救われた本である。
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本当に救われた 。
であってなかったらどうだっただろうか。
1 ちんぷんかんぷん
いまから四十年位前、中学一年だった。
小学校の自分から算数が嫌い(というよりも、授業を聞いてなかった)だった。
そのまま中学に上がった。
中学になると数学だ。
小学校よりも進むスピードが速い。
学習する内容も高度なものになる。
たとえば文字式。
2×aは、2aと書く。
これが決まりだ。
ところが中学一年(二年だったかな?)の夏休み、宿題のプリントに
2a
と書いてあるのを
に・えー
としか捉えることができず、2×aという風に理解できなかった。
つまるところ、ちんぷんかんぷんだったのだ。
さすがにあせった。
なんとかわかるようになりたい、と思いなぜか書店に行った。
書店では中学参考書ではなく、岩波新書の棚へ行った。
2 参考書ではなく、岩波新書
その岩波新書の棚にあったのが本書だ。
著者の名前はなんとなく知っていたのだと思う。
手に取り開いた。
その瞬間
「この本しかない」
と感じ、購入した。
時間も忘れて読んだ。
そこには数学がわかると、どれだけ楽しいか、世界が広がるのか、が著されていた。
そして数学の学び方には「正攻法」と「奇攻法」があると書いてあった。
いまさら正攻法は取れない。
奇攻法で攻めるしかないことを悟る。
本書に書いてあるとおりに学習していった。
わかりたい一心で。
そのかいあってか、なんとかわかるようになっていった。
そのうち、数学が好きになってきた。
自然と理系を目指した。
現在も土木関係の技術職についている。
おっさん技術屋にとっての恩人ならぬ恩書である。
本書にめぐり会ったから、今の自分がある。
感謝してもし尽くせない。
心から本書と本書を著してくださった著者にお礼をいいたい。
ありがとうございました
と。

