<h1>ベートーベン 交響曲第八番とは</h1>

ウシマツです。
ベートーベンの交響曲作品は、奇数系列と偶数系列に二分される。
奇数系列は革新的で偶数系列はどちらかというとおとなしめ、という具合だ。
しかし、本当にそのような仕分けでいいのだろうか?

交響曲第八番

交響曲第八番、この曲はそんな単純な仕分けに収まらない凶暴さを持っている。
一楽章からそれは確認できる。
第一主題の展開部。
執拗にまで繰り返されるモチーフ。
これでもか、これでもかと繰り返される。
その果てに力強く主題が再現される。
いやいや、ここにくるまでに本当に疲れる。
勘弁してほしい。

「しつこさ」と「凶暴性」

そう。
この曲のもつ性質は「執拗」であらわされる。
とにかくしつこい。
第二楽章、三楽章は落ち着いたテンポだ。
しかしスタンスは一緒だ。
しつこい。
そして第四楽章。
オーケストラが暴れまくる。
相変わらずのしつこさを伴って。
最悪だ。
このひとの持つ凶暴性が完全に露放されている。
まあ、最後は何事もなかったように終わるのだが。
副題をつけるのであれば「毒」であろう。
それだけのものを持っている曲だ。
ウシマツでした。

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