風邪が大流行している。風邪の予防、治療にはうがい、手洗いが欠かせない。とくに、うがいはのどのケアにとって重要だ。あなたはうがいをどのようにされているだろうか?
ソレガシは洗面所の蛇口をひねって出てくる温水で行っている。のどのケアとはいえ、たかがうがいに少々贅沢な気もしないではないが、おかげでのどの調子はよい。
ここではそんな、温水を使ったうがいをお勧めする理由をご紹介する。
1.のどのケアに、なぜ温水でうがいか
蛇口をひねって出てくる温水でうがいをする。それだけだ。もしくは、ポットのお湯をコップにいれ、水でうめてぬるくしても良い。「あぁ、温かい」と感じれば方法はなんでもよい。
しかし、たかがうがいに、なぜ温水か?それは
- のどに優しい
からだ。
2.寒い季節は温かいほうが気持ちがよい
寒い季節は温かいほうが気持ちいいし、やさしい。
- 手を洗うとき
- 寝るとき
- 食事
など、温かいモノを求める。とくに、食事は温かいモノの方が温まるし、体の機能も維持できる。しかし、うがいはなぜか
- 水
がふつうだ。のどは、重要な役割を果たす部分、場所であるにもかかわらず、だ。
3.繊毛運動
喉の機能は、空気と一緒に入ってきたほこりやウィルスをとらえて、気管支や肺に入らないようにする。このとき重要な役目をになうのが繊毛(せんもう)だ。
繊毛がのどに引っかかったほこりやウィルスを外へ排除してくれる(繊毛運動)。そしてこの、のどの繊毛運動は、のどが冷えているよりも温まっている方が盛んになる。温まっている方が繊毛の動きが盛んになり、のどに引っかかったものが出しやすくなる。
4.のどのうるおい
さらに、のどは乾燥しやすい。そのため、のど飴やトローチなどで乾燥を防いでいる方もいらっしゃるだろう。もしくは、マスクなどで乾燥しないように工夫されている方もらっしゃるだろう。
じつは、温水うがいはのどの感想を防ぐのにも機能する。すなわち、のどにうるおいを与えることができる。
マスクをすると温かい。しかし、うがいの時に水を使っては、せっかく温まったのどがその冷たさに驚いて緊張し、一時的な機能停止を起こしてしまう。
外出から帰ってマスクを取り、冷たい水でうがいすると、冷たい水がのどに気持ちいい。しかし、のどにとってはびっくり仰天だ。
それまで温かかったのに、急に冷水だ。びっくりしないわけがない。
うるおいも同じだ。温かいほうがうるおいが保たれる。
5.手洗いとうがい
あなたは寒い屋外から帰ってきて、手洗い、うがいをされるだろう。手洗いは温水でするという方は多いと思う。
寒いところから帰ってきて、冷たい水で手を洗うのは、洗っている最中にかじかんで来たり、痛くなったりしてどうもよくない。
やはり温水のほうが気持ちが良い。気持ちがいいし、次の用事にすぐ取り掛かれる。
のどもこれと同じだ。冷たい水よりも、温かい温水のほうが気持ちがよい。それだけだ。
しかし、これまで述べたように、実は気持ちがよい以上の効果がそこにはある。
6.うがい方法
水で行ううがいと同じだ。ちなみにソレガシの方法をお示ししておくと
- 口に温水を含み、ガラガラせず口の中をよく洗って出す。
- 口に温水を含み、上を向いて「お」の発音をする口にし、のどの奥まで広げる感じでガラガラを行う。四秒くらい。これを繰り返す。
- 繰り返していると鼻に温水が逆流してくることがあるが気にしない。
- 2.を四回~五回繰り返しておしまい。
外出から帰宅したときはもちろん、朝起き抜けに温水うがいをすると睡眠中に乾燥したのどもすぐに潤う。
7.まとめ
寒い季節には、温かいものが心地よい。それはのども同じだ。ただそれだけの理由でのどのケアには、温水うがいをお勧めする。
のどが心地よいかどうかは、具体的にはわからない。しかし、温かいほうがのどの機能にとって有効であることは間違いない。
それは食事のとき、冷たいものよりも温かいものを取り入れたほうが、内臓を温めてくれて代謝が低下しないことと同じだ。
うがいをしても、その効果が実感できない方、風邪を引きやすい方、風邪が治りにくい方、ぜひ温水うがいを行っていただきたい。結果は必ず出る。お約束する。