容疑者xの献身という映画をご存じだろうか。
2008年10月に公開され、東野圭吾原作の同名小説を映画化したものだ。
ソレガシもテレビで放送されたものを何回か観ているが、何度見ても天才数学者を演じた堤真一の演技が忘れられない。
ここでは、天才を演じきった堤真一の演技についてご紹介する。
1.容疑者χの献身
この映画に、数学教師役で堤真一が出ている。
天才数学者の陰鬱さを堤真一が演じきっていたのが忘れられない。
2.天才
天才がどういうものなのかは、いろいろなところで話題になる。
故人だが、富樫雅彦というドラマーがいた。
天才ドラマーだ。
こちらも故人となられたが、相倉久人氏の評による富樫雅彦はこうだ。
- 天才特有の陰鬱さを伴う
- 自分はつまらない人間だと思いこんでいる
- 楽器を前にすると自分の中の虎が暴れ出す
- 暴れ出す自分の中の虎を押さえ込むために、演奏する
- 凡人は、自分の中の虎を目覚めさせるように試みるが、天才は逆なのだ
堤真一演ずる数学教師は、まさにこれだ。
3.四色問題
- 陰鬱さ
- 自分はつまらない人間、という認識
- 数学を前にすると暴れ出す虎
このすべてを見事に演じきった堤真一が忘れられない。
彼は学生の頃、四色問題について、
- アッペルとハーケンの証明はエレガントではない
とガリレオ先生に語ったという。
四色問題のエレガントな証明を試みていたのが、数学教師なのだ。
4.フェルマーの最終定理
さらには、ガリレオ先生が持ってきた、知人のフェルマーの最終定理の証明について、瑕疵(かし)を発見し、数時間で修正意見を書き込む。
もちろんフィクションだが、それでも、数学に興味のあるソレガシなどは、ドキドキしてしまった。
黙々と目の前にある、攻略すべき相手と向き合う天才数学教師。
そしてそれを見事なまでに演じきった堤真一。
主役を完全に食い散らかしたあの演技は、いつ思い出しても切なく、そして限りなく凶暴だ。
5.まとめ
映画「容疑者xの献身」での堤真一の演技についてご紹介した。
天才の、ある意味で特徴である陰鬱さ、自分に対する自身のなさ、そして自分の中に住む虎。
これらを見事に演じきった堤真一の演技は、忘れることができない。
天才って、どんな感じなんだろうか、という方。
参考にしていただきたい。
