低体温はよくない、といわれる。
その理由は、
- 代謝が落ちる
からだ。
では、なぜ代謝が落ちるのか。
そして、低体温は改善方法はないのか。
ここでは、低体温がよくない理由と、その改善方法をご紹介する。
1.低体温
平均的なヒトの平熱は、35.5~36.5℃だ。
これよりも低く、さらに35℃を下回ると
- 低体温
と分類されるようになる。
2.なぜ悪い?
低体温は好ましくない、といわれる。
なぜか?
代謝が落ちるからだ。
なぜか?
ややこしい話になるが、人の体は、いろいろな化学反応で構成されている。
このいろいろな化学反応は、36℃前後でスムーズに進むようになっている。
なぜ36℃なのかは、
- 進化の過程でそうなった
ということしかソレガシにはわからない。
いずれにしろ、これらの反応がもっとも効率よく進むのが、36℃前後なのだ。
そして体は、この36℃を維持するようにすべての機能を制御する。
3.代謝の目的
代謝は、心臓を動かしたり、脂肪を燃やしたり、筋肉を動かしたりという、主に筋肉を動かすエネルギーを作る。
しかし、代謝の目的はこれだけではない。
熱の産生だ。
熱を作り出し、36℃の体温が下がらないようにコントロールする。
もちろん、36℃を大きく上回ってはいけない。
一般に、平時で37℃を上回る場合には、
- 発熱
となる。
激しい運動などをした時にも37℃を超えることがあるが、それは、筋肉などを激しく動かしたために、筋肉などから熱が発生したためだ。
これは明らかに、平時ではない。
反対に、なにもしていないのに37℃を上回るのは、体に何らかの異常が発生し、体温を上げなければならなくなったのだ。
この体の異常とは、
- 異物の進入
- 体内での炎症
などがあげられる。
4.36℃前後
いずれにしろ、平時は36℃前後に保たれなければならない。
体のなかで行われているいろいろな化学反応は、温度の高い低いによって速さが決まる
温度が高い方が速く、低くなると遅くなる。
先にも書いたが、体の中の化学反応は、36℃前後でもっとも効率よく進む。
その体温が35℃を下回ると、体の各システムで行われる反応がスムーズに進行しなくなる。
代謝の低下だ。
5.低体温は、代謝が低下する
体で行われる反応が一つであれば、それほど問題はないかもしれない。
しかし実際には、いろいろな反応が組み合わさっている
一つの反応が遅くなると、その影響は次の反応に及ぶ。
それらが積み重なることにより、代謝反応全体が遅くなってしまう。
6.体温が低い状態が続くと、熱の産生が滞る
体温が低い状態が続くと、反応全体が遅くなる
それにより、熱の産生も滞るようになる。
つまり、体温が低くて反応が鈍くなる。
そして反応が鈍いので、熱を十分に作れなくなる。
完全に悪循環だ
その人の体温に応じて、反応に適した温度が決まればよいのだが、36℃前後は人類共通なのだ
7.低体温を改善する
低体温の改善は難しい
いろいろな方法があるが、どれもすぐに効果が出るものではない
すくなくとも一年は続けないと目に見える効果はでない
8.低体温の改善方法
外的な方法と内的な方法がある。
8-1.外的な方法
ソレガシがおすすめしたいのは
の二つだ
どちらも効果が高い。
8-2.内的な方法
自分で体を刺激する。
主に、体幹を鍛える
姿勢を良くするのは大事だ。
よく言われる。
よく言われるが、すぐ忘れる。。
時間を決めて体幹を刺激した方が手っとり早い。。
体幹が鍛えられれば、姿勢も自然に良くなる。
先にも書いたが、これを一年くらい続ける。
長丁場な話だが、続けていただければ、低体温は必ず直すことができる。
9.体幹を鍛える方法
体幹を鍛える方法として、体幹トレーニングを行う。
そして、数ある体幹トレーニングのうち、特にお勧めしたいのが
だ。
ひたすらつまらなく、ひたすらつらいエクササイズだが、効果は高い。
10.まとめ
低体温は代謝が落ちる。
原因は、低い体温による体の中の化学変化の滞りだ。
しかし、低体温は改善することができる。
ご紹介した方法をお続けいただければ、時間はかかるが確実に改善に向かう。
日頃から体温が低いのが気になる、という方。
参考にしていただきたい。