海で一日過ごす時、タープやサンシェードは欠かせない。
無風の日であればなんということはないが、風が吹きまくる日は、固定しないと飛んで行ってしまう。
そんな時、ペグで砂地に固定するのだが、タープやシェードについてくるペグは無意味だ。
ちょっと風が吹くと、面白いように抜ける。
気が付くと、固定したはずのタープが旗となって、はためいている。
ここでは、砂地に設営するときの固定方法についてご紹介する。
1.砂地での固定
結論から申し上げる。
最低、長さ30cmくらいの、幅の広いペグで固定する。
出来れば埋め込んで、さらに埋めた上に大きな石を置きたい。
2.サンドペグ
上でご紹介した
- 30cmくらいの、幅の広いペグ
は、サンドペグと呼ばれる。
出来るだけ長い方がよい。
50cm位あれば、幅はそんなに広くなくてもかまわない。
3.ふつうのペグ
くれぐれも、ふつうのペグは使わないことだ。
使うのであれば、深く埋め込むことだ。
埋め込む際には、ペグにロープを結びつけ、自在がポール側に来るようにする。
4.砂地は手ごわい
砂地での設営は難しい。
短いペグだと打ち込んでも、ちょっと引っ張れば抜ける。
全く意味がない。
もちろん、普通の、10cm前後のペグは全く無意味だ。
風が吹けば、抜けて飛んでいく。
どうしても普通のペグしかなければ、深さ50cmくらいの穴を掘り、ペグを打ち込み、埋める。
もちろん、ロープが通る部分も掘らなければならない。
ものすごく手間がかかる。
砂地は土と全く違うのだ。
5.砂地はふかふか
砂地を掘っていただければわかるが、掘り始めてからしばらくは、砂がサラサラだ。
手ごたえが出てくるのは、掘る場所にもよるが、20cm~30cmくらい掘り進めてからだ。
手ごたえが出るあたりまで刺さるものでなければ、グリップが全く利かないのだ。
だから、長いものがよい。
6.投資
長いペグはそれなりの投資になる。
しかし、ケチって後悔するより、投資して満足する方がよい。
あたりまえだが。
7.長いものは邪魔
長いものは、邪魔だ。
邪魔だが、砂地では長さがモノをいう。
くれぐれも長いものをご用意いただきたい。
もちろん、土木工事用のスチール杭でも問題ない。
というより、そちらの方が確実だ。
ただ、長いし、重い。
8.まとめ
砂地での設営、固定には、30cm以上の長いペグを使用する。
30cmは、あくまでも最低の長さだ。
わずらわしくなければ、長いほどよい。
それなりの投資になるが、全然固定できなくて途方に暮れるよりもましだ。
砂地は固定しにくいのでちょっと、とお考えの方。
参考にしていただきたい。