自転車に限らず、タイヤにはワイヤが入っている。
このワイヤが、何らかのトラブルで飛び出ることがある。
もちろん、そんな状態のままで放っておくと、大変なことになる。
ここでは、ソレガシの経験をご紹介する。
1.自転車のパンク
ある日、自転車(コンパクトサイクル)の前輪の空気が抜けていた。
空気抜けは、パンクか、空気バルブの虫ゴムの劣化だ。
とりあえず、虫ゴムを確認すると、破れもない。
急いでいたので空気を入れて出発した。
2.空気が抜ける
走り始めて五分もたったないうちに、空気が抜けてタイヤがひしゃげてきた。
- これはまずい
と思いながらも、前輪を浮かす感じで目的地まで無理やり走った。
帰る時、ポンプをお借りして給気した。
空気バルブのねじをもう一度しめなおしてから出発。
今度は、空気の抜けが無い。
- やはり、バルブのゆるみだったのか
と勝手に思い、その日は帰った。
3.数時間後
帰宅して数時間後タイヤを見ると、やはり空気が抜けている。
こうなると確実にパンクだ。
サイクルショップに持っていけばよいのだが、素人目にもタイヤが劣化している。
4.劣化したタイヤ
入手して15年あまり。
10年くらい前に、後輪がチューブの破裂に伴いタイヤが破損して交換して以来、前輪は手つかずだ。
タイヤの交換を勧められるのがわかっていたので、10年前の出費(5000円くらい)を思い出してめんどくさく思い、
- 空気バルブの不調
と決めつけ、とりあえず虫ゴムを交換した。
5.入れても抜ける
空気を入れて数時間後、やはり空気が抜けている。
空気バルブを閉め直し、再度空気を入れた。
空気を入れてからタイヤをよく見ると、一部が異様に膨らんでいる。
リムからタイヤの端が半分はみ出ている。
さらに、タイヤのワイヤーが少し飛び出していた。
6.破損したタイヤ
空気が抜けた状態で走った時に、タイヤが破れてしまったのだ。
とりあえず空気を抜いて、はみ出ている部分とワイヤーを押し込み、また空気を入れる。
その翌日、自転車で出かけなければならず、ひしゃげたタイヤに空気を入れて走り始めた。
案の定、空気が抜け始める。
7.前輪破損~交換
用事をなんとかこなし、つぎの場所へ移動している途中に
- ガシャン、ガガガガ
という音とともに、前輪が止まった。
タイヤからワイヤが派手に飛び出し、フォーク(前輪を取り付けている部分)やハブ(回転部)に絡まったのだ。
タイヤがひしゃげた状態だったので、ゆっくり走っていたのが幸いし、大事に至らなかったが、ヒヤッとした。
とりあえず、飛び出たワイヤをスポークに巻きつけ、押して帰った。
さすがに修理をしなければならなくなり、タイヤの交換を行うことを決めた。
そして、自分でタイヤの交換を行い、無事に復旧した。
タイヤのトラブルは早めの対応をお勧めする。
8.まとめ
パンクしたままの自転車に乗ると、タイヤを傷めるといわれる。
今回、身をもって証明してしまった。
タイヤが傷んだから、ワイヤが出てきてしまった。
こうなると、タイヤを交換するしかない。
いらっしゃらないとは思うが、くれぐれもパンクしたままで自転車にお乗りにならないでいただきたい。
最近、自転車の空気が抜けやすいのが気になる、という方。
参考にしていただきたい。