VPNは、インターネットをセキュアに利用するための方法の一つだ。
先頃、ブラウザの一つであるOPERAにVPNが実装された。
ここでは、OPERAでのVPNについてご紹介する。
1.OPERAでVPN
OPERAというブラウザがある。
新しくリリースされたバージョンから、VPNが標準で搭載された。
2.VPN
VPNは、バーチャル(Virtual)プライベート(Private)ネットワーク(Network)の略で、
- 仮想的プライベートネットワーク
を意味する。
インターネット上に、プライベートなネットワークを仮想的に作り、そのネットワーク上で情報のやりとりを行う。
仮想的とはいえ、プライベートなネットワークなので、第三者にのぞかれることはない。
インターネットをセキュアに利用することができる。
3.設定
最新(2017 01 17)のOPERAをインストールする(42.0.2393.94)。
インストール後、OPERAを立ち上げ、ブラウザの左上にあるメニューをクリックし
- プライバシーとセキュリティ
を選択。
この中の
- VPNを有効にする
にチェックを入れる。
これだけだ。
これ以外に、面倒な設定は一切必要ない。
4.効果
診断くん(taruo.net)で有効にする前後を比較してみる。
表示されるIPアドレスが変わっていることが確認できる。
5.vpngate
さらに、OPERAからVPNGATEのサイト(vpngate.net)を開くと、地域が日本以外の国(ソレガシのケースではオランダ)になっている。
明らかにVPNが機能していることがわかる。
6.体感速度
実は、速度低下について、先のVPN設定に
- VPN は世界中にある複数のサーバーを通してサイトに接続するため、接続速度に影響を及ぼす可能性があります
と注意書きがある。
実際に使ってみるとそのとおりで、体感速度は明らかに落ちる。
原因は注意書きのとおりだ。
速度は落ちるが、セキュアな接続には変えられない。
7.フリーwifi
フリーwifiなどの利用の際には、セキュアな接続をする事ができる。
より安全に公衆無線lanを利用することができるわけだ。
8.OPERAのみの効果
ただし、OPERA以外のブラウザも同時に使う場合には注意が必要だ。
たとえば、FIREFOXやchromeでブラウジングする場合には、OPERAのVPNからははずれてしまう。
これは別のブラウザ、たとえばFIREFOXから診断くんを見ることで確認できる。
OPERAからのIPアドレスと異なっていることが確認できる。
ブラウザごとに使用するポートが異なるので仕方のないことだ。
異なるブラウザを複数立ち上げて使う場合には、ご注意いただきたい。
9.まとめ
OPERAでVPNについてご紹介した。
面倒な設定も必要が無いため、簡単にVPNを利用することができる。
手軽にVPNを利用したい、という方。
参考にしていただきたい