保冷がカユイ

今日のカユイトロ
保冷がカユイ
◎保冷剤は、収納スペース減につながる
◎保冷剤を使わない、カセットガスでの保冷、モビールクール
 => 収納スペースが確保できる
アウトドアの保冷といえば、クーラーボックスです。
とりあえずこれがあれば、定温保存が可能になりますね。特に、保冷目的
が断然多いと思います。
ところが、この保冷、なにで低温を確保するのかが結構悩みの種ですね。
蓄冷剤、氷、凍らせたペットボトル、などなどいろいろとあります。
蓄冷剤もいろんなたいぷがあって、ロゴス(LOGOS) 氷点下パックGTマイナス16度ハード1200 81660611なんていう徹底低温やロゴス(LOGOS) 氷点下パックGTマイナス16度ソフト900 81660607という先のもののソフト版なんてのもあります。これらは、最低一週間は冷凍庫で凍らせたいところです。
ただ、保冷剤は冷たくなるので良いんですけど、保冷効果が消失すると、ただのプラスチックの
塊なのですね。これが結構邪魔なんです。
というわけで、氷なんです。自宅で作った氷をジップロックとかに入れて持っていくのも手です。
とけたら、氷水として使えます。ジップロックも二重にすれば破けにくくなります。コンビニでロックアイス
を買うのも手ですが、自家供給できるのであれば、自家供給がよいでしょうね。
余談ですが、このジップロック、結構使い勝手があります。普通のビニール袋より便利なので、かなり値は
張りますが多めにあると本当に重宝します。
しかし、やはり氷を袋に入れていくと、破けると水浸しになるし、なんだか不安だなぁ~という
感じになります。
次の出番はペットボトルです。ペットボトルに水を入れてこれも一週間くらい冷凍庫に入れて凍らせ
ます。一週間くらいがミソなんですね。これくらい凍らせると、なかなかのひえ具合でなかなか溶けません。
また余談ですが、ペットボトルにジュースやお茶をいれて凍らせて持っていきますね。現場について
半ば解けたものを飲むわけですけど、だいたい周りが溶けて、中心部が残ります。そうなると、この
中心部に残ったものはなかなかとけにくくて困るわけです。
そんなときは、ペットボトルをブロックとか、固いものにバシバシ打ち付けます。ペットボトルは
壊れないので安心して打ちつけてください。そのうちに中の氷がばらばらになって解けやすくなります。
ペットボトルは充分丈夫なので、穴さえ開きません。あらためて感心しますね。
どうしても穴を開けたければ、そのままガシガシ打ち付けてください。相当がんばらないと穴は
開かないのですね。本当に丈夫です。感心します。
さて、保冷剤にしても、氷にしても、溶けてしまったら補充しなければなりません。
また、保冷剤にしても、氷にしても、それらを入れるスペースがどうしても必要で、その分
目的のブツをいれるスペースが削られます。
イタシカユシのこの現象は、必要悪といえば必要悪です。なんとか最小限にしたいです。
というよりも、できればゼロにしたいです。
ということで、保冷剤のいらないクーラーボックスが必要になるのですが、実在します。
Dometic(ドメティック)の ポータブル3WAY冷蔵庫 mobilcool (モービルクール)シルバー RC1602EGC
ですね。ただし、お値段、結構なものです。高いです。新品価格 ¥48,700からということで、
一大出費です。それに、空重量も16kgと結構なものです。
 「アウトドアでこんなに払うのぉ~??」
 「これなら、少し大きめのクーラーボックス用意して氷を買い足せばいいぢゃない」
などなど、いろいろな声が聞こえてまいります。が、管理人は氷を買い足すとか、そういうのが
面倒くさいので、モービルクールを選択します。「金で解決できるとこは金で解決」というなんとも
いやらしい性格ですけど。
 さて、このモビールクール、何がうれしいかと言うと、AC100V(電源サイトはもちろんOK)、
自動車のシガーソケットのほかに、カセットガスで作動するところです。
すなわち、カセットコンロでつかうあのガスボンベ(たとえばニチネンのものやイワタニのものなど)で
冷却できるのです。これはめちゃくちゃうれしい部分です。これだけに注目して大枚はたいたといっても
過言ではありません。というか、それだけです。カセットガス一本で24時間冷却できます。
気温によっては、氷も作れます(少しですけど)。びびります。まじでびびります。エントロピー
が拡散するだけであるはずのアウトドアで氷ができるなんて本当に物理学的に感動します(ひとり
ごとです)。
ただ、やはり世の中いいことばかりではありません。実は、筐体全体に対して冷却装置が占める
スペースがかなり大きいので、肝心のストッカー部分が筐体全体の1/3くらいになります。
さらに、製氷皿を置くスペース(突起)があるので、背の高いものを入れるのに制限がかかります。
ちなみに、いろいろなクーラーボックスと外寸体積に占める容積(いずれもカタログスペックです)
の割合を計算し比較してみました。
多くのクーラーボックスが0.4弱~約0.5(コールマンのスチールベルトでした)なのに対して、
モービルクールは驚きの0.34です。完全に容積率負けです。
なんて書いてくると
 「なぁーんだ、ネガティブ要素しかないじゃん」
というオチに行き着きかねません。それでもモビールクールを推す理由は、やはり保冷剤の
スペースがもったいないのと、保冷剤とかの入れ替え、補充の手間を省きたい、という二つ
からです。この装置は、この二つの推す理由を強力にサポートしてくれます。とにかくよく冷えます。
冷却部分に霜がつくくらいです。冷やすことについては、頼もしい限りです。
ただし、使用にあたっていくつか注意が必要です。
まず、置く場所は水平でなければなりません。液体を循環させる構造なので、斜めになっていると
循環が不十分になり能力が発揮されません。管理人が初めて使ったとき、それを知らずに(取説は
きちんとよみましょうね)傾いた状態で使い、最後は
 「捨てよう」
なんてとこまで行き着いてしまいました。それほど性能が発揮されません。注意が必要です。
気になる方は、水準器(ホットシューカバー型水準器 デジタル一眼レフ用アクセサリーのようなもの
ですね)があると安心ですね。
つぎに、ガスを使用する際には、換気を十分にすることです。また、強風、突風で火が消えるので、
使用に際しては燃焼窓付近に風除けがあるといいです。
まだまだあります。
保冷なしでいきなりガスに点火してもすぐにはキンキンになりません。
マニュアルにも書いてあるように、使用前日からac電源で冷やしておく、凍ったものを入れておく
などの準備が必要です。
さらに、電源に関しては、シガーソケットは延長してはいけません。かなり熱をもちます。
付属のものを自動車のソケットに直接つないだほうがよいです。
詳しい仕様はつぎのとおりです。
サイズ:本体/W500×D440×H440mm、庫内/W410×D220×H340mm(冷却器の突起部分含まず)
本体重量:16kg
素材・材質:塩ビ樹脂鋼板
容量:33L
電源:AC100V 50/60Hz、DC12V、カセットガス
カラー:シルバー
ガス消費量:10.5g/h(カセットガス(250g)1本で約24時間)
コードの長さ:AC100V/1.8m、DC12V/2.3m
原産国:ハンガリー
収納本数:ペットボトル1.5L/9本、2L/8本(ボトル形状により変わります)
定格消費電力:AC100V/75W、DC12V/75W
というわけで、これは保冷に関してイチオシです。投資価値は充分にあります。アウトドアでの
保冷剤を使わないキンキンを存分にお楽しみください。
・・・?
あ、わすれてました、一番大事なこと。
到着前にかならず収納場所を確保しておくこと、です。
荷姿がかなりおおきいです。管理人は、「家族に話さずに発注」という荒業も併用
してしまったので、到着したブツを目にした家族から
 「緑の用紙もってこい」
くらいのお怒りをいただきました。みなさん、くれぐれもおぬかりありませぬよう。

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