多くのノートPCには、
- リチウムイオン
のバッテリーが装着されている(2017 01)。
ノートPCのバッテリーは、AC電源が無い環境でPCを使うための電源だ。
しかし、実際にAC電源が無い環境に持って行った際に
- バッテリーの持続時間が思ったよりも短くて困った
ということになることが多い。
これは、バッテリーが劣化したために、寿命が短くなったためだ。
その原因として
- フル充電、100%充電がよくない
と言われている。
ここでは、リチウムイオンバッテリーの寿命を延ばす充電方法についてご紹介する。
1.常に充電しない
ソレガシなどはAC電源のある環境でノートPCを使うときに、
- AC電源で使うときにバッテリーもつけておけば、いつもフル充電状態にできる
と考えてしまう。
もちろん、いつでもフル充電なので、いつでもバッテリーだけで使うことができる。
不意の停電などのときも安心だ。
しかし、実はこれがバッテリーの寿命にとっては命取りだ。
2.常にフル充電
常にフル充電は、
- 頻繁に充電している
ことにつながっている。
つまり、
- 大して減らないうちにまた充電
を繰り返しているのだ。。
3.充電回数
PCに限らず、バッテリーには、
- 充電回数
が存在する。
バッテリーによっては、500回や、2,000回という具合に設定されている。
4.充電一回
この回数の、一回というカウントは、いろいろと調べてみると(次のサイトを参照させていただきました。ありがとうございました)、
任意の残量から100%まで充電されたら、充電一回
ということになるらしい。
つまるところ、残量が沢山あっても、その状態から100%まで充電されると、
- 充電一回
とカウントされるのだ。
バッテリーを装着したままAC電源でPCを使うというのは、まさにこの状態を指す。
その原因は、バッテリーの
- 自己放電
という現象だ。
5.自己放電
バッテリーは、AC電源を併用していても、どうしても
- 自己放電
という現象を起こす。
この現象によって残量が減るのだ。
そして、ある一定の残量まで低下すると充電が始まる。
この残量がどれくらいなのかは、メーカーや機種によって異なる。
異なるが、バッテリーを装着したままAC電源でPCを使うと、この自己放電により、いつのまにか既定の充電回数に達してしまう。
普段バッテリーのみでの使用回数がほとんどなかったり、あらためて充電したことが無いにもかかわらず、
- もうバッテリーがへたっている
ということになるのだ。
6.100%でなければ一回にならない
先に、
- 100%まで充電すると、充電一回
とカウントされることをご紹介した。
これを利用すると、
- 100%まで充電されなければ、その充電はカウントされない
ことがわかる。
これを利用したのが、VISTA以降のWIONDOWS OSの電源管理に実装されている
- バッテリの充電状態管理機能
だ(名称は、メーカー等によって異なる)。
その多くは、バッテリーを
- 残量80%~20%
の間で充放電するように管理している。
実際の充電回数が増えても、100%充電でなければ、
- 充電一回
とカウントされない。
たとえば、バッテリーをUPSとして使うために常に装着し、AC電源と併用で使用される方にとっては、ありがたい機能だと言える。
7.フル充電=悪ではない
一方、
- フル充電、100%充電はバッテリーにとって良くない、
というイメージを持たれるかもしれない。
実はこれは状況によって異なる。
先にご紹介したような、バッテリーをUPSとして使われるような場合には、常時100%充電はバッテリーにとってストレスとなるのでよくない。
しかし、頻繁にAC電源のない環境で、バッテリーでのみPCを使う方は、100%充電でよい。
そして、出来るだけ使い切ってから充電する。
同じ100%充電、フル充電でも使用環境によって持つ意味が違ってくる。
ご自分の環境に応じて設定を選択すべきだ。
8.リチウムイオンのみ
以上ご紹介した内容は、リチウムイオンバッテリーに該当する内容だ。
リチウムイオン以外の、ニッケル水素バッテリーや、ニッケル-カドミウムバッテリーには適用できない。
ご注意いただきたい。
9.まとめ
リチウムイオンバッテリーの寿命を延ばすための充電方法についてご紹介した。
バッテリーをどのように使うかによって、充電方法が異なる。
バッテリーをUPSのように使用するために、常時装着し、AC電源も併用する場合には、フル充電は避ける。
AC電源のない環境で、バッテリーだけで頻繁にPCを使用する場合には、フル充電し、できるだけ使い切ってから充電する。
同じフル充電、100%充電も、PCをどのように使うかで意味が違ってくる。
使用される環境に応じて、充電方法を選択していただきたい。
リチウムイオンバッテリーは、フル充電が良くないというのは本当なのか、という方。
参考にしていただきたい。
