ジャズ喫茶をご存じだろうか。
2016年の昨今では、あまり聞かない業態だ。
ここでは、1967年開店の老舗、四谷「い~ぐる」をご紹介する。
1.い~ぐる
四谷にあるジャズ喫茶だ。
タバコ臭い階段を下りると扉がある。
押して店内に入り、左に進むと客席だ。
入るとわかるが、音楽の音がでかい。
2.音楽を聴く空間
ここは、「喫茶」という看板を持つが、単にお茶を喫する場所ではない。
ジャズと呼ばれる音楽を聴く空間なのだ。
先客の方がお二人。
静かに音楽を楽しんでおられる。
おしゃべりしているのは、店主と店員の方の二人だけ。
もっとも、おしゃべりといっても、声のトーンは抑え気味だ。
3.破格の価格
ランチタイムだが、ホットコーヒーを注文する。
680円也。
「喫茶」店のコーヒーとしては破格の価格だ。
破格であるのには、理由がある。
店内に流れる音楽のメディア(CD)の購入や、再生装置(CDプレーヤー、アナログプレーヤー)の維持、更新をしなければならない。
なので、それらの費用分が上乗せされているのだ。
4.音質保証
もちろん、かけられる音楽は、それなりの音質を保証しなければならない。
だから、スピーカーもそれなりの品質の装置(こちらは、JBLスタジオモニター)を使用されている。
ジャズ喫茶は、喫茶店という名称がついているが、あくまでも音楽を聴く場所なのだ
5.音楽以外の音は禁忌
ランチタイムなので、その後何人か来店される。
その方たちは、食事目的で来られたようだ。
パスタを注文されていた。
音を立てることもなく召し上がられる。
ジャズ喫茶では、音楽以外の音は禁忌だ。
なぜなら、それらは
- 雑音
であり、音楽を聴くときの妨げとなる。
食事をされる方は、ジャズ喫茶であることを十分に理解されているのだ。
だから、パスタすする音も、食器の音も聞こえてこない。
6.リクエスト
ジャズ喫茶では、自分の聴きたい音楽をリクエストすることができる。
もちろん、お店にあるレパートリーにあれば、だ。
ただ、い~ぐるでは、ランチタイムは受け付けていらっしゃらないとのことだった、残念。
その後、しばらく滞在して、店を後にした。
7.でかい音に集中できる空間
2016年の今、音楽はいつでもどこでも聴ける。
だからジャズ喫茶のような場所は
しかし、でかい音量で音楽に集中できる場所は、実はあまり多くない。
ジャズ喫茶は、その空間を提供してくれる貴重な場所なのだ。
8.まとめ
四谷にあるジャズ喫茶、い~ぐるをご紹介した。
手軽に音楽が楽しめる昨今、ジャズ喫茶など流行らないかもしれない。
しかし、でかい音で音楽を静かに、全身で楽しむことができる場所として、存在意義は高まるばかりだ。
たまには、でかい音で音楽を、静かに聴いてみたい、という方。
参考にしていただきたい。
