ウシマツです。
チャーリー・パーカーはなぜすごいと言われるのか?
チャーリー・パーカー(以下、パーカー)をはじめて聴く。
すると、聴いたことのある音ばかり出てきてつまらなく感じる。
その感想は正しい。
なぜなら、パーカーはその後に続く人たちの手法をほとんどすべて出し尽くしてしまった人だからだ。
言い換えれば、パーカー後の人たちは、パーカーの猿マネと言われても文句は言えない。
よく「パーカー派のアルト」と言われる。
それだけ影響力が大きいのだ。
パーカーの繰り出したフレーズは「パーカーイディオム」といわれる。
この「パーカーイディオム」に当てはまらない人ももちろんいる。
しかし、フレーズ、コード展開など、それらの考え方は皆パーカーが開発したものだ。
パーカーの考え方を超えるアイディアは今のところ出ていない。
凌駕しているように聴こえる人がいる。
しかし、そんな人もコンセプトの深いところはやっぱりパーカーだ。
それだけパーカーはすごかったのだ。
それも、そういうことを一番初めにやってしまったのだ。
なにもないところに最初に足を踏み入れたのだ。
だからすごいと言われる。
言われてしかるべき人である。
そのことを頭にいれてもう一度聴くといい。
胸が苦しくなってくる。
膨大なレコーディングが残されているが、どれもパーカーが最初に足を踏み入れた記録だ。
「心臓をペンチでつかまれるよう」と言った人がいる。
まさにそのとおりだ。
一瞬先の闇の中を全力で疾走していく。
そのスリルさゆえパーカーはいまだに愛され続けている。
ウシマツでした。
