あなたは、シュラスコをご存じだろうか?串に刺してあぶり焼きにされた肉の食べ放題だ。
いまでは、いろいろな食べ放題のお店があるが、シュラスコは少し勝手が違うと言ってもよいだろう。
ここでは、シュラスコ食べ放題の楽しみ方をご紹介する。
1.シュラスコ
南米の調理スタイルで、肉を串刺しにしてあぶり焼きにしたものだ。店員さんがその肉を持ってテーブルを廻り、好みに応じて削ぎ切りしてくれる。
ほとんどのお店は、肉、サラダバー、カレーなどが、アルコール類や、一部のソフトドリンクをのぞいて食べ放題だ。
2.肉がくるまで
入店し、着席してから肉が廻ってくるまで、インターバルがかなりある。そのため、空腹にさいなまされている我々は、準備オッケーなサラダバーや、カレーに目がいきがちだ。
しかし、ここで生野菜を食べてはならない。その理由はこうだ。
- 野菜の水分で体が冷やされ、内臓の働きが鈍り、肉が入らなくなる
食べ放題の店で内臓の働きが鈍るなどというのは、食べる前から
- 損しにきました
と、堂々と胸を張って宣言しているようなものだ。どんなに空腹でも、生野菜に手を出してはならない。
また、カレーやパスタなどにも当然手を出してはならない。なぜなら、のっけからご飯や麺類をおなかに入れると満腹が早くきてしまい、メインが入らなくなる。
もちろん、満腹が目的なら全く構わないが、肉で満腹をターゲットにするならば、サイドはあくまでもサイドだ。食べ放題では、往々にしてメインとサイドの位置が逆転するが、くれぐれも注意したい。
2-1.白湯で準備
ではどうするか?
白湯だ。お湯を飲む。内臓を温めて働きをよくし準備を整えるのだ。お湯はただの水なので、消化する必要があるものはない。なので胃腸に負担がかからない。
白湯は、ドリンクバーの紅茶などのコーナーに必ずある。それなりの温度で胃にもやさしい。
ちなみに、冷水は飲まない。冷水は体を冷やす。特に内臓をダイレクトに冷やす。すなわち、内臓の代謝を鈍らす。これは消化能力を抑えることと同じだ。くれぐれも注意したい。
2-2.温野菜
温野菜があれば、温野菜を選ぶ。ただし、それが温かい場合だけだ。温かくなければ温度的に生野菜と同じなので手を出してはいけない。
4.肉を食べる
4-1.よくかむ
よくかんで、咀嚼すること。肉をかまずに飲み込む行為は、キックオフとともにオウンゴールを連発するに等しい。
なぜなら、肉の塊は胃に入ると約九時簡、そこにとどまる。たとえば正午過ぎに胃に入った肉の塊は、夜の九時を過ぎないと胃からでていかない。
胃にとどまっている時間を短くするのであれば、ひたすら噛むことだ。日頃からよく噛んで食べる習慣を身につけておけば簡単だ。
まぁこれは、シュラスコに限ったことではないが。
4-2.シュラスコを楽しめ!!
焼き肉の食べ放題とは全然違う。もっとも、肉の種類が少ないのですぐに飽きる恐れもあるが、脂ののった肩肉や、ランプは本当においしい。
とりあえず一通り堪能してから、気に入ったものを数回お願いすればよい。
4-3.ソース
ソースをつけて食べるのを勧められるが、そのままでもぜんぜんおいしい。かろうじて塩をつけるくらいだ。それだけシュラスコの肉はジューシーでおいしい。
5.朝食など
食べ放題共通の鉄則だが、空腹では絶対に行ってはならない。かならず事前に何か食べておく。
ランチにシュラスコであれば、普通に朝食をとる。シュラスコが夕飯であれば、朝、昼は軽くでよいので食べておく。
6.まとめ
シュラスコは、いろいろな肉を堪能できるので、肉好きにはたまらないスタイルだ。なにより、自分で焼く手間がないのがよい。
シュラスコを楽しむコツは、肉メインを忘れないことだ。肉以外のサイドは、あくまでもサイドとして食べる。ともすると、食べ放題は往々にしてサイドとメインが逆転するが、これをやってはいけない。
あなたも是非、シュラスコを堪能していただきたい。