歯ブラシと歯間ブラシを使う順番

正しい歯ブラシと、歯間ブラシでのお手入れは、歯周病の予防に絶大な効果がある。しかし、使う順番を間違えると効果が半減することはご存じだろうか?。

ここではそんな、歯周病の予防を目的とした歯ブラシと歯間ブラシを使う順番についてご紹介する。


1.とれきれない歯垢を取る

本ブログでは、ブラッシングによる歯周病の予防方法についてご紹介している(歯周病を予防しよう)。

さらには、歯ブラシに加えて、歯間ブラシでのお手入れが有効であることをご紹介している(歯ブラシと歯間ブラシ~歯周病を予防しよう!!)。

歯ブラシと歯間ブラシでケアをすれば、歯周病予防はほぼ万全だ。

2.歯間ブラシだけでは無理

しかし、歯ブラシをせずに、歯間ブラシだけで手入れをしても効果は見込めない。
なぜなら、歯間ブラシは文字どおり歯と歯の間の汚れを除去するもので、歯と歯茎の間の、いわゆる歯周ポケットにたまった汚れは取り除けない。

だから、歯ブラシできちんと歯周ポケットにたまった汚れを除去しなければならない。あくまでもメインは歯ブラシだ。歯間ブラシは歯ブラシで除去しきれない汚れの除去だけだ。

3.歯ブラシの前に、歯間ブラシを

歯ブラシと歯間ブラシの順序は、まず歯間ブラシで、つぎに歯ブラシだ。この順番は間違えないようにしたい。

歯間ブラシを使うと、歯ブラシで取りきれなかった汚れがゴソッと出てくる。歯ブラシの前に、口をゆすいでそれらうちの大きいものを洗い流し、歯ブラシで歯と歯茎の間を含めて仕上げる

4.なぜこの順番か?

イメージ的には、

    1. 歯ブラシで大まかに落とす
    2. 歯間ブラシで、取りきれなかった汚れを取り除く

のほうが効率的だ。

だが、この順番では口をゆすいでも、出てきた歯垢がゆすぎきれずに歯の表面に残ったりするので不完全だ。この順番であれば、出来ればもう一度歯ブラシをした方がよい。しかし、手間だ。

であれば、歯間ブラシで汚れを出した後に歯ブラシをしたほうが効率的なのだ。

もちろん、

    1. 歯ブラシ
    2. 歯間ブラシ
    3. 歯ブラシ(仕上げ)

でもよい。より完璧だ。

5.ながら磨き

テレビを見ながら磨くことがよくある。見たいドラマも見られて、おまけに歯も磨けるので、一挙両得だが、実は磨けていない。もちろん人それぞれだが、ソレガシには無理だ。

目で見ているのは、テレビであって、歯ブラシがきちんとあたっているかどうなどわからない。きちんとあたっていなければ、どんなに時間をかけても歯ブラシの効果はゼロだ。

お忙しいかもしれないが、鏡を見ながら歯ブラシが歯と歯茎の間にきちんとあたっていることを確認しながら磨くのが一番だ。それでも、検診に行くと指摘されるが。

6.歯科検診

定期的に歯科を受診することを強くおすすめする。歯科の受付で

    • 検診

と申し出ればよい。正しいブラッシングを教えてくれるし、歯間ブラシの使い方も指導してくれる。

自分ではきちんとブラッシングが出来ている、と思っていても、じつは歯ブラシがきちんと当たっていなかった、ということは結構ある。そういうことも教えてもらえる。

ソレガシも検診に行くまでは、歯ブラシの時出血したり、腐敗臭がしたりしていた。しかし、検診できちんとした指導を受けてからは、出血も腐敗臭も無くなった。

7.まとめ 歯間ブラシと歯ブラシで歯周病の予防を!!

歯間ブラシと歯ブラシで歯周病の予防はできる。時間はかかるが、時間をかけただけの結果は得られる。

あなたも是非、歯間ブラシと歯ブラシで歯周病を予防し、いつまでもご自分の歯を大事にしていただきたい。