狂犬病の恐ろしさ

狂犬病をご存じだろうか。

日本では、50年以上にわたり発生がない。

発生がないが、これには実は理由がある。

そしてその理由から逸脱すると、国内でも狂犬病が発生する可能性は十分にある。

狂犬病は発症すると100%助からない。

死を待つだけのおそろしい病気だ。

恐ろしい病気、狂犬病についてご紹介する。


1.狂犬病

先日、テレビを見ていたら狂犬病が扱われていた。

コウモリに噛まれて狂犬病を発症した、というものだった。

そう、狂犬病は、犬以外の動物からも感染する。

本記事は、厚生労働省の狂犬病に関するサイトhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.htmlを参考にさせていただいた(ありがとうございます)。

2.犬以外からの感染

犬以外の動物とは、ほ乳類だ。

ほ乳類、たとえばその番組では、

    • コウモリ
    • キツネ
    • アライグマ

などが挙げられていた。

キツネやアライグマは、動物園にいる。

微妙に恐ろしい。

もちろん、先に挙げた動物も含め、すべての哺乳類が感染する。

3.感染経路

狂犬病ウィルスに感染している動物にかまれることでウィルスに感染する。

その動物が発症しているいないにかかわらず感染する。

4.日本

先にもご紹介したが、日本では50年以上にわたり狂犬病は発生していない。

これは、狂犬病の予防注射や野犬対策などの徹底した対策のおかげだ。

そしてこれらの対策は、いまだに続けられている。

ところが、発生していないことが仇になる。

つまり、

    • 数十年発生していないのだから、今後発生するリスクは非常に低い
    • だから、狂犬病の予防注射は不要

という声だ。

危険だ。

非常に危険だ。

5.発生していない理由

それは、数十年発生していないことの、その理由を考えればわかる。

発生していないのは、先の徹底した対策による賜だ。

逆にいえば、それらの徹底した対策を施さなければ、発生する可能性がある、というこだ。

発生していないという現象が、先の徹底した対策によって実現され続けている以上、打ち切れば発生する可能性が出てくる。

おまけに狂犬病のワクチンの効力は一年だ。

一年後に打たなければ、その犬は狂犬病に対して丸裸同然だ。

pcでいえば、セキュリティーなしでネットサーフィンしているようなものだ

だから、毎年接種させなければならない。

もちろん、これは愛犬にとっても、飼い主にとっても負担だ。

しかし、狂犬病を発症してこうむるリスクに比べればものすごく軽い。

6.発症

狂犬病は、発症すると100%助からない病気だ。

これは犬も人も同じだ。

逆に言うと、感染しても発症しなければ何とかなる。

たとえば、なんらかの事情で狂犬病ウィルスが体内に入る。

狂犬病ウィルスに感染したわけだ。

感染しても発症していなければ、きちんと処置することで発症を防げる。

その処置を「暴露後ワクチン接種」といい、一定期間ワクチンの接種が必要となる。

ただし、落とし穴が一つある。

7.診断できない

狂犬病は、たとえ感染しても、発症までに感染の有無を診断することができない。

動物にかまれたとしても、狂犬病に感染したかどうかを診断する術はないのだ。

日本以外の国で動物にかまれたした場合には、ただちに医師に相談し、ワクチンの接種を開始することをお勧めする。

発症してからでは遅いのだ。

8.犬以外からの感染

いろいろと調べていたら、現在(2016)では犬以外の感染源も危惧されているという。

それは、輸入動物だ。

輸入された動物が狂犬病に感染している可能性がある。

ただ、これについては正式な経路から輸入される場合には、きちんとした条件をクリアしていなければならない(⇒http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou12/02.html)ので、まず問題ない。

逆にこれは、密輸などの場合は、感染している恐れがあることを示唆している。

くれぐれも密輸動物などには、接しないほうが良い。

9.恐ろしい病気、狂犬病

このように、狂犬病はものすごく恐ろしい。

繰り返しになるが、数十年間発生していないのは、先の

    • 予防接種
    • 野犬対策

という徹底した対策のおかげだ。

どちらか一方でも怠れば、発生の危険にさらされることになる。

愛犬家にとって年一回の予防接種は負担だが、ぜひ続けていただきたい。

10.まとめ

恐ろしい病気、狂犬病。

日本では数10年間発生していない。

それは徹底した対策のたまものだ。

愛犬家にとって、予防接種は非常に大きな負担だが、発症してこうむるリスクに比べればはるかに軽いかもしれない。

狂犬病ってそんなに怖いの、という方。

参考にしていただきたい。

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