U字溝を利用したバーベキューコンロがある。
レンタルのできるバーベキューガーデンなどに据え付けられている。
ここではそんな、U字溝を利用したバーベキューコンロを使うときの注意点をご紹介する。
1.U字溝を利用したバーベキューコンロ
レンタルのできるバーベキューガーデンなどでコンロを借りると、コンクリート製のU字溝をさかさまにしたものをコンロとして使うことがある。
U字溝とは、道路の側溝などに使われているコンクリート製品だ。
最近は側溝にフタがしてあるケースが多いのであまり見かけないが、今でもよく使われている。
断面はこんな形だ。
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この中に、コンクリートのブロックなどが入っていて、底上げされている。
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┃┃ブロック┃┃
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この図では、ブロックの両脇と下に隙間があるが、実物はきちんと密着していて、隙間はない。
このブロックの上で炭火を起こして、バーベキュー開始、という具合になる。
2.火が遠い
火起こしは、西岡流で全く問題ない。
しかし、ブロックから網、鉄板までの距離が、通常のコンロよりも大きい。
そのため、普通のコンロのノリで炭火を起こすと、火力が非常に弱いのだ。
3.約二倍
そのため、炭の量は通常の1.5~2倍くらいは欲しい。
どのくらいの量が必要かは、火を起こす前に決める。
4.炭の量を決める
使う炭の量は、次のようにして決める。
火を起こす前に、炭をブロックの上に広げる。
この時に、ブロックを半分に分け、片方は一段、もう一方は二段になるように炭を広げる。
この量が、一回分の炭だ。
二段の方できちんと焼いて、一段の方で保温する、というイメージだ。
5.炭の継ぎ足しは無意味
火力が弱ければ、炭を継ぎ足せばよい、と思うだろう。
残念ながら炭の継ぎ足しは、火力を弱める結果にしかならない。
6.炭は火が点きにくい
炭は、ガスやマキと違って、すぐに火が点いて準備完了になる燃料ではない。
長時間燃え続ける代わりに、使えるようになるまでにも時間が必要な燃料だ。
火を起こし始めて、だいたい一時間あれば十分に使える火になる。
7.継ぎ足すと、火力が弱くなる
火力が弱いので、炭を継ぎ足すシーンを良く見かける。
いい具合で活躍してくれている炭火の上に、新しい炭をのせる。
この時点で、遠赤外線効果が妨げられてしまう。
そのため、さらに火力が弱くなってしまい、メンバーからの非難を浴びることになるのだ。
8.継ぎ足すよりも、多いほうがよい
だから、最初から
- これはどう考えても多いだろう
と思うくらいの量の炭を使う方が断然よいのだ。
火が強ければ間引きすればよいが、弱い火を強くする手段はない。
9.弱い火力を強くしたい
といっても、どうしても火力を強くしたい、というときがあるだろう。
継ぎ足しても意味がないので、燃えている炭どうしを積み重ねるしかない。
燃えている炭の上に、さらに燃えている炭を積み重ねることで火力を強めることができる。
空いたスペースは、保温に使うしかない。
くれぐれも炭はケチらないでいただきたい。
10.どのくらいの炭が必要か?
U字溝を使ったコンロの場合、3kgは用意したい。
この3kgで、一度に火を起こす。
火を起こすのに、約一時間。
焼きはじめてから火が弱くなるまでだいたい二時間。
合計で三時間くらいだ。
そのあとで、鉄板で焼きそばを作る予定があるのなら、やきそば調理開始の一時間前から別に火を起こす必要がある。
火力の弱くなった炭火の上に炭を置いても、もちろん火は起きるが、この場合でも一時間はかかる。
くれぐれも間違えないようにしたい。
11.まとめ.
U字溝をコンロにしてバーベキューを行うときの注意は、火種から網、鉄板までの距離が遠いことだ。
そのため、通常使っているコンロの1.5倍から2倍の炭を用意しなければならない。
また、火力が弱いからといって、継ぎ足しても火力を弱める結果にしかならない。
弱い火力を強くするのであれば、燃えている炭の上に、別の燃えている炭を積み重ねる。
U字溝のコンロでバーベキューをする予定の方。
参考にしていただきたい。
