足の裏に水ぶくれができることがある。
かゆいので見てみると、明らかに水ぶくれのようなものが出来た跡がある。
白くなっていて、その真ん中が丸く破れている。
気が付かないうちに出来て、気が付かないうちに破れているのだ。
多くの場合、かゆみはあるが、痛みはない。
困るのは水ぶくれを押したり、歩いたりすると痛い場合だ。
そんな、痛みを伴う水ぶくれの原因と対策についてご紹介する。
1.足の裏の水ぶくれ
足の裏に水ぶくれができることがある。
小さいモノであれば気が付かないうちに出来て、気が付かないうちにつぶれている。
気が付くと、皮が白くなって剥けてきている、という具合だ。
原因はいろいろとある。
一つは水虫、一つは汗疱だ。
2.診断
足に出来る水ぶくれはどれも似ている。
カユミを伴うこともあれば、その周りがカユイこともある。
足のかゆみといえば、水虫がイメージされるが、そうとも限らないのだ。
だから、素人判断で診断せず、きちんと皮膚科を受診する。
2-1.水虫
水虫と診断されたら、これから数か月から最低一年は薬とお友達だ。
医師に指示されたとおり、毎日欠かさず塗る。
ソレガシの場合、朝と夜、毎日欠かさず塗った。
そして、処方された薬が無くなる前に皮膚科を受診する。
かゆみが取れても治ったかどうかはわからない。
皮膚を顕微鏡で診断し、菌がいないかどうか見なければならない。
自分で顕微鏡をのぞけるのであればよいが、通常はそうではないだろう。
きちんと診断してもらうことが重要だ。
治りにくければ、処方を変えてくれる。
こういう場合、市販薬では太刀打ちできないことも多い。
2-2.汗疱
水虫でなければ、汗疱だ。
汗疱であれば、ひとまず安心だ。
しかしカユミがあると、ついつい掻いてしまい水ぶくれをつぶしてしまう。
だから、処方されたかゆみ止めを塗る。
掻かなければ水ぶくれは、自然につぶれる。
自然につぶれると、不潔な部位のはずなのに化膿したりしない。
気が付くとつぶれていて、気が付くと皮膚が落ちている。
体の都合でつぶれるので、化膿しないのだ。
つまり、体の都合にまかせることが重要。
決して自分でつぶしたり、むしりとったりしないこと。
これが快方への、一番の近道だ。
3.大きな水ぶくれ
いままでご紹介してきたのは、実はちいさな水ぶくれだ。
まれに、直径3㎝位の大きな水ぶくれができることがある。
水虫でも汗疱でもできる。
3-1.痛い
破けるまでパンパンに張っているので、歩くとものすごく痛い。
痛いので、ドクターに何とかしてほしいと頼むが
- 自分で破かない
しか言ってくれない。
この時ばかりは、ものすごく非情な人に見える。
しかし、破いてはいけないのでひたすら我慢する。
といっても痛いのは歩くとき、それも歩きはじめだけだ。
3-2.破れるのも順序がある
とは言うものの、とにかく痛いし、歩いている最中に破裂するのではないか、という恐怖感がある。
しかし、心配はいらない。
実は、パンパンに張っている時は破れにくい。
それに、破れるのも順序を経て破れる。
まず、見えないくらいの小さな穴が開いて水が出るようになる。
いつの間にか開いているのだ。
そこから少しずつだが水が出て、全体的にゆるんでくる。
ゆるんでくると痛みが治まってくるので、普段通りに歩けるようになる。
そんな中歩いていると、突然
- プチッ
という小さな衝撃を足の裏に感じる。
破けたのだ。
足の裏を見ると、どこが破れているのか見当がつかない。
しかし、ティッシュなどを当てると濡れるので、確実に破れている。
濡れるか所を見ても、どのように破れているのかわからない。
体の都合で破けているので、自分に見えるみえないは関係ない、というところだ。
3-3.水が止まらない
水が止まらないようであれば、皮膚科を受診して医師の診断を仰ぐ。
化膿する可能性があれば化膿止めを処方してくれる。
ソレガシの場合、水虫の時には処方されなかったが、汗疱の時には処方された。
もっとも、飲むのを忘れてしまい、一日三回、一週間分処方されたが三回くらいしか飲まなかった。
4.自分で破かない
水虫にしろ、汗疱にしろ、水ぶくれを自分で破いてはいけない。
足の裏なので、
- 不潔
というイメージはあるが、勝手に破ける場合には化膿はしない。
体はその部位がどんな環境なのかわかっているようだ。
もちろん、自分で破くと化膿しやすくなる。
体の都合と無関係だからだ。
だから、どんなに痛くても自分で破いてはいけない。
5.まとめ
足の裏に出来る水ぶくれ。
小さいものは知らないうちに出来て、知らないうちに破れている。
破れても化膿することはない。
大きな水ぶくれも同じだ。
違うのは、痛いことだ。
痛いが、針でつついたりして自分で破いてはいけない。
破けるまでは歩くと痛いが、我慢だ。
必ず自然に破けて、楽になる。
足の裏の水ぶくれが痛くて仕方がない、とお悩みの方。
参考にしていただきたい。