あなたは、キャンプなどのアウトドアで使う火器の燃料はなにをお使いだろうか?それとも、まだなににするか決めかねておいでだろうか?
ソレガシは、ガソリンを強くお勧めする。その理由は、
- 面倒くさいことが多いが、いついかなる状況でも機能を発揮してくれる
ことだ。機能とは、ランタンなら、「明るく輝き続ける」、だろうし、ストーブなら、「燃え続け、消えない火」、だろう。
しかし、ソレガシがガソリンを進めるのはそれだけではない。
ここでは、ソレガシが何故ガソリンを強くお勧めするのか、その理由の一つをご紹介する。
1.ガソリンを勧める理由
燃料の残量がすぐにわかる。そして、不足するようであれば、使う前にギアのタンクに補充すればよい。これは、連泊キャンプなどで威力を発揮する。当然だが連泊するときには、一泊キャンプよりも燃料を多く使用する。
たとえば、ガソリンツーバーナーである、コールマンの413Hであれば、サイト設営が終わったら、燃料注入にとりかかると思う。人によって入れる量はまちまちだろうが、だいたい満タンの7割程度入れるだろう。このくらい入れておけば、初日の夜と、翌朝は問題ない。
しかし、二日目の夜は使用量にもよるが、不足する可能性がある。そのときに、火が消えてから補充するのはなんともしらける。だから、二日目の夜の使用前に補充しておくのだ。これはガソリンならではの良さだ。
2.ガスの場合
ところが、ガスはそうはいかない。ボンベの状態を確認し、不足するようであれば新品のボンベに交換しなければならない。そう、ガスはボンベを交換しなければならないのだ。
ボンベを振って、明らかに残っているのがわかったとしても、調理の継続や、安定した灯火の輝きを得るためには交換しなければならない。そして、このときに残っているガスが非常にもったいない。
- 残っているガスは、別の時に使えばよい
その通りだが、おそらく中途半端に残ったボンベが沢山あるだろう。それらを、別の時に使うというのは、毎月使う位の頻度でなければなかなか難しい。たとえば、
- 火が消えるまで使って、消えたら交換。ガスだから、すぐ交換できる。
そのとおりだ。しかし、煮込み料理などで、調理中に火が消えたことに気付かず、
- 食べようと思ったらまだ冷たかった
なんてのは非常に気まずい。
ガソリンはガスのデメリットをカバーする。ガスのデメリットを補えるのがガソリンだ。
3.確認方法
確認するというよりも、一回燃料を抜いてしまうのが手っとり早い。空っぽにして、再度注入するのだ。そして、一日目に入れた量とほぼ同量を注入する。
こうすれば、調理中に火が消えたり、夜盛り上がっているときにランタンが消えたりすることはない。
全部抜くのが手間、というのであれば、確認方法はいろいろとあるだろう。
ソレガシがよくやっているのは、注入口のふたを開け、注入口が自分の方を向くようにしてタンクを横に持ち、静かに手前に傾けていく。
そのうちに、注入口にガソリンの液面が見えてくるので、見えた時の角度から残量を推測する。目安として、
- 45°なら、タンクの半分くらい入っている
- 60°なら、タンクの1/3くらい入っている
のような感じだ。夜と朝使用して45°くらいなら、もうワンクルー持つだろう。60°なら、補充する。
あくまでも目安だが、燃料の追加が必要かどうかがおおよそわかる。もっとも、わからないよりもいい、というレベルだが。
4.ガソリンは手間がかかる
ただし、ガソリンは、ガスに比べていろいろと手間がかかる。
- 点火前にある程度のポンピングが必要
- 点火にはマッチ、チャッカマンなどが必要
- 撤収時には残ガソリンを抜き取らなければならない
などだ。
しかし、これらの手間が実はガソリンの強みにもなる。
4-1.ポンピング
点火前に必ずポンピングが必要でかなり面倒だが、使用中に火力が弱くなったら、その面倒なポンピングで火力は復活する。
4-2抜き取り
撤収時にはガソリンの抜き取りが必要でかなり面倒だが、その面倒な抜き取りにより、今回ご紹介したような補充ができる。
面倒くささが逆に功を奏することもある。
まとめ.
アウトドアで使う燃料について、ガスとガソリンのどちらにするかお示しした。
いろいろな考え方はあるが、いついかなる時も安心して使えるという点でガソリンをお勧めする。
もちろん、初期投資は本当に大変だし、ポンピングなどひと手間が面倒だが、使う段になって後悔することは一切ない。
これからギアをそろえようとする方、買い替えを検討されている方。是非、参考にしていただきたい。