湿潤療法、というものをご存じだろうか。
従来の、傷を乾燥させて治療する方法の、いわば対極の方法だ。
ソレガシは医療については素人だが、気になっていろいろと調べてみた。
ここでは湿潤療法について調べた結果などを、ご紹介する。
1.湿潤療法で治したい
結論から申し上げる。
採用するしないは、医師の厳格な判断に基づく。
素人判断での採用は非常に危険だ。
そして、医師の指示する方法で治療していく。
だから、湿潤療法で治療したいのであれば、医師に相談するのが最も確実な方法だ。
2.湿潤療法
ソレガシの知人で、湿潤療法の経験をお持ちの方がいらっしゃる。
その方は、胃がんにより胃を全摘出。
術後入院中の術創管理に湿潤療法がおこなわれていた。
傷を水道水でよく洗い、ラップで保湿する、というもの。
いままでの治療方法とは全く違う方法なので、正直びっくりした。
ご本人も、それまでの常識とかけ離れた方法であるので驚かれていたが、医師の説明を聞き納得されたとのこと。
すなわち、入院中であるので当然、医師の管理下にあり、急変時には対応が可能だ。
3.医師の管理下
逆に言うならば、本法は
- 医師の管理のもと、適切な方法で行う療法
であることがわかる。
なぜなら、一つ間違えると化膿する恐れがあるからだ。
医師により処方された治療資材を用いて、医師の指示通りに操作を行う。
それにより、初めて高い効果を得ることができる。
ちょっと聞くと
- 傷を真水で洗って、ラップで蓋をしておけばよい
という感じだが、実際にどの程度の傷であれば本法を適用するかの判断は、医師にしかわからないだろう。
4.ソレガシの場合
実は足の裏に大きな水ぶくれが出来たとき、歩くとものすごく痛かったので何とかしたいと思い、いろいろと調べた。
いろいろなサイトに、
- 足の裏をきれいに洗う
- 水ぶくれを消毒した針でつぶす
- ラップで保湿する
- 毎日足をきれいに洗い、ラップを交換する
と紹介されていた。
あまりの痛さに、正直やってみようと思った。
が、万が一のことを考えると、とてもじゃないが、素人判断で行う気にはならなかった。
医療用のラップ(被覆材)や精製水が手元にあったとしても、無菌的なパッドやテープを用意しなければならない。
ましてや、手順を間違えれば雑菌が混入することもあり得る。
簡単で極めて有効なイメージの方法だが、きちんと行わなければ症状をこじらせる可能性すら見え隠れする。
5.かかりつけドクターの指示
ちなみに、ソレガシがかかりつけの皮膚科のドクターからは、湿潤の「し」の文字も出なかった。
ドクターの指示は
- 自分でつぶさない
ことのみだった。
おそらく、素人に扱えるものではないのだ。
結果、つぶさずにいたら三日目以降に自然につぶれて痛みが和らいだ。
その後は化膿もせずに順調に回復している。
つくづく
- 素人判断でつぶさなくてよかった
と思っている。
6.まとめ
湿潤療法についてご紹介した。
パッと聞くと、いいことずくめの方法だが、これは医師の判断があってのものだ。
医師が傷の状態などをきちんと観察し、湿潤療法を取るかどうかを判断する。
そして、採用した場合も、医師の指示により交換などの操作を行う。
医師の判断によるものではない、素人判断による湿潤療法は非常に危ない。
採用したければ、一度医師に相談したほうがよい。
湿潤療法は、いわばもろ刃の刃(もろはのやいば)なのだ。
湿潤療法で治療したい、とお考えの方。
参考にしていただきたい。
