春は、風邪の季節だ。
厳しい寒さが去り、暖かくなる。
暖かい日が続くが、冷える日がエアポケットのように入ってくる。
昼と夜の寒暖差も激しい。
ちょっと油断すると、たちまち風邪を引いてしまう。
深夜の冷え込みで、体調を崩す方もいらっしゃるだろう。
ここでは、春風邪の予防と対処方法についてご紹介する。
1.保温とうがい
風邪の予防と対処方法は、いつの季節でも変わらない。
保温とうがいだ。
2.保温
暑くすることはない。
寒さを感じないようにすればよい。
特に就寝時だ。
夜中に冷えてきたら、毛布や布団を足せるようにしておく。
ちょっとの手間で保温できる。
3.うがい
特に、うがいは
-
- ぬるま湯
で行う。
ぬるま湯といっても、洗面所のお湯で充分だ。
温かいお湯でうがいをし、のどを元気づける。
4.喉の機能回復
風邪のウィルスは、のどに棲みつく。
喉の機能が弱ると、ウィルスなどを除去しにくくなる。
ぬるま湯でうがいし、のどを温める。
喉の機能を回復させるのが狙いだ。
5.あかんべ体操
朝起きて、のどが痛かったり、乾燥していることがある。
睡眠時に、口で呼吸しているのだ。
そういう場合には、
-
- あかんべ体操
を行う。
あかんべをするように、舌をあごに向かって思い切り突き出す。
舌がちぎれそうになるくらい突き出す。
これにより、舌の筋肉を刺激する。
6.舌の機能回復
6-1.下がった舌を上げる
舌は本来、口を開けても喉を塞ぐような位置にある。
舌の筋肉が衰えると、舌が下がってくる。
口を開けると喉が丸見えになる。
空気が口を通るようになる。
乾燥の原因だ。
あかんべ体操で、舌を刺激してもとの位置の戻す。
舌にのどを塞いでもらう。
6-2.回数
30回を1セット。
朝、昼、晩に1セットずつ行う。
今日はじめたから明日は完璧、というシロモノではない。
続けていくと効果が確実に出る。
続けていくと、朝起きて喉が乾燥していないことに気がつく。
そのレベルだ。
6-3.口が開いても、鼻呼吸
就寝時は、あごの力が抜けるので、どうしても口が開く。
口が開くのは仕方がないが、のどが丸見えになるのはよくない。
喉が丸見えになれば、自然に口呼吸になってしまう。
舌が元の位置に戻れば、口が開いても鼻呼吸になる。
口呼吸と鼻呼吸では、雲泥以上の差がある。
7.まとめ
春風邪の予防と対処方法についてご紹介した。
春は昼と夜の寒暖差が激しい。
暖かくなったといって油断していると、つい風邪を引いてしまう。
「保温」と「ぬるま湯のうがい」に「あかんべ体操」を加える。
この三つで風邪を予防し、引いてしまったら乗り越えていただきたい。
春は風邪を引きやすくて、調子が今一つ、という方。
参考にしていただきたい。