わかりやすい参考書は、「わかりやすそうではない」ということ。

ウシマツです。

わかりやすい参考書を選ぶのは、なかなか難しいです。

ググッってみたり、本屋さん行って、ちら読みしたり。
なんとなーく言えるのは、見かけによらない、ということ。
これ、結構、比重大きいです。

参考書を選ぼう!!

参考書を選ぶのは大変だ。
マイナー科目ならまだしも。
メジャー科目はものすごい量が出版されている。

選択の指針としては、次のような感じだ。

  • 平積み

  • 平積みで冊数が少ない

  • 店員さんのコメントつき

この中で、平積み状況は参考になる。
平積みの本は、よく売れている証拠なのだ。
逆に言えば、棚に背表紙を見せてくれているものは、どちらかというとマイナー本だ。

とりあえあず、平積か?

しかし、実はこの平積み売れ行き状況には落とし穴がある。

一般的に
「わかりやすい」
「使いやすい」
でよく売れるのであればいい。

ところが、

「頭のいい人にはわかりやすい」
「頭のいい人には使いやすい」

という、ソレガシからすると、へこむようなカンムリが暗黙的についていることがある。

そして厄介なことに、この手の本の多くは、
「ぱっと見がものすごくわかりやすい」
イメージなのだ。

ここで注意してほしい。
言いたいのは、わかりやすいという「イメージ」だ。
イメージであって、わかりやすい、ではない。
すなわち、わかりやすくないこともある、のだ。

見た目と違うのか?

その手の本のタイトル傾向は

「ゼロから学ぶ○○」
「一からの○○」
という感じだ。

この手の本は、少し勉強して、わかってきた人が今までの知識の整理に使うと非常に効果が高い。
著者が前書きで「笑って読んでくれ」なんて書いてある気持ちがよくわかる。

本当にゼロなんですけど・・


しかし、本当にゼロの人が読むと、腹が立ってくる以外の何者でもない。
なぜなら、わからない人間をおいておいて、わかっているやつらだけで盛り上がっているからだ。

「だったら、わかるように勉強しろ」
というのもわかるが、だったら、

「ゼロから」
なんてつけないでもらいたい

「なんとなくわかってきたら読む本」
みたいなタイトルの方が間違えなくてすむ。

では、どういう本がいいのか?

本は見かけによらない


結論から言えば、「これは絶対無理」、という感じの本がよい。
平積みにもかかわらず「こんなの無理だ」というイメージであればよい。
ほぼ間違いない。

その手の本の特徴は次のとおりだ。

  • 分厚い
  • 字が小さい
  • 絵がない
  • 活字のみの単色刷り

こういう本は、がんじがらめのイメージだが、実は丁寧に書いてある。

どのくらい丁寧かというと、くどいくらいだ。
丁寧すぎて、その結果として字数が多い。
だから、えらい厚さなのだ。

ど厚いのには、理由がある!!


おまけに、きちんと読まないと理解できない。

なぜなら、積み重ねるように書いてくれているからだ。
だから、読むのに時間がかかる。
おまけに飛ばし読みができない。

そんなこんなで人気ウス、というわけだ。

山本義隆「解析力学Ⅰ、Ⅱ」(朝倉書店)はその代表だ。
難解な本だ。
しかし、きちんと丁寧に読み進めれば、解析力学がイメージできてくる。

では、わかりやすいイメージの本はどうだろうか?
性質はほぼ真逆だ。

見てて楽しいよ!!


字も大きいし、絵もある。
マンガだってでてくる。
見てるだけで楽しい。

しかし、実はそれだけで終わることが(ソレガシは)多い。
楽しいのだが、肝心のわからないところは、

「そこまでは考えなくていいよ」

みたいな感じで追求してくれていない。

せっかくわかりやすそうだったのに


これが困る。
さっきまでの楽しかった雰囲気がとたんに疎ましく思えてくる。

「下らんところに凝らずに、中身を凝れ」
みたいに思う。

また書店に行く。
そして結局は、一番手に取りたくなかった、わかりにくそうなイメージをもった本を開くのだ。
よくよく見ると、そこにはっきりと書いてあったりする。

もっとも、視覚と内容の両方を満足させてくれるものももちろんある。

たとえば、The CELLで有名な、「細胞の分子生物学」(ニュートンプレス)という本だ。
価格もその外観もまことに大きい。
が、分かりやすいイラストと丁寧な説明で、生化学というものを根本から理解させてくれる。
もちろん、丁寧に読み進めれば、の話だが。

勉強するなら、しっかりした本がいいね!!


「急がば回れ」という言葉がある。
きちんと考えるのは、時間がかかるがそれだけの成果はある。
学問に王道なしとはいうが、本を買うたびに思い知らされる。

以上、学習能力ゼロ、ウシマツでした。

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