ウシマツです。
なまはげ、ということばについて書きました。
秋田の行事、なまはげ。
この「なまはげ」。
意味をご存じだろうか?
イメージとしては
生きているモノのナマ皮をはぐ
皮をはいでこらしめる
ナマで剥ぐ
という感じで、
生きたまま懲らしめる対象の何かを剥ぐ
というなんともむごたらしい、残忍なものではないだろうか?
というよりも、そう考えた方が、あの恐ろしさにマッチする、と言った方がいいかもしれない。
しかし、実は違う。
じつは、正式には「なまけものをはげます」ということなのだ。
怠けている人は、ナマケモノがとりついている。
そのナマケモノを追い払い、怠けていた人を励ます。
そういう役があるのだ。
ところがナマケモノ、ちょっとやそっとでは驚かない。
並大抵の脅し方ではビクともしない。
だから、ああいう鬼の形相になり、ものすごい迫力でとりついているナマケモノを脅かすのだ。
そして、とりついているナマケモノを追い出し、その被害者を励ます。
こういうストーリー。
肝心の被害者は子供だ。
そう考えると本当にありがたい行事なんだなと思う。
でも、やっぱり怖い
でも、なまはげが来た家の子供は、本当に怖がってる。
あの恐がり方もなかなかのものだ。
とりついているナマケモノをどこかに追っ払うまえに、本人がどこに行ってしまう。
大人でも怖いからね。
以上、ちょっとやばいウシマツでした。