ダイエットの停滞期、その理由がわかると安心でき、楽しくなる

ダイエットに停滞はつきものだ。順調に減っていたものがある日を境にしてぴたりと止まる。一日でも早く痩せたい側としては、非常にいらいらする。

いろいろと調べても、

  • 停滞期は我慢するしかない

とか

  • ホメ何とか

などのややこしい専門的な内容だったりしてよくわからず、ストレスはたまる一方だ。そんなものゆっくり考える暇はないのに、まるで

  • 考えられないひとは痩せられないのか?

という印象さえ受けてしまう。

ここでは、そんなよくわからないダイエットの停滞をよく知り、安心する方法をご紹介する。


1.ダイエットの停滞期は準備期間だ

ダイエットにおける停滞期は、体が痩せたことになれるための準備期間であり、ダイエットが確実にプラス方向に進行していることの証明でもある。

1-1.痩せるのは、太るの逆方向

ダイエットを始めると、いままで太る方向を向いていた体が、「痩せる」という逆方向に進行し始める。体の機能として太る方向を向いていたのが体自身の意思に反して、今までとは違う方向に進行することになる。すると、本人の「痩せたい」という意思とは関係なく、体は「体調が通常とは逆の方向に向かっている」と認識する。

停滞期は、その変化についていくために準備をしているのだ。一気に痩せると、体のバランスが崩れてしまい、とんでもないことになる。起きる。だから痩せた状態に体自身がなれるため、慣らすために、停滞して痩せるのを一時的に中断し、いままで行われてきた痩せるというプロセスを整理し、次の痩せる段階に備える。準備する。そして、準備が整ったら、また痩せていく。

1-2.スランプも同じ

スランプも同じだ。本来、生産せずに、消費だけしていたものが生産の方向へシフトする。進歩する。急激な変化は過度の負担になるので、スランプで一休み、というわけだ。

1-3.「痩せる」のは体にとっての一大変化

ダイエットは、痩せる作業だ。この痩せるというのは我々が考えている以上に、体に負担がかかるものだ。それは、痩せているときの体の変化からわかる。

たとえば、ダイエットの事実として体重が減っていく。すると、一時的に疲れやすくなったり、根気がつづかない、持久力がなくなる、などの自覚症状が現れることがある。これらの症状が現れるとほぼ同時に、体重の減少が止まる。これは、痩せた状態に体がなれるまで体重の減少等を止めているのだ。

そして徐々に体が痩せた状態になれてくる。と同時に疲れやすい、根気が続かない、などの症状が薄れ、その頃からまた体重が少しずつ減るようになる。

1-4.停滞期は、確実にダイエットが進行していることの証明

ダイエットをしていなければ、停滞期は訪れない。あたりまえだ。なぜなら、変化していないからだ。むしろ、停滞期がこないダイエットの方が異常だと考えたほうがよい。なぜなら、停滞期が来ないということは、体がバランス維持機能を放棄しているということだからだ。

ところが状況によっては、そういう痩せる一方、減る一方ということがある。病気を患っていたり、ストレスによって痩せたりだ。カゼをこじらせたりして発熱が続くと、消耗して体重が減る、などはその例だ。

だから、健康である限りは、ダイエットの進行とともに訪れる停滞期は、むしろ喜ばしいものであると考えるほうがよい。停滞期が来るほうが正常であるということだ。停滞期が来るということは、正常に、確実に痩せることができているという体からのメッセージだ。

2.停滞期の継続方法

ダイエットの停滞期は準備期間、一休みなのだから、無理をせずに、今のペースのまま続ける方がよい。といっても、進行しないので歯がゆいおもいをするが、淡々とそれまでのペースで続けた方がよい。

決していまよりもペースをあげないことだ。ある意味、体が疲れているのだから、ペースをあげると負担になる。スランプに陥ったら、無理をせずに、それまでのペースを維持するのが良いと言われているのは、そのためだ。

3.停滞は、休憩である

停滞は決して不合理なものではない。むしろ、体が過度の負担を避けるための非常に重要な体の防御、調整機能なのだ。これを専門用語では「ホメオスタシス(恒常性維持)」と呼ぶ。

もっとも、減らしたい本人にとっては減らなくなるのだからやきもきする。ストレスもたまる。ついつい自暴自棄になって、ドカ食いしそうになる。

しかし、そこは準備期間、調整期間だと考えて、なんとか乗り切りたい。正常に痩せることができていることを体自身が知らせてくれている「良い便り」ととらえたい。こつこつと今のペースを続けていけば、必ず良いほうに変わる。決して「ダイエット失敗」などではない。恐れず続けていきたい。

まとめ

ダイエットの停滞期は体がバランスを維持するための重要な時間だ。というよりも、停滞期が訪れているというとは、確実にダイエットがプラスに進行しているという確固たる証明、証拠に他ならない。

とは言ってもやはり停滞期はつらい。しかし、これは良い方向に向かっているという体自身からのメッセージなのだ。そうとらえて、頑張っていただきたい。もちろん、何度が停滞するだろう。しかし、それらは全て体自身の良い反応に他ならない。

是非今のペースを続けて行っていただきたい。必ず良い結果を手にすることができる。お約束する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください