キャンプなど、アウトドアで使う、ガソリンを燃料とするランタンやストーブ、バーナー(ガソリンギア)などは手間がいろいろとかかる。とりわけて気になるのが、残ったガソリンをどうするかだ。
さらに、ガソリンギアで面倒なのがポンピングだ。ポンピングツールも市販されているが、装着できない場合もある。
ここでは、ガソリンギアのメンテナンス方法の一つとポンピングの小技をご紹介する。
1.ガソリンギアのメンテナンス
アウトドアのガソリンをつかった器具(ギア)のメンテナンスは結構面倒くさい。
できれば燃料を全部使いきって終わるのが望ましい。すなわち、燃料を燃やし切り、自然に消火するのがよい。そのためには、適量を使用しなくてはならず、なかなかその量の調整が難しい。
と思っていたら、何のことはない。簡単にできてしまった。
次の要領で行う。
- 撤収時に、ガソリンを抜く。リムーバーを使うと抜きやすい。
- 抜いたら、ふたを閉め、通常の点火以上にポンピング。ツーバーナーなら、150回くらい。
- 点火。と同時にポンピング。そのうち消えるが、きえてもしばらくポンピングを続ける。
- 消えてしばらくして、冷えてから、タンクのふたを開ける。
これだけだ。これだけで使い切った状態と同じ状態にすることができる。簡単だ。
理想は、着火している状態で燃料タンクのふたを開けるのがもっともよい。しかし、これはさすがに危険だ。今回ご紹介した方法であれば、いつでもできる。
ただし、ガソリンは非常に引火しやすい、自然発火しやすい燃料だ。そのことは忘れないでおいていただきたい。
2.ポンピングのコツ
ポンピングは、親指の付け根を使うと楽だ。
親指でポンピングする方も多いと思うが、さすがに疲れる。スーパーポンピングを買うのも手だが、ノーススター2000などはスーパーポンピングが装着できない。そんなとき親指の付け根を当ててポンピングをすると楽にできる。
これは、点灯時の追加ポンピングの時にも使える。ランタンスタンド等から一度はずしてテーブルや地面に置き、親指の付け根を使うと楽にできる。吊り下げたまま不安定な中でポンピングするよりも安全だ。ただし、くれぐれもやけどに注意。
まとめ.
以上、ガソリンギアのメンテナンス方法と、ポンピングの小技をご紹介した。参考にしていただきたい。
繰り返すが、ガソリンは非常に引火や自然発火をしやすい。くれぐれもご注意いただきたい。