非常持ち出し袋などを用意されている方もいらっしゃるだろう。
こまめに在庫をチェックし、交換などされていらっしゃるだろうか?
ソレガシなどは、使用期限が3年くらい過ぎてからようやく気付いて交換するような感じだ。
交換したら、古いものをどうするか?
捨てればよいのだが、捨てる前に一工夫するとよい。
そんな、古い防災用品の使い方をご紹介する。
1.練習
古くなった防災用品は、練習に使う。
練習といっても、使い方を練習するだけで、そういう場面を設定するわけではない。
2.使い方が分からない
練習は大事だ。
くるかもしれない本番の日に、
- 使い方が分からない
- 使おうと思ったら、必要なものがなかった
では、無用の長物でしかない。
もちろん、
- 開けて食べるだけの缶詰
- ペットボトルの水
などは、練習の必要はないが、捨てずに自分の胃袋へ入れる。
練習する必要があるのは、
- 操作が必要
- お湯が必要
- 水が必要
というものだ。
3.ライフラインは使えない
非常時は、ライフラインは全てストップする。
運良く、一部使える場合もあるが、基本、全停止だ。
そんな中で、お湯が必要な場合に、
- 火を確保するにはどうすればよいのか
- お湯をどうやって作るか
などをきちんと考えておかなければならない。
4.アウトドアギア
普段から、アウトドアに親しんでいらっしゃる方は、アウトドアギアを使えばよい。
ただ、いざというときに使えないと困る。
なので、シーズンオフでもたまに引っ張り出してメンテナンスしておくことをお勧めする。
燃料の残量も確認しておく。
- 確か、残っていたはず・・・
と思うときに限って、スッカラカンなのだ。
5.カセットコンロ
寒い季節に、鍋などで活躍してくれるカセットコンロ。
実は、立派な防災用品でもある。
ライフラインが断たれたときの、火力として威力を発揮してくれる。
日ごろからカセットガスの備蓄本数を確認して起きたい。
さらには、たとえば、やかんでお湯を沸かす場合、どのくらいの量なら、どの程度時間がかかるか、などもチェックしておくとよい。
6.初めてでも簡単、とは限らない
よく
- 初めての人でも簡単
という装置がある。
- 簡単なんだ
と思うと練習もいらないだろと思う。
そして本番で実際に初めてさわってみると
- 簡単ではなかった
ということが往々にしてある。
そういう装置こそ、いざというときに初めてだと
- 使えなかった
ということに陥りやすい。
6-1.引っ張るだけ
たとえば、
- 引っ張るだけ
で使える装置がある。
いざというときに引っ張ったら
- 力を入れすぎて壊れた
ということもある。
単に
- 引っ張るだけ
であっても、力加減は重要だ。
男性と女性、大人と子供では、単に引っ張るだけでも違ってくる。
本番前に、実際に引っ張っておかないと、本番の時に大変なことになりかねない。
6-2.お湯を入れるだけ
お湯を入れるだけであっても、どのようにして入れるのか練習しているしていないで、いざというときの安心感に差が出る。
パッケージを読めば書いてあるから
と思っても、練習したほうがよい。
非常時は、パッケージに書いてある説明をゆっくり読んでいる時間などほとんどない。
練習しておくに越したことはない。
7.電池
今回のテーマと直接関係はないが、電池を使う装置に、電池を入れっぱなしにしていないだろうか?
頻繁につかわない装置類は、ついつ電池を入れっぱなしにしがちだ。
しかし、電池を入れっぱなしにすると
- 液漏れ
などで、本番の時に装置が使えないことがある。
面倒でも、電池は抜いておくことが肝要だ。
入れておかないと、
電池ケースをいちいち開けて電池の型を確認しなければならないのが邪魔くさい
のであれば、装置の目立たないところに
- 単1 6本
と書いておくか、テープに書いて電池ケースの上にでも貼っておく。
もちろん、必ず必要な電池の種類と数をきちんと把握しておくのは重要だ。
8.まとめ
備えあれば憂いなしの防災用品。
古くなったものは捨てずに、練習に使う。
調理や操作は、簡単なものが多いが、実際やってみると手間取ったりすることがある。
そういう時に、古い、捨てるものを使って練習しておくと、いざというときに安心だ。
古い防災用品を捨てるのはもったいない、とお考えの方。
参考にしていただきたい。