本ブログでは、ソレガシの間抜けな低体温症体験をご紹介している(「低体温症は街中でも起きる!! 」「低体温症、処置が間違っていた・・・」)。
ここでは、その後の経過についてご報告する。
1.体力の低下
低体温症は、あなたの体力を激しく消耗させる。ソレガシの場合、考えていた以上に体力が低下した。当然だ。なぜなら、低体温症は単に
- 寒すぎて調子がわるい
というものではなく避けなければならない疾病、つまり病気だからだ。それも、非常に深刻な「病気」だ。
2.やる気が起きない
まぁ、ソレガシは基本的にやる気のない人間なのだが、それに輪をかけてやる気が起きない。
- 活力を感じない
という表現がびったりだった。特に発症した翌日は、お茶を飲んだり、食事をしたりする気も起きなかった。
3.風邪を引く
寒いところにいたのだから当たり前のような感じがするが、風邪の引き方がなんとなく中途半端な感じだ。
微熱が続き、なんとなくすっきりしない。その状態が何日も続く。
4.激しい運動を行うと、寝汗がひどい
インターバルトレーニングなど、少し強めの運動を行った日の夜、毛布や布団が濡れるくらいの寝汗をかいた。
これは、体力の低下というよりも、自律神経の失調なのだろう。もちろん、低体温症になる前はこのようなことはなかった。
だから、低体温症による体力の低下と、それに伴う自律神経の失調と考えたほうが良さそうだ。低体温症は、自律神経にも影響を及ぼす。
ちなみに、トレーニングなどを行わなければ寝汗はほとんどかかない。
5.回復に時間がかかる
体温の低下がもたらす体力の低下は、スポーツなどによる疲れ、体力の低下とは根本的に違う。さきにも書いたが、低体温症は非常に深刻な病気だ。
風邪を始めとして、病気にかかると体力が落ちるのに似ている。似ているが、症状は風邪などに比べれば非常に深刻だ。何せ体の機能が低下してしまうのだから。
だから、風邪などに比べて回復に時間がかかるのは当然のことなのだ。
6.そのほか
6-1.眠気が襲う
これは、発症した当日の話で、その後の経過ではないがここに書かせていただく。
低体温症は、体の機能が低下する。これは予想以上に恐ろしい。そしてそのなかで最たるものは眠気だ。体の機能が低下するので、それとともに体が休息体制、省エネモードに入るのだろう。眠気が襲ってくる。
しかし、ここで眠ってはいけない。眠るのであれば、温かく保温して眠らないとそのまま体の機能が停止してしまい、最悪、死に至る。冬山の遭難と同じメカニズムだ。本当に恐ろしい。
6-2.喫煙
ソレガシは禁煙して十年以上たつが、以前は寒いと
- 体を温めよう
とかなんとか言ってスパスパやっていた。
タバコは火をつけるが、その火で温められるなどという短絡イメージで吸っていたのだが、低体温の時はタバコは吸ってはならない。
なぜなら、ニコチンは抹消の血管を収縮させるので、血行が悪くなる。
タバコを吸うと、鳥肌が立つ方がいらっしゃると思うが、あの鳥肌は皮膚の血管が収縮した結果だ。皮膚の血管が収縮すると血流が低下し、その結果として体温が低下する。
だから低体温の時にタバコを吸うと、体温のさらなる低下を招く。すなわち、体の機能のさらなる低下を引き起こしてしまう、というわけだ。
7.まとめ
低体温症は恐ろしい。特に、体温が低下することでもたらされる体力の低下は、予想以上のダメージであり、回復に時間がかかる。
といっても、
- 薄着は良くない
ということではない。ただ、薄着をする場合には、くれぐれも体を動かせるときにしたほうがよい。
たとえば屋外で
- 誰かと待ち合わせ
- 行列に並ぶ
などというときには、動こうと思っても動けないものだ。このようなときには、しっかりと着込んで保温したほうがよい。というか、あたりまえなのだが。
非常に間抜けなレポートで恥ずかしいが、何かの参考にしていただきたい。