三島には日本一の長さの歩行者専用つり橋がある。
三島スカイウォークだ。
過日三島にお邪魔した際、市街地から少し離れていたが足をのばしてみた。
ここでは三島スカイウォークについてご紹介する。
1.三島スカイウォーク
2015年12月に竣工した吊り橋。
正式名称は箱根西麓・三島大吊橋といい、三島スカイウォークは愛称だ。
全長400m、橋からの最高高さ70.6m。
歩行者専用のつり橋としては、日本一の長さを誇る(2016)。
橋を渡った日はあいにくの雨模様で、空は雲と霧でグレー一色。
残念ながら富士山をみることはできなかったが、橋そのものを楽しむには良かったかもしれない。
ソレガシは、橋や景色よりも橋の構造に関心がいってしまった。
2.橋そのものよりも
山の斜面を切り開き、吊り橋を架ける。
橋脚、橋そのものよりも、山の斜面に設置されたケーブルの土台に感動を覚えた。
山の斜面から、橋に向かって斜めにケーブルが張られている。
斜めに張られているので、その延長を固定するのが最も安定する、と考える。
どうなっているのか、興味津々だ。
3.アンカレイジ
この構造、三島スカイウォークのサイトに説明がある(http://mishima-skywalk.jp/overview.html⇒概要⇒アンカレイジ)。
ケーブルの土台は、アンカレイジという。
アンカレイジはケーブルにより引っ張られるので、一基あたり最大で800トンの力がかかるという。
その力にアンカレイジは自重で抵抗する。
ということは、アンカレイジ一基は、最低800トンの重さがある。
さらに、アンカレイジの安定性を確保するために、北側は20m、南側は16.5mの杭を地中深く存在する岩盤層に打ち込んでいる。
杭は、ケーブルに対して斜めに打ち込まれている。
斜めなので杭の支える力が分散してしまい効率が落ちるが、費用対効果を検討すると、この構造が最も合理的なのだ。
考えてみれば、ものすごい構造だ。
安全を確実に確保するためにご苦労された、技術者の方たちのご苦労がしのばれる。
4.関連論文
三島スカイウォークの構造でグーグル先生にお世話になったところ、施工された川田工業さんが関連する論文を公開されている。
それは
の二本。
上は設計に先駆けての実験報告、そして下は建設の記録だ。
ザッと目を通しただけだが、きちんとした技術的裏付けによりスカイウォークが建設されていることがわかる。
建設に携わった方たちの気迫が感じられた。
5.flower drop
三島スカイウォークを訪れると、
- flower drop
のワゴンを目にする。
見た目はただの木片だが、実はこの木片には種が貼り付けられている。
購入したflower dropを橋から放り投げる。
落ちたflower dropの種は発芽し、花を咲かせる。
竣工したばかりで、あたりは正直、殺風景だ。
そんな殺風景な風景が数年後、沢山の花で埋め尽くされる。
flower dropは願いの木片なのだ。
6.サイトも充実
スカイウォークのサイトは、概要の説明以外にも充実した内容だ。
新着情報や、ギャラリーなど、足を運ばれる前にご覧いただくと、さらに充実するかもしれない。
天気が良ければ、絶景であることがわかる。
やはり、写真ではなく生で絶景を堪能したい。
今回はあいにくの天候だった。
次回は是非好天の日にお邪魔してみたい。
7.まとめ
三島スカイウォークをご紹介した。
日本一の歩行者専用つり橋は、いろいろな魅力に溢れている。
是非天気のいい日に渡ってみていただきたい。
三島周辺で景色のいいところはないだろうか、という方。
参考にしていただきたい。
