- ながらエクササイズは、まとまった時間をとることができない方の大きな味方
といわれている。
- 家事をしながら
- 勉強しながら
- 仕事をしながら
などなどいろいろな「ながら」がある。
しかし、本当に効果はあるのだろうか?
また、どのようにすれば高い効果を得ることができるのだろうか?
ここではそんな、ながらエクササイズについてご紹介する。
1.エクササイズは、「~しながら」では難しい
のっけから申し訳ないが、ソレガシの経験では
- 仕事しながら、作業しながらは無理
だ。
なぜなら、「ながらエクササイズは簡単」とはいえども、きちんと行わないと、期待する効果は得られない。
そのためには、ある程度の集中は必要だ。
2.集中すると集中が途切れる
ところが、エクササイズにある程度集中すると、その分仕事や作業への集中が途切れてしまう。
これは非常にまずい。
そもそも集中しなくてもよい仕事や作業などあり得ない。
仕事や作業に集中すると、エクササイズはおろそかになる。
これは、テレビやネットサーフィンでもいえることだ。
簡単なエクササイズだが、仕事中や作業中では、よほど意識して行わないと効果はゼロだし、作業もおろそかになるしで、両方とも中途半端になってしまう。
なかなか難しい。
なので、あたりまえなのだがダイエットは、ダイエットで必要な時間を作って行ったほうがよい。
そのなかでも、ながらとしてお勧めできる、一石二鳥なエクササイズをご紹介する。
3.不可抗力の時間を使う
ながらエクササイズは、不可抗力の時間に威力を発揮する。
不可抗力の時間といえば、移動時間だ。
3-1.階段を上る
階段を上るときは、どう考えても不可抗力の時間帯だ。
これを活かさない手はないので、
- エスカレータよりも、エレベータよりも階段
だ。
これは「ながら」だが、非常に効率的だ。
さらに、長ければ長いほど効果は高い。
たとえば東京周辺であれば、
- 都営新宿線の新宿駅のホームから改札までの階段
- 東京メトロ千代田線、国会議事堂前駅のホームから改札までの階段
- jr京葉線、東京駅のホームから、コンコースまでの階段
- jr中央線、東京駅有楽町寄りのコンコースからホームまでの階段
挙げればきりがないが、とにかく、長くても短くても階段を使う。
ただし、「3.」については、一部エスカレータしかないところもあるが、それは仕方がない。
加えて、つま先だけで階段を上がるようにすればさらに効率は上がる。
もちろん、一段とばし、二段とばしはさらに効果がある。
ただ、汗をかくので、そのあとで人に会うなどのがあるのであれば、時間に余裕を持つ必要はある。
さらに、階段の上り下りがきつい方は、さらに時間に余裕をもって出かけたほうがよい。
なお、オーバーウェイトの方は、上りだけ階段を使い、下りはエスカレータ、エレベータをお勧めする。
下りは、膝にかかる負担が倍増する。
3-2.荷物持ち
買い物などで、レジ袋を下げたり荷物を持つ時も、わきを締めずに、わきを少し開けるように持つ。
あまり脇をあけすぎると、非常に不自然になるので、ほんの少しでよい。
このように持つと、腕に負担がかかる。
腕痩せによい。
3-3.電車、バスの中で立つ
どんなにシートが空いていても立つ。
余談だが特に、本を読んだり、勉強したりするときは座らないほうがよい。
座ると、確実に眠くなる。
立っていれば、よほどのことがない限り眠くはならない。
本も読めるし、一石二鳥だ。
ただ、立つ時に姿勢を良くして、ドローイングのような動作をするとさらに効果は上がるが、お勧めしない。
最初からあれもこれもは、いつまにか
- 何もしない
につながる。
慣れてきたら、姿勢を良くするなどすればよい。
3-4.吊革につかまらずに立つ
先の延長だが、立つときに、吊革につかまったり、ポールなどに寄っかからずに立つ。
揺れる車内で、なにもつかまらずに立つのは非常に難しいが、バランスをとる練習にもなる。
ただし、本を読んだり、勉強したり、スマホを操作したりなどはできなくなる。
そちらに集中すると、不意の揺れで後ろの人の足を踏んだりするし、いつのまにか吊革につかまっている。
3-5.電車の中でつま先立ち
さらに先の延長だが、揺れる電車やバスの中でのつま先立ちは効果がある。
ただし、つま先立ちに集中しなければならないので、スマホの操作や、読書などは無理だ。
どちらかに集中すると、もう一方に集中できない。
吊革につかまらずにつま先立ちはさらに有効だ。
3-6.支柱や、ポールを押す
車内で立ちながら、支柱やポールを手で力一杯押す。
あなたが押したくらいでは曲がったり、折れたりしないので、思い切り押していただいて結構だ。
ずうっと押し続けると疲れるので、十秒押したら、十秒休む、などで繰り返す。
これもかなり汗をかく。消臭スプレーなどを用意しておいた方がよい。
このときは、つま先で立つ必要はない。
普通に立って、押せばよい。
4.テレビ
椅子に腰かけてテレビを見ている時に、両足の膝を付けて、足を浮かす。
これは効果がある。
ただし、テレビに集中が出来なくなる。
見たい番組の時には、お勧めしない。
5.待ち合わせ
相手が来るまでの時間、つま先立ちが有効だ。
ベンチが空いていても、もちろん座らない。
待ち合わせ場所に10分くらい前につくようにする。
6.行列
順番を待つ間の時間も有効に使いたい。
ただ、あまりおおっぴらに行うと、変な目で見られてしまうので注意が必要だ。
7.まとめ
簡単にできる「ながらエクササイズ」は、時間を有効に使いたい方にとって非常に有効なものだ。
しかし、言うは易しで、簡単にできるはずが実際にはなかなか難しい。
そこで実際に行うには、不可抗力の時間を有効に利用するのが最もよい。
特に、移動中の時間を利用してできるエクササイズはかなり有効だ。
また、待ち合わせなどの時間を使うのも有効だ。
ただし、どれもそれなりに汗をかくので、そのあとに用事がある場合には、時間に余裕を持たせるなどが必要になる。
不可抗力の時間を有効に使って、上手にダイエットしていただきたい。