冷えはダイエットの大敵だ。ダイエットは、代謝をきちんと確保するのが重要だ。きちんとした代謝を確実に、それも広い範囲の代謝を同時に確保できれば、効率も上がる。
一方で、代謝を低下させないことも重要だ。あなたの周りには、代謝を低下させるものがごろごろ転がっている。その一つが冷えだ。冷えには外側からのものと内側からのものの二つがあり、このうち代謝を低下させるのは内側からの冷えだ。
ここでは、内側からの冷えの原因と、対処方法についてご紹介する。
1.冷えはダイエットの大敵
冷えはダイエットの大敵と言われる。何故だろうか?
それは、代謝をきちんと確保できなくなるからだ。
2.代謝の確保
代謝の確保は、ダイエットのメインターゲットだ。なぜか?
それは、ダイエットで減らさなければならないものが、過剰に蓄積された脂肪だからだ。
過剰に蓄積されたものであっても、きちんと消費してやれば必ず減っていく。その、脂肪燃焼の仕組みが代謝だ。
3.代謝には、適温がある
代謝は、脂肪燃焼の仕組みだが、効率よく進むにはちょうどいい温度がある。
その温度が体温だ。36.5℃くらいがちょうどよい。これよりも低すぎると効率が悪くなるし、これを越えて高すぎても効率が悪くなる。
4.高いよりも低いに注意が必要
ただ、高くなることはあまりない。高くなる原因は、病気での発熱か、激しい運動によるものだ。
しかし、低くすることは以外に簡単だ。体を内側から冷やせばよいのだ。そして、あなたは無意識のうちに体を内側から冷やしている。
5.体を内側から冷やす
5-1.飲食物
温度の極端に低いモノや、体を冷やす食材を食べると体が内側から冷やされる。
冷たいモノを取りすぎると、おなかを壊す。これは、内側から冷やされたために胃腸の機能が低下した結果だ。
もちろん、冷えたモノを絶対口にしてはいけない、というものではもちろんない。
5-2.足を冷やす
足を冷やすと、血液も冷やされる。冷やされた血液は、冷たいまま足から心臓を目指して体をさかのぼる。このとき冷たい血液は、通過する部分の熱をどんどん奪っていく。
熱を奪った血液はそのまま通り過ぎるが、熱が奪われた部分には、その後からも冷たい血液が次々にやってきて、どんどん熱を奪っていく。
熱が奪われて、その部分の温度が下がると、その部分の代謝が低下する。この、代謝が低下した部分がどんどん広がり、結果として体全体の代謝が低下する。
寒いときに、足下を温めるのが大事なのは、実はこんな理由があったのだ。
6.代謝を高めるには、温めるのが肝要
ここまで冷えが代謝を下げることについて述べてきた。これと逆を行えば、代謝を高めることができる。
つまり、体を内側から温めれば、きちんとした代謝を確保しやすくなり、ダイエットの効率を高めることができる。
そのためには、温度の高いもの、平たく言えば温かいものを食べるようにすればよい。水分を多く含むものも加熱し、温めて食べるようにする。これだけで全然違う。
7.外側からの冷え
ここまでは、内側からの冷えについて述べてきた。それでは、外側からの冷えはどうなのだろうか?
7-1.外側からの冷えは、代謝を促進する
冬などの寒い季節など、外気温が低くなると体は代謝を促進して熱を作ろうとする。これは、体の防御反応だ。
体は、外的な要因による変化に対しては、変化を抑える方向に反応する。寒さを感じれば、寒くならないように変化(からだを緊張させるなど)するが、代謝を促して熱を作るのもその一つだ。
もちろん、代謝を促すからといって、冷やしすぎるのはかえって逆効果だ。体力が低下して、風邪をひく。
7-2.外側から温める
外側から温めるには、入浴が一番だ。本ブログでは、半身浴をお勧めする。
熱めのお湯に、みぞおちから下を浸ける。お湯から外に出ている上半身は、洗面器などでお湯をかければよい。
7-3.効果
お風呂から出た後の、ポカポカ感が違う。もちろん、しっかりと着込んで保温しなければならない。靴下もしっかりと履く。
半身浴を続けていただければ、おのずと体温も上がってくる。
8.まとめ
ダイエットには代謝の確保が欠かせない。
そのためには、エクササイズが重要だが、それにもまして重要なのが代謝の低下を避けることだ。代謝は、思いもかけぬことで低下することがあるので注意が必要だ。
とくに、体が内側から冷えると確実に代謝が低下する。そして、あなたは無意識のうちに体を内側から冷やしてしまい、せっかくのダイエットの効果を半減させているのだ。
ダイエットに励んでいるにもかかわらず、なかなか効果が見られないという方、参考にしていただきたい。