。

もちろん、ご紹介したケースは非常にまれなケースだろう。

まれなケースだが、原因によってはブルースクリーンに情報から特定でき、復帰できることもある。

どうしても

- ブルースクリーン＝死亡通知

的なイメージがあるが、よくよく見ると今回のように復帰できることもある。

ブルースクリーンが厄介、という方。

参考にしていただきたい。