痛いエクササイズの代表、ストレッチ。
膝を曲げずに、手をつま先につける、というのが代表的なものだ。
とにかく足の裏の筋が痛い。
痛いだけで、なんのご利益もない。
・・・という風に思いがちだが、あながちそうでもない。
痛いだけでご利益がなければ、ただの拷問だが、実は、やっておくと普段の生活でも役に立つ。
ここではそんな、ストレッチと日常生活についてご紹介する。
1.ストレッチ
ストレッチをご存じだろう。
代表的なのは、
- 立位体前屈
だ。
膝を伸ばして、手を伸ばして上体を折る。
足の裏のスジが伸びて痛くなる、あれだ。
もっとも、立位体前屈は、柔軟性の測定ツールなのだが、ストレッチとしても使うことができる。
2.スポーツ選手とストレッチ
スポーツ選手にとって、ストレッチは欠かせない。
アップ時に入念にストレッチを行い、体を十分にほぐしてからメインのトレーニングに移る。
柔軟性は、けがに見舞われる確率を下げてくれる。
たとえば、大リーグのイチロー選手は、メジャーでプレーを始めて、故障者リスト入りは一回しかないそうだ(wiki)。
もちろん、本人の怪我に対する意識の高さによるところが大きいのだが、アップ時には、ストレッチを入念に行うらしい。
体の柔軟性を十分に確保してから、次のメニューに移り、試合に臨む。
もちろん、イチローだけではない。
全てのスポーツ選手は、ストレッチを入念に行い、体の柔軟性を高めている。
柔軟性は、競技中の怪我から身を守ってくれる。
3.怪我を防ぐ
このようなスポーツ選手の知恵は、そうでない方も利用できる。
日頃からストレッチに親しんでおくだけで、とっさの時にけがをしなくて済むようになる。
4.思っている以上に動かない
かつてスポーツをしていた方は、特に覚えがあると思うが、数年間遠ざかると、あっと言う間に衰える。
筋力の衰えはもちろん、それ以上に深刻なのが柔軟性だ。
もともと柔らかいのであれば問題ないが、そうでなければ自分でもびっくりするくらいだ。
曲がっていたものが曲がらなくなり、届いていたものが届かなくなる。
その出来なさ加減に、愕然とする。
しかし、心配無用だ。
また今日から始めれば良いのだ。
明日ではなく、今日からだ。
毎日少しずつ続けていけば、時間はかかるが、できなくなっていたものが出来るようになる。
5.柔軟性はあなたを助ける
体の柔軟性は、あなたを助けてくれる。
スポーツを行うときはもちろん、ふだんの生活でも、とっさの動作を助けてくれる。
スポーツをするしないではない。
鍛えるのが目的ではない。
リスク回避ツールとして、ストレッチだ。
6.とっさのとき
日頃のストレッチは、
- とっさのとき
に威力を発揮する。
普段の生活で、
- とっさによける
- とっさに避ける
などがある。
そのとき、きちんと自分の体をコントロールできないと、転んだり、つまづいたりして大けがをすることがある。
自分の体をコントロールできないのは、体の柔軟性が減少していることに等しい。
意識では、足を前にやったつもりが、出ていなかったのだ。
足を踏み出したつもりが、出ていなかったのだ。
意識したとおりに自分のからだをコントロールする。
日頃からストレッチを行うことで、コントロールできなかったものが出来るようになる。
7.いつ行うか?
では忙しい毎日、いつ行えばよいか?
ストレッチは、体が温めてから行うと効果が高いと言われている。
一日のうちで体が温まっているのは、帰宅直後だ。
帰宅直後にストレッチをする。
帰ってすぐにお風呂に入る習慣のある方は、ストレッチしてから入る。
すぐに食事の方は、食事の前に行う。
一方、朝起きてすぐのストレッチはよくない。
体が硬いので、故障することがある。
体を温めてから行えばよいが、通学、出勤前の忙しい時間に温めている暇はないだろう。
だから、帰宅直後だ。
8.何から始めるか
なんでもよい。
とりあえず、出来ることから始める。
たとえば、先の立位体前屈。
今行えば、手の指先とつま先の距離は数十センチだろう。
それでよい。
その差を縮めるために今日から行うからだ。
今日から膝を曲げずに、手の指でつま先をつかむように頑張る。
届かなくても、届かせるようにして、ゆっくり十秒を二回数える。
このとき、反動をつけてはいけない。
息を吐きながらゆっくり体を曲げる。
一日一回でよい。
続ければ必ずつかめるようになる。
そのころには、意識した動作が出来るようになっているはずだ。
9.まとめ
ストレッチは、スポーツをする人、ダイエットをする人だけのものではない。
日頃からストレッチに慣れ親しんでいれば、とっさのときに自分をコントロールできる。
しなくてもよい怪我から自分を守ることができる。
最近、とっさのときに体がいうことをきかない、という方。
参考にしていただきたい。
