jr東日本を走る一部の電車には、ドアの上にモニターがある。
そのモニターでは、トレインチャンネルという番組を放映(?)している。
その番組の中に、
- 大人の60秒講座
というシリーズものがある。
実はこのシリーズ、中央線と中央線以外の路線で内容が異なっている。
中央線以外の路線では、
- 日本全国の旅
という副題がついている。
副題のとおり、日本各地の特徴あるトピックを紹介してくれる。
今回は、そこで放映された、氷河についての回についてご紹介する。
1.日本の氷河
日本に、唯一氷河がある県がある。
どこか?
富山県だ。
立山連邦の、一年中雪が残っている、万年雪エリアの下に氷河があるとのこと。
2009年の調査で判明。
調査内容などは、こちらに詳しい(参考にさせていただきました。ありがとうございます)。
2.氷河
氷河の定義は、wiki(参考にさせていただきました。ありがとうございます)によると
氷河(ひょうが、英: glacier)は、山地では重力、平坦な大陸では氷の重さによる圧力によって塑性流動する、巨大な氷の塊である。
グリーンランドや、フィンランドなどの北欧地域が有名だ。
イメージとして、気温が一年を通して低く、雪が残っている地域限定
という感じだ。
3.なぜ立山か
ここで一つ疑問が生じる。
なぜ、北海道や東北にないのか?
こちら(参考にさせていただきました。ありがとうございます)を拝見すると、
立山連峰ならではの、世界的な豪雪と急峻な地形が要因と考えられている
とのことだ。
北海道や東北には、立山連峰に匹敵する場所がないのだろう。
4.立山
立山というと、春になると除雪が行われ、そそり立つ雪の壁の中を通る観光バスのポスターが有名だ。
あのポスターからわかるように、もともと恐ろしく雪が降る地域なのだが、それだけではない。
氷河が形成されるエリアは、いわゆる吹き溜まりになっていて、冬は吹きだまり効果と積雪により、20mの積雪になるという。
それだけの雪が降り、その独特な地形によって氷河が実現しているのだ。
まさに自然の、絶妙なバランスによる産物といえる。
5.南限が南下
こちらに詳しく書かれているが、この発見以前は、氷河存在の南限(南の端)は、カムチャッカ半島たっだとのこと。
それがこの発見で一気に3,000km(?ソレガシの目見当)くらい南下したことになる。
6.発見を支えた技術
この発見がなされたのは、2009年だ。
万年雪の存在は、それ以前からもわかっていた。
しかし、調査をする術がなかった。
それが、GPSやアイスレーダー等の技術の進歩などで可能になったのだ(こちらより引用)。
技術の進歩で、まだまだ分からない、知られていない発見があるのかと思うと、年甲斐もなくワクワクしてしまう。
7.まとめ
jr東日本を走る、一部の電車に設置されているトレインチャンネル。
今回は、中央線以外の路線で放映されている「大人の60秒講座」から、日本で唯一氷河のある県についてご紹介した。
氷河は、外国のモノというイメージがあり、あまり意識する機会はなかったが、今回この番組に出会うことで、いろいろなことが分った。
氷河?という方。
参考にしていただきたい。