暖かかった日の翌朝、急激に冷えて気温が下がると、霧がかかることがある。
盆地や、川がそばを流れている土地などでは、ひんぱんにかかることもある。
ここでは、霧についてご紹介する。
なお、ここで扱う霧とは、人工的に発生させたものではないことをお断りしておく。
1.霧
霧は、空気中の水分が冷やされてでてくる現象だ。
暖かだった日の翌朝、冷え込んで急に気温が下がると出る。
空気中の水分が冷えて出てくるのだ。
同じような現象に、滝の近くなどの水しぶきがある。
どちらも、細かな水滴だ。
2.マイナスイオン
滝の近くでは、水しぶきのおかげでマイナスイオンが充満していると言われる。
滝の近くで深呼吸をすると、マイナスイオンを沢山取り入れることができてよい、といわれる。
マイナスイオンの効果がどれほどかはよくわからないが、滝の近くで深呼吸すると、確かにすっきりとし、気分転換になる。
では、同じような感じの、霧はどうだろうか。
霧も細かな水滴なので、マイナスイオンを取り入れることが出来るはずだ。
3.ほこり臭い
霧が立ちこめる中で、深呼吸をする。
この時、必ず鼻から吸っていただきたい。
すると鼻の奥で、ほこり臭さを感じる。
霧に含まれるほこりが、「鼻」というフィルターに捕捉されたからだ。
そう、霧には、ほこりなどの粒子が入っている。
というか、空気中を漂うほこりなどの細かい粒子に水分がくっついて出来たものが霧なのだ。
だから、霧の中で深呼吸をすると、ほこりなどの粒子を吸い込むことになり、ほこり臭さを感じる。
4.ほこり
ほこりには、いろいろなものが付着している。
もちろん、細菌やウィルスもくっついている。
あまり神経質になる必要もないが、ほこりは吸い込まないほうがよい。
だから基本、霧の中では深呼吸しないほうがよい。
深く吸い込む必要があるなら、先に述べたように鼻から吸う。
鼻から吸い込めば、「鼻」というフィルターにほこりなどが捕捉される。
口から吸いこむと、ほこり臭さを感じなくて済むが、ほこりそのものも体内に取り入れてしまう。
仮に、霧の水滴にマイナスイオンが充満していても、ほこり臭いのであれば、少なくとも気分転換にはならないだろう。
5.まとめ
霧は、ほこりの周りに水が付着してできた水滴だ。
ほこりが入っているので、深く吸い込まないほうがよい。
どうしても深く吸い込まなければならないのであれば、鼻から吸う。
霧に限らず、ほこりは体にいいものではない。
霧は体にとってよいのか、とお考えの方。
参考にしていただきたい。