足の裏のかゆみというと
- 水虫
が速攻でイメージされる。
しかし、足がかゆいからといって、水虫治療薬を塗るのは必ずしも正しくない。
ここでは、足のかゆみ治療についてご紹介する。
1.足がかゆい!!
足の裏がかゆいと
- 水虫だ
となる。
さらに、水ぶくれなどがあると
- 絶対に水虫だ!!
となる。
しかし、実はそうではないこともある。
2.汗疱
水虫以外に、汗疱(かんぽう)という症状がある。
皮膚に水疱ができて、異常にかゆくなる。
これは水虫ではない。
皮膚が汗をうまく出せなくなる現象で引き起こされる。
市販のかゆみ止めを塗っても治らない。
市販薬を塗ってもかゆみが止まらないと、どうしても掻く。
かきむしって、水疱を破くとその後が赤くただれたりして、やっかいなことに発展してしまう。
ちなみに、水疱を破くと、皮膚に穴が開いたようになる。
自分の体の一部ながら、気味がわるい。
3.皮膚科
足に限らず、皮膚に水疱ができて、異常にかゆかったら、皮膚科を受診されることをお勧めする。
問診と視診、触診だけでなく、顕微鏡で検鏡してくれる皮膚科を受診する。
顕微鏡での検鏡で、どういう症状か教えてくれる。
もちろん、水虫かどうかもはっきりする。
4.水虫だった場合
処方された薬を医師の指示どおり塗る。
指示が
- 朝晩一回ずつ
であれば、必ず朝晩塗る。
特に、朝は忙しいので難しいが、しばらくの我慢だ。
時間を作ってきちんと塗る。
5.永遠には塗らない
将来にわたって塗り続けるわけではない。
塗る期間は最低一年。
せいぜい二年だ。
もちろん、それ以上かかる場合もある。
かかる場合もあるが、きちんと塗れば完治する。
6.かゆみがおさまる
また、しばらく塗っていると、かゆみがおさまることがある。
治まったからといって勝手にやめないこと。
かならず医師の診断、特に検鏡での判断にゆだねる。
勝手にやめるとそれだけ長引く。
7.水虫でなかった場合
水虫でなかったら、とりあえず一安心だ。
例えば汗疱であれば、処方された薬を指示どおりに塗る。
その薬をその日に塗って、その日からかゆみが治まらなければ、違う皮膚科を受診する。
医師から
- かゆくても掻かない
と言われて我慢できればよい。
たいていは、我慢はできない。
薬を塗ってかゆみが治まらなければ、その薬は役に立たない。
我慢するために塗っているのではない。
我慢しなくてすむように塗っているのだ。
処方された薬が効かない、かゆみが止まらない、などであれば、違う皮膚科の受診をお勧めする。
8.強い薬はよくない
強い薬を処方するドクターがいらっしゃる。
- 処方される薬が強すぎる
という評判だ。
知り合いの薬剤師に聞くと
- 薬が強すぎる
という。
しかし、強すぎようが、なんだろうが、かゆみ(水虫以外)が治まらなければ意味がない。
よい薬を処方してくれても、かゆみが治まらずにかきむしってしまったら、意味がないのだ。
9.かゆいのは本人
- 掻かないように
と言いながら、かゆみを止めてくれなければ意味がないのだ。
なお、ほとんどの水虫の治療薬はかゆみ止めが入って無い。
だから、塗ったその日にかゆみが治まらないこともある。
かゆいところをなでたり、押さえたりしてごまかすしかない。
水虫とそうでない場合とでは、同じかゆみでも意味が微妙に異なる。
10.長期連用は避ける
長期にわたって使うのはよくない薬がある。
だいたい二週間が長期かどうかの分かれ目のようだ。
水虫治療薬のように、年単位で続けなければならないもの以外は、よくない。
一方で強い薬は、長期にわたって使い続けなくてよいものだ。
きわめて短い時間で症状を治め、その後、ランクを下げた薬でケアをする。
そういうプログラムであれば、再発しても症状は軽い。
11.手湿疹
ソレガシは手湿疹が悪化したことがあった。
手の甲も手の平もヒビ割れだらけ。
手を広げれば手の平のヒビから出血。
握れば、手の甲、指の関節の外側から出血。
どうにもならない。
12.デルモベート
かかりつけの皮膚科に相談したら、
- デルモベート
という最強クラスのステロイドを処方された。
べたべたするくらい塗るよう指示され、その指示に従った。
一ヶ月ほどでよくなった。
それ以降は、マイザーというワンランク下のステロイドに変わった。
その後わかったことは、かゆくなると、そこが乾燥してきてひび割れる。
なのでかゆくなったら、マイザーをべたべたするくらい塗るようにしている。
しばらくすると治まる。
強い薬で症状を治め、弱い薬でケアするプログラムだ。
13.まとめ
足の裏がムズムズしたり、水ぶくれができていると
- 水虫だ
と思うが、そうでないこともある。
めんどくさいが、きちんと皮膚科を受診し、顕微鏡で判断してもらうのが重要だ。
水虫が治ったはずなのに、かゆみがぶり返して気になる、という方。
参考にしていただきたい。
