足のかゆみというと、
- 水虫
がイメージされる。
足がかゆいのは、本当につらい。
ついつい市販薬でしのいだりするが、すぐに再発したりして、半ばあきらめたりする。
ここでは、そんな水虫の治し方をご紹介する。
1.水虫の治し方
結論から申し上げる。
皮膚科にかかることだ。
診察のたびに、皮膚の様子を顕微鏡で検鏡してくれるドクターがよい。
2.水虫
白鮮菌という菌による皮膚病だ。
とにかくかゆい。
市販薬などで対応されている方もいらっしゃるだろう。
きちんと治療しないと、何度でも再発する
再発するたびにひどくなっていく。
3.足がかゆい=水虫、ではない
足、特に、足の裏がかゆいと
- 水虫
というイメージがある。
しかし、これは必ずしも正しいとは言えない。
実は、水虫以外にもかゆくなるケースがある。
4.汗疱
「かんぽう」と読む。
皮膚が、汗をうまく出せない症状なのだ。
汗が出せないと、皮膚が膨れて水ぶくれになる。
水ぶくれの正体は汗なのだが、かゆいからと言ってかきむしってはいけない。
ばいきんなどが入ると、ややこしいことになる。
だから、なおさら皮膚科にかかることを強くお勧めする。
5.かゆくなくても、菌はいる
皮膚科で受診し、薬を処方してもらい、塗り始める。
治療を始めて、しばらくするとかゆみが止まり、皮膚の状態もそれなりに良くなってくる。
- 簡単に治るんだ
と思い、自分の判断で治療をやめる。
ものすごく危険だ。
間違いなく再発する。
何度でも再発する。
検鏡してくれるドクターが
この薬が無くなったらもういいでしょう
と言ってくれるまでやめてはいけない。
それくらい水虫はしつこい。
ソレガシは、何度か再発し、そのたびに二年くらいかかった。
6.治りが悪いとき
三回目に再発したとき、最初はアスタッドというクリームを塗っていた。
三ヶ月くらいのとき、ドクターが治りが悪いので、ペキロンというクリームにかえてくれた。
それから一年後に完治した。
7.市販薬
水虫治療用の市販薬がある。
市販薬で治療するのも一つの手だ。
しかし、完治はむずかしい。
自分の判断でやめてしまいがちだし、なにより、菌が本当にいなくなったかの判断ができない。
それに、ソレガシのケースのように、治りが悪いときの対処方法がわからない。
薬を変えればよいのだろうが、どの市販薬に変えればよいのか、かいもく見当がつかない。
仕事などでお忙しいだろうが、なんとか時間を作って、皮膚科にかかることを強くおすすめする。
8.総合病院よりも開業医
最初に再発した時は、総合病院の皮膚科にかかっていた。
二時間待って三分診療そのもので、さらに薬に一時間、会計にさらに一時間で、合計四時間。
二回目以降は、開業医にかかっている。
休み明けと土曜日は混んでいるが、それ以外の夕方は空いている。
処方される薬が、強いものが多いという評判のドクターだが、強い薬でつらい症状が治まれば、それだけ治りも速くなる。
それがしは、開業医、それも皮膚科の専門医をおすすめする。
9.ソレガシのケース
先にご紹介したように、ソレガシは三回再発し、計10年くらいかかった。
一度直って、しばらくするとまた再発する。
二回目の再発がひどかった。
ちいさな水泡ができて、とてもかゆかった。
しばらくすると消えるので、皮膚科に行くことはしなかった。
何度かこれを繰り返し、しばらく我慢していたら、足の裏に少し大きめの水泡ができた。
それでも我慢していたら、左足の土踏まずに、直径5cmくらいの、特大の水泡が出来た。
あわてて皮膚科を受診した。
かゆくても、絶対に掻かないのと、水泡をつぶさないことの二つの指示を受けた。
とにかく、言われたことを守り、薬を塗り続け二年くらいかかった。
その後、また再発し、一年半後に完治した。
それ以降、再発はしていない。
先日、足がかゆくて、水ぶくれができていたので、あわてて受信したら、汗疱だった。
ほっとした。
10.まとめ
かゆい水虫。
皮膚科にかかるのが、遠回りのようだが、確実だ。
それに、かゆくても水虫ではないこともある。
素人判断は非常に危険だ。
足がかゆいが、市販薬の効き目が今一つ、という方。
一度皮膚科を受診されることをお勧めする。
参考にしていただきたい。