ダイエットに季節を取り入れて効率120%アップ!!

ダイエットと食生活は密接な関係にあることは言うまでもないだろう。食べるもの如何でダイエットの進み方が変わってくる。

ダイエットと食生活の関係は、とかくカロリーの高い、低いがクローズアップされることが多い。確かにカロリーの高いものを食べてオーバーカロリーになるよりも、ローカロリーなものを食べる方がダイエットには有効だ。

しかし、カロリーの高低と同じくらい重要なものがもう一つある。それは代謝だ。ダイエットでは、代謝をいかに確保できるかが非常に重要だ。そして、カロリーの高低にのみ着目していると、代謝の確保がおろそかになることもある。

代謝をきちんと確保するためには、体に余計な負担をかけないことが重要だ。これは食事にもあてはまり、体に余計な負担をかけずに必要な栄養をとらなければならない。

その方法の一つとして、季節の旬のものを利用する方法がある。季節の旬のものを利用すれば、体に余計な負担をかけずにすむ。

ここではビタミンCを例に取り、ダイエットに生かせる旬のものの使い方をご紹介する。


1.栄養素と食材、季節

それぞれの季節には、旬の食材、というものがある。

旬の食材は、その時期にとれるものなので、おいしく、季節を感じることができる。

しかしそれ以上に、旬の時期に旬の食材をとることで、その時期にもっとも適した方法で必要な栄養とることができるという、非常にすぐれた機能をもっている。

そのため、旬の食材のもつ栄養成分と調理方法を知っておくと、非常に合理的に必要な栄養を理想的な形でとることができ、それは省エネ、省コストにもつながる。

いちいちそんなことを気にしていると面倒くさくて仕方がない、と思ってしまうが、知っていると知っていないとで楽しさや効率が違ってくる。

2.疲労回復にはビタミンC

疲労回復や、抗ストレスに欠かせないのがビタミンCだ。ビタミンCというと真っ先に浮かぶのがレモンだ。その次にはトマトなどだろう。それに、これらは一年中手にはいるので、利用しやすい。

しかし、実は季節ごとにビタミンCの補給源が用意されている。そしてそれは、旬の食材により供給される。

2-1.トマトは暑い時期の補給源

先に挙げたトマトは、夏が旬だ。夏野菜と言われる。トマトは、その水分とともに、体を冷やしながらビタミンCを補給することができる。夏以外の季節にトマトを食べると、確かにビタミンCは補給されるが、同時に体も冷やされてしまうのだ。

2-2.秋以降は、加熱してビタミンCを補給する

であれば、たとえば秋はなにからビタミンCをとればよいのか?それは「芋類」だ。ジャガイモ、サツマイモに含まれる。これらに含まれるビタミンCは、デンプンによって酸素から守られているので、熱を加えても分解されにくいという特徴を持っている。

また、芋類は生食にはむかず、加熱しなければならないが、でんぷんのおかげで加熱し、温かくしてビタミンCを補給できる。

しかし、芋類はデンプンの固まりでもある。ビタミンCを熱から守ってくれるデンプンは、ありがたい存在だが、ダイエットをしている方には迷惑な存在だ。

2-3.体が冷えなければ代謝も確保される

ただ、デンプンは糖質だが同時にエネルギー源だ。あなたは冬に備えて、エネルギーを蓄えなければならない。芋類を食べることで、冬に必要なビタミンCをとりながら、エネルギーも蓄えられる。

すでに抱えている使い切れないエネルギー(蓄積されている脂肪)を差し置いて、さらにエネルギーを取り入れるのは矛盾するように思える。

しかし、カロリーを気にするあまり、体を冷やして代謝を滞らせては、消費されるものも消費されなくなってしまう。

なにより、代謝が低下するとせっかく取り入れたビタミンCもきちんと吸収されない。体を冷やしながら低カロリーにするよりも、体を内側から温める方に重きを置いたほうが効果が高い。

芋類の他には、ブロッコリーからもとれる。グラムあたりでは、レモンよりも多い。水分が少ないので、必要以上に体が冷やされることもない。

2-4.手間をかけてでも体を冷やさないほうが良い

ただ、芋類やブロッコリーは、先に書いたように加熱が必要なので、調理に手間がかかる。そのことことを嫌って、これらを利用せず、生で食べられるトマトからビタミンCをとることは十分に考えられる。

しかしトマトを生で食べると、その水分により体を冷やしてしまう。体が冷えると代謝が落ちるため、かえってダイエット効果が得られなくなるし、免疫力も落ちるため、風邪を引きやすくなる。

なので、調理の手間が面倒くさいが、むしろ芋類は積極的にとるべきだ。確かにデンプンは気になるが、その豊富な繊維質により余分なコレステロールが排泄されるし、整腸効果もある。

さらに、ゴボウなどを組み合わせればカリウムにより塩分調節もできる。

また、でんぷんや糖質、カロリーが気になるのであれば、ご飯をへらすなどのちょっとした工夫でコントロールはできる。

2-5.体に負担をかけない方法で効率を高める

我々は食材よりも、栄養素がなにからとれるか、を気にする傾向がある。

栄養素ばかりに目がいき、その時期の旬ではないものからその栄養素をとろうとすると、体に負担がかかり、ダイエットの効率が下がる。

もちろん、必要だからといって芋類ばかり食べていると、食事がつまらなくなってくる。それでは本末転倒なので、これらに固執することはない。

これらをメインにして、飽きたら別の食材で代用すればよい。もちろん、秋以降もトマトも食べればよい。その際には、体を温めるものと組み合わせる。

体が温まっているのと、冷えているのではダイエットの効果も違ってくる。温まっている方が同じダイエットで得られる効果は高い。

3.そのほかの効果

旬のものは、芋類に含まれているビタミンCのように、その季節に適した方法で調理しても、含まれている栄養素の損失が少ない。

そうでなければ、その季節の人間にとって負担となるからだ。人間にとって負担となるものが現在にまで引き継がれることは非常に少ない。

たとえば、酵素がある。酵素は、ある温度以上になるとその機能を失う性質がある(失活という)。

そのため、ターゲットとなる酵素を含む食材を食べるときには、季節を問わず、できるだけ加熱せずに生で食べることが推奨されるケースが多い。

夏のように気温の高い季節であればよいが、気温が下がる時期や、気温の低い季節に加熱を避けるために生で食べると、体に負担を掛けてしまうこともある。

この酵素の例のように、取り込む必要のある栄養素は、やはり旬のものから取り入れるのが体にとっては最も合理的だ。

4.まとめ

ダイエットは、代謝の促進がキーワードだ。代謝は、体が冷えているよりも、温まっている方が進みやすい。

そのため、食事のときも体を冷やさないよう、体を温めるような食べ方をした方が有利だ。そのためには、旬のものを積極的に利用するのがよい。

今回取り上げたビタミンCは、温かいものからはとれない、とりにくいというイメージがある。

しかし、旬のものを、その食材に適した方法で調理すれば、体に負担を与えずに必要な栄養をきちんととることができる。なぜならば、それが旬のものの持つ機能だからだ。

あなたも是非、旬のものを活用し、体に負担をかけずに確実にダイエットを進めていただきたい。

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