寒くなってくると気になるのが風邪だ。ちょっとした油断で引いてしまい、一度引くとなかなか治らない、治りが遅いという方も多いだろう。
ここではそんな風邪の、簡単に出来る予防方法をご紹介する。
1.風邪の予防方法
二つある。キーワードは
- 保温
だ。
2.のどの保温~就寝時にタオルを巻く
2-1.タオルでのどを保温する
外出時にマフラーや、ネックウォーマーで首元を暖かくする方も多いと思う。しかし、そういう方も帰宅すると家の中では首元を暖かくすることは少ない。特に、寝ているときはほぼ完全に無防備だ。
しかし、じつは寝ているときに首を保温するのは非常に効果が高い。といっても、マフラーやネックウォーマーをするのではない。タオルを巻くだけだ。タオルを巻いて寝るだけで、のどの調子が全然違う。
タオルは何でもよい。できれば、マフラータオルが巻きやすくてよい。タオルは必要以上に温かくならないし、なにより汗を吸ってくれる。少しきつめに巻いても大丈夫。そのうち、いい具合にゆるんでくる。
睡眠時ののどの保温は重要だ。なぜなら、のどは最も冷やしてはいけない部分だからだ。
2-2.のどを保温して、異物排除を促す
のどが冷えると、繊毛運動が鈍くなり異物の排除がうまく行えなくなる。ホコリなどにはウィルスが付着しているが、それらの排除が鈍ることで、風邪をひきやすくなる。
起きているときは、マスクをしたり、いろいろな手段でのどを潤したりして乾燥を防ぐことが出来るので、繊毛運動も維持できる。
2-3.タオルはいい具合に保温してくれる
しかし、睡眠時はなすすべがない、というより意識して機能維持が出来ない。マスクも有効だが、眠っている時に息苦しくなり、無意識に鼻からずらしたりしてしまいがちだ。
その点、タオルは思ったほど暑くならないのでおすすめだ。保温することで、のどの繊毛運動をしっかり確保して、異物の排除を促す。そして、結果として乾燥が防げる。
3.半身浴~熱めのお湯がポイント
3-1.熱めのお湯が良い
入浴するときに、少し熱めのお湯にみぞおちから下だけ浸ける。使っていない上半身は基本、寒い。しかし、寒いのは最初だけだ。寒ければ、洗面器などでお湯をかければよい。
最低でも五分は温まりたい。その際、足の指を曲げたりのばしたりして、足の先までしっかりと温める。
3-2.熱めのお湯だと、疲れずに温まれる
半身浴は、出てからのポカポカ感が全く違う。加えて、肩まで浸かった場合よりも、疲れ方も違う。
ちなみに、肩までつかるのは、確かに温まる。しかし、その実疲れてしまう。その点、半身浴は疲れることがほとんどない。
3-3.外側からも保温する
もっとも、ポカポカが続くからといって、油断してはいけない。きちんと寒くない格好をして、外側から保温する。靴下も履く。
なお、半身浴の詳しい方法、効果は、「半身浴とその効果」をお読みいただきたい。
4.まとめ~キーワードは保温
風邪は予防が一番だ。予防のポイントは保温だ。
特に、睡眠時ののどの保温は重要だ。これはのどにタオルを巻くことで簡単にできる。
また、入浴は半身浴で体を疲れさせない。温まっても疲れてしまっては逆効果だ。熱めのお湯での半身浴は効果が高い。
是非参考にしていただき、寒い季節を風邪知らずで過ごしていただきたい。